自分である連続性。記憶の不思議。
「さっきの私」と「今の私」は同じだという意識は、記憶が示唆する。
「あの時の私」と「今の私」は違うの。
と言ったところで、それは、比較対象の両者を認識できるから。
ある、記憶喪失の若い男性のドキュメンタリーを見たことがある。
20歳前後だったろうか。
彼には、目覚めた病院に駆けつけて、
心配そうに覗き込む年配の男女が誰かわからない。
両親だと言う。
初めて会うのに。
見慣れた光景など一つも無い。
鏡を見ても、初対面の若い男性に遭遇する。
取り戻されない記憶。
一つ一つ、毎日毎日、新しいことばかり。
彼の目の前に出された白いもの。
お母さんだと教わった女性に声を掛ける。
「お母さん、この、白くてきらきらした、きれいなものはなんですか」
「ご飯よ。食べていいのよ」
「これは、食べられるんですか。
こんなにきれいなものが、食べられるんですか」
彼は、その美しいものを口に運んでみる。
「美味しい。こんなにきれいで、美味しいんですね」
日々、新たな感動。確かめながら、味わいながら、生きる。
退院した彼は、寺に修行に入った。
記憶は取り戻せない。
しかし、時間は待ってはくれない。
今を生き始める。
その後の彼のことはわからない。
今、どうしているんだろう。
今年、姪が育てたバケツ稲が育った。
稻の実である米が、私の活動力になる米が、
こんな風に花咲き、こんな風に並んで実ってゆくとは知らなかった。
今週末は、藤枝で有機栽培をする田んぼで、稲刈りがある。
安東米店が取りくんでいる有機栽培米生産プロジェクト「松下×安米プロジェクト」の稲刈り体験会を来る9月11日(土)に開催致します。(※雨天の場合は翌12日に順延)
田植え体験会にご参加された方はもちろん松下さんの有機農業に興味のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。当日は鎌による刈り取りと天日乾燥するためのはざ掛け作業の体験を予定しています。
日中は日照があり気温も高くても夜間気温が25℃以下の理想的な天候が続いているため良い品質のお米ができることが期待されています。稲刈りの頃には黄金色に実ることと思います。乞うご期待!
【日時】
9月11日(土)9:00~12:00(雨天中止)
※雨天中止の場合は翌日9月12日(日)に順延します。
【場所】
静岡県藤枝市青南町 松下さんの田圃に現地集合。
※交通手段をお持ちでない方はご相談ください。
【参加申し込み】
9月10日(金)までに代表者の氏名、住所、電話番号、参加人数をEメール、電話、ファックス、店頭など、いづれかの方法でお申し込みください。
【参加費】無料 詳細は安米プロジェクト
*これは姪のバケツ稲。
「さっきの私」と「今の私」は同じだという意識は、記憶が示唆する。
「あの時の私」と「今の私」は違うの。
と言ったところで、それは、比較対象の両者を認識できるから。
ある、記憶喪失の若い男性のドキュメンタリーを見たことがある。
20歳前後だったろうか。
彼には、目覚めた病院に駆けつけて、
心配そうに覗き込む年配の男女が誰かわからない。
両親だと言う。
初めて会うのに。
見慣れた光景など一つも無い。
鏡を見ても、初対面の若い男性に遭遇する。
取り戻されない記憶。
一つ一つ、毎日毎日、新しいことばかり。
彼の目の前に出された白いもの。
お母さんだと教わった女性に声を掛ける。
「お母さん、この、白くてきらきらした、きれいなものはなんですか」
「ご飯よ。食べていいのよ」
「これは、食べられるんですか。
こんなにきれいなものが、食べられるんですか」
彼は、その美しいものを口に運んでみる。
「美味しい。こんなにきれいで、美味しいんですね」
日々、新たな感動。確かめながら、味わいながら、生きる。
退院した彼は、寺に修行に入った。
記憶は取り戻せない。
しかし、時間は待ってはくれない。
今を生き始める。
その後の彼のことはわからない。
今、どうしているんだろう。
今年、姪が育てたバケツ稲が育った。
稻の実である米が、私の活動力になる米が、
こんな風に花咲き、こんな風に並んで実ってゆくとは知らなかった。
今週末は、藤枝で有機栽培をする田んぼで、稲刈りがある。
安東米店が取りくんでいる有機栽培米生産プロジェクト「松下×安米プロジェクト」の稲刈り体験会を来る9月11日(土)に開催致します。(※雨天の場合は翌12日に順延)
田植え体験会にご参加された方はもちろん松下さんの有機農業に興味のある方は、ぜひこの機会にご参加ください。当日は鎌による刈り取りと天日乾燥するためのはざ掛け作業の体験を予定しています。
日中は日照があり気温も高くても夜間気温が25℃以下の理想的な天候が続いているため良い品質のお米ができることが期待されています。稲刈りの頃には黄金色に実ることと思います。乞うご期待!
【日時】
9月11日(土)9:00~12:00(雨天中止)
※雨天中止の場合は翌日9月12日(日)に順延します。
【場所】
静岡県藤枝市青南町 松下さんの田圃に現地集合。
※交通手段をお持ちでない方はご相談ください。
【参加申し込み】
9月10日(金)までに代表者の氏名、住所、電話番号、参加人数をEメール、電話、ファックス、店頭など、いづれかの方法でお申し込みください。
【参加費】無料 詳細は安米プロジェクト
*これは姪のバケツ稲。
刈って皆でわけた稲は、神棚に飾ったんだけど、食べたかどうかは覚えてない・・・。米の花はかわいいですよね
キラ~~ンがついてるもんっ!
ハヤトさん、ねえ。稲って思うとそれで通り過ぎちゃうけど、知らないものと出会うように見てみたら、随分魅力的な植物でした。なんか、今年はお米とちゃんと仲良しに慣れそう。(小さい時は、ご飯粒数えて食べるな、と怒られるほど、一粒ずつ拾って食べる、食事嫌いだったの)
とれたてのコシヒカリはきらきら光っていて、本当にご飯だけでばくばくたべれますね^^
タイから帰ってきた時や新米が切れて市販のお米でご飯たべた時にありがたさが実感できました。
台風で吹き飛びそうな時でも稲刈りしている伯父と全国の農家の方々に感謝しますですm(__)m
記憶喪失っていう症状の壮絶さを目の当たりにしました。
その方は何も分からない状態で、言葉はもちろん排泄方法、ものの食べ方、全てを最初からお母さんが教えていました。
自分の認識度に愕然とさせられたのを覚えております。
稲刈りの前の台風はちょっと恨めしいですね。
おいしいお米が取れますようお祈りしています!
静岡市には、登呂遺跡があって、隣接する田んぼに赤米、黒米や紫米といった古代米も育てています。背が高くって、葦みたいなんですよ。これを使って、復元の竪穴式住居を葺きます。稲との付き合いは長いですね。