ベータ時代。IW(アイスウェーブ)使いは、
援護を高めホールドという魔法を併用するのが定石だった。
しかし、それでは回避スキル20にするのが難しい。
そのため縮地氷魔は、俺を含めて数人しかいない時期があった。
援護魔法を使わない、それは当時としては挑戦的なスタイル。
そんなキャラが成熟する少し前、レベル39になった夜のこと。
俺は盆地で狩りをしていたのだが、
ハンマーオークを倒してもリスクの割に、
入る経験値はかなり小さくなっていた。
本来の最善手は、サイエフ洞窟での狩りだったが、
残り経験値も少ないから盆地の方が早いと思ったし、
EKかEKKにやられた直後だったので洞窟に行きたくなかった。
残り経験値10%を盆地で回収しようと思ったのだが、
運が悪いのか、焦っていたのか、何度も還元をした。
その数は10回近くに達し、ドはまりの状況に。
予定の時間を3時間も超え、既に午前4時を回っていたが、
もうここまで来たらやりきって眠りたい。意地である。
また死んだ。するとそんな俺を見かねた女性戦士が近づいてきて、ハンマーオークを食べさせてくれたのだ。
普段の俺なら「ありがとー♪」で済ませた所だが、
悪戦苦闘しドロ沼に陥っていた状況だったので、
お釈迦様の蜘蛛の糸・・・のように思ったものだった。
顔面と頭が、既にゆでダコのようになっていた俺は、
彼女の好意に甘えさせて貰った。涙が出てきた。
それ以来、俺は彼女を「盆地の女神様」と崇め、
一緒に狩りをしたり崇拝したものだった。
でも相手からしたら、モンスターを数匹喰わせてあげただけで
ここまで崇拝されてしまったので、戸惑いがあったのだろう。
すぐに関係は壊れてしまった。
そんな彼女は今もガディウスをしていて、俺が挨拶をすると
「( ´,_ゝ`)プッ」と嗤って応えてくれる。
それでも、自分の中では彼女を女神様だと思い尊敬している。
援護を高めホールドという魔法を併用するのが定石だった。
しかし、それでは回避スキル20にするのが難しい。
そのため縮地氷魔は、俺を含めて数人しかいない時期があった。
援護魔法を使わない、それは当時としては挑戦的なスタイル。
そんなキャラが成熟する少し前、レベル39になった夜のこと。
俺は盆地で狩りをしていたのだが、
ハンマーオークを倒してもリスクの割に、
入る経験値はかなり小さくなっていた。
本来の最善手は、サイエフ洞窟での狩りだったが、
残り経験値も少ないから盆地の方が早いと思ったし、
EKかEKKにやられた直後だったので洞窟に行きたくなかった。
残り経験値10%を盆地で回収しようと思ったのだが、
運が悪いのか、焦っていたのか、何度も還元をした。
その数は10回近くに達し、ドはまりの状況に。
予定の時間を3時間も超え、既に午前4時を回っていたが、
もうここまで来たらやりきって眠りたい。意地である。
また死んだ。するとそんな俺を見かねた女性戦士が近づいてきて、ハンマーオークを食べさせてくれたのだ。
普段の俺なら「ありがとー♪」で済ませた所だが、
悪戦苦闘しドロ沼に陥っていた状況だったので、
お釈迦様の蜘蛛の糸・・・のように思ったものだった。
顔面と頭が、既にゆでダコのようになっていた俺は、
彼女の好意に甘えさせて貰った。涙が出てきた。
それ以来、俺は彼女を「盆地の女神様」と崇め、
一緒に狩りをしたり崇拝したものだった。
でも相手からしたら、モンスターを数匹喰わせてあげただけで
ここまで崇拝されてしまったので、戸惑いがあったのだろう。
すぐに関係は壊れてしまった。
そんな彼女は今もガディウスをしていて、俺が挨拶をすると
「( ´,_ゝ`)プッ」と嗤って応えてくれる。
それでも、自分の中では彼女を女神様だと思い尊敬している。