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泉菜のガディウスライフ

より人間的な新しいプレイスタイルを提案します。

ガディウスのちょっといい話2

2005-10-15 18:52:50 | ガディウス・ちょっといい話
ベータ時代。IW(アイスウェーブ)使いは、
援護を高めホールドという魔法を併用するのが定石だった。

しかし、それでは回避スキル20にするのが難しい。
そのため縮地氷魔は、俺を含めて数人しかいない時期があった。

援護魔法を使わない、それは当時としては挑戦的なスタイル。
そんなキャラが成熟する少し前、レベル39になった夜のこと。

俺は盆地で狩りをしていたのだが、
ハンマーオークを倒してもリスクの割に、
入る経験値はかなり小さくなっていた。

本来の最善手は、サイエフ洞窟での狩りだったが、
残り経験値も少ないから盆地の方が早いと思ったし、
EKかEKKにやられた直後だったので洞窟に行きたくなかった。

残り経験値10%を盆地で回収しようと思ったのだが、
運が悪いのか、焦っていたのか、何度も還元をした。
その数は10回近くに達し、ドはまりの状況に。

予定の時間を3時間も超え、既に午前4時を回っていたが、
もうここまで来たらやりきって眠りたい。意地である。

また死んだ。するとそんな俺を見かねた女性戦士が近づいてきて、ハンマーオークを食べさせてくれたのだ。

普段の俺なら「ありがとー♪」で済ませた所だが、
悪戦苦闘しドロ沼に陥っていた状況だったので、
お釈迦様の蜘蛛の糸・・・のように思ったものだった。

顔面と頭が、既にゆでダコのようになっていた俺は、
彼女の好意に甘えさせて貰った。涙が出てきた。

それ以来、俺は彼女を「盆地の女神様」と崇め、
一緒に狩りをしたり崇拝したものだった。

でも相手からしたら、モンスターを数匹喰わせてあげただけで
ここまで崇拝されてしまったので、戸惑いがあったのだろう。
すぐに関係は壊れてしまった。

そんな彼女は今もガディウスをしていて、俺が挨拶をすると
「( ´,_ゝ`)プッ」と嗤って応えてくれる。

それでも、自分の中では彼女を女神様だと思い尊敬している。

ガディウスのちょっといい話1

2005-10-15 18:19:47 | ガディウス・ちょっといい話
ガディウスで出会った素敵な人、いい思い出を紹介するコーナー
(下記はコミュニティにも投稿した内容だったりします。)

内容:

β時代の俺はPKで、装備を奪ってた。みんな店売りだったので、
今のような罪悪感は無い。強いヤツに返り討ちに遭うこともしばしば。

あるとき、PTが全滅した現場に居合わせ、ルートに成功した。
生き残った女キャラが一人居たが、無視して回収に励む。

「あの・・返してくださらないと困ります」と、チャリンが来たので
「返さないと俺を殺すのかい?やってみなよ」と返事をした。
「いえ、とにかく返して欲しいのです。」
「イヤだね。怒ったのなら殺しにきなよ。待ってるから」
「怒っても仕方がないので怒りません。でも返してくれないと私・・」

どうやら、お友達の大事な装備なので返して欲しい、とのことらしい。名前だけは覚えておき、後日ご挨拶に出向いた。つまり強襲攻撃だ。

不意打ちをすると、彼女は「痛い!」と言って無抵抗に逃げ回った。追いかけて殺そうとしたが、なかなかしぶとく仕留めそこなった。

”しぶといヤツだな。絶対倒してやる。”と俺は逆に燃えた。

数日後、狩り場で見かけると、彼女はモンスターを軽々倒してる。
知人から聞くと、彼女のレベルは俺より10以上高かったらしい。

反撃をすれば、俺如き簡単に殺せたはずなのに実力行使をしなかった。さらに奇襲されても逃げ回るだけだったのだ。

ちょっと申し訳ない思いがして、装備を初めて返却した。
PKもあんまりしなくなった。彼女の無抵抗の勝利だった。

実Lvマント剣士の俺は、推定レオタ回避魔の彼女に会いに行った。

「ほら返すよ。全部。」
「ねぇ、どうして返してくれたの?」
「いや・・・貴方のような素敵な人は見たことがないから」
すると、「あれまw」と笑われた。

彼女は初代ランキングのトップ50に惜しくも載らないぐらいの
レベルだったが、その後はキャラごと何処かに消えた。

もしかしたら、今でもガディウスをやっているのかもしれない。
このような素敵な人がいるから、俺はガディウスを止められない。