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影の色

2008年03月26日 | Weblog
人はあの塔をネズミ色だと説明する。だけど朝日にはレモン色に映え、夕日には桃色に映え、雪が降れば生クリーム色に包まれ、雨が降り続けば錆び付いた色にも変化していく。そして夜が来れば来るほど濃厚な黒い影になる。
だからネズミ色と決め付けないでね。
そしてこれを屁理屈だという人もいれば、『分かってるよそんなこと』という人もいれば『で、何が訴えたいの?』という人もいれば、『・・』何も思わない人もいれば、自分ならこう表現すると別の提案がある人もいれば、『あぁ、この人最近、芝居から遠のいているから演じたい鬱憤がたまってるんだな』という人もいれば、『可哀相に』と同情する人もいれば、『そうゆうこと考えるの好きなんだな』という人もいれば、あとそれから、

見る

2008年03月26日 | Weblog
私はWindowに並ぶチョコレートに目をやっていたって、決してチョコレートを見ているとは言い切れない。
そこに目を向けながら、明日の事を見ているかもしれない。もしくはチョコレートの入った箱に興味があり見ているかもしれない。もしくは、Windowに映る後ろの景色を見ているかもしれない。もしくは、チョコレートの中身を透視しているかもしれない。もしくは、何も見ていないかもしれない。
だからね、人を見た目で決め付けないでね。