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Izzyのブログ

イギリスからの日記です。

”あなたの周りのエコ(ECO)を教えてください”(トラックバック練習板)

2007年08月07日 01時40分18秒 | イギリス
イギリスでもどんどんエコ意識が高くなっている。最近話題にのぼるのはごみを減らすということと、なるべく車や飛行機を使わない、ということ。

これまでは、スーパーの駐車場やコミュニティーセンターなどに、ボトルバンクとかペーパーバンクとかがあり、たまると車で捨てに行っていた。草刈や庭の手入れをした後には、地元のごみ集配所まで、わざわざ捨てに行っていた。




最近は、どこの市でも、リサイクリングに力を入れ始めた。私が住んでいるバーミンガム市では、去年からリサイクルの収集が来るようになった。青と緑ののプラスティックの箱とが配られ、週一回のごみの収集の日に出す。(木曜の朝に道端に出しておくと持って行ってくれる。)青い箱は紙、緑の箱はプラスティックとガラス。それから、緑色のゴミ袋も配られて、これは庭のごみ(葉っぱとか枝とか)用で、市のほうでたい肥を作るのに使われるのだそう。(隣の市に住んでいる友人は、緑の袋1つにつき1ポンド払うのだそう。)



もう1つ始めたのは、買い物をするのに、自分の袋を持参すること。これまでもスーパーのレジなどで、「Bag for life」と呼ばれ、繰り返し使えるビニールの袋が売っていたのだけれど、スーパーで使っている人はあまり見かけなかった。最近ではレジに並んでいる人を見ると、大体の人が1度使ったビニールの袋を持参していたり、布の袋を手にしているのが見られる。私もベルリンに行ったとき、Ampelmannの袋を買ってきた。仕事の帰り、思い立ってスーパーに行くことがあるので、いつでも使えるように、とかばんの中に入れてある。でもこの袋はちょっと小さめなので、スーパーで袋を買った。(これもかばんに入れてある。)

実践したいけれど無理なのが自転車。よくラジオやテレビで、車をやめて自転車に乗ろう、といっているけれど、私の住んでいるところはちょっと無理。というのは日本と違って自転車は車扱いなので、自転車用の道路があるところもあるけれど、うちの周りにはない。なので大きい道路などを走るとき、ちょっと怖い。冬など日が短いときは、治安が怖いし。自転車なら安いし運動にもなるし良いのだけれど。友人でがんばって自転車を乗っている人がいるけれど、あらかじめルートを考える必要があったり、大量の荷物を持参できなかったりで、時間のないときはどうしても車に頼っていしまうそう。人のせいにするわけではないけれど、国や市が自転車フレンドリーな環境を整備したり、バスや電車を使いやすくするまでは、いくら人に呼びかけても車の量は減らせないと思う。


Sarehole Mill

2007年07月14日 14時09分16秒 | イギリス
ここ数週間、イヤになるくらい雨が続いているけれど、今日、土曜日は、風があるものの、からっとして、時々青空が見える。昨日は7月中旬とは思えないほど、雨が降り、どんよりとした一日だった。(イギリスには珍しく、雨が降っていても気温はまあまあで、日本の梅雨を思わせ、実はちょっぴりうれしかった。)

そういえば先週の土曜日もこんな感じだった。家から、車で7分くらいのところにある、「Sarehole Mill」に新しくカフェがオープンした、と地元の新聞に載っていたので、友人2人と早速行ってみることにした。

「Sarehole Mill」というのは、1765年に建てられた古い水車で、もともとは穀物を挽くのに使われていたのだそう。現在は市が所有し、博物館として一般に公開されている。なんでも、作者のJ.R.Rトールキンが子供時代(1890年代)を過ごし(1890年代に、近所に住んでいた)水車や周りにある自然にインスピレーション感じたのだそう。実際、この水車は、「ロード・オブ・ザ・リング」にも出てくることで有名。



割と交通量の多い道路に面しているのだけれど、入り口を過ぎると、砂利の敷いてある駐車場があり、その向こうには、野原が広がっていた。駐車場の隣にはオフィスのある建物があり、この建物を通り抜けて、カフェのあるコートヤードに出る。緑に囲まれ、道路に面しているとは思えないくらい穏かだった。



新しくオープンしたカフェは、特に素晴らしいというわけでもなく、出されてたスコーンも、特別美味しかったわけではないけれど、お日様があたるところにすわり、素敵な古い建物を見ながら、緑に囲まれたところで友達とお茶をするというのは、とても良い。この日の目的は、お茶を飲む、ことだったけれど、せっかくだから水車をのぞいて見ることにした。コートヤードにあるドアから建物の中に入り、階段から2階に上がると、そこから水車を見下ろすことができる。水車の横にあるドアから外に出るとベランダがあり、写真にある景色が見ることができる。





この水車を囲む野原は、パブリック・パスがあり、大きい犬を連れて散歩をしている人や、バイクに乗った子供達を見かけた。夏休みにでも、晴れた日に、だんなを連れて歩きに行きたいと思う。

母のイギリス旅行~イギリス到着&週末

2007年01月16日 17時28分34秒 | イギリス
母がイギリスに来るための手配を済ませて、一息つく間もなく母はやってきた。

母の来る日程が決まる前に私の就職が決まってしまったので、休暇を取るのがちょっとややこしかった。就職先が学校なので、学期中は休みを取ることができないなどの規制があるから。(もしすでに日程が分かっていたら、お休み取れたのだけれど。)母は木曜日の到着予定。でも学校は金曜までやっているので休めない。本当なら、ヒースローまで母を迎えに行きたかったのだけれど。だんなが1人で迎えに行くことになった。金曜日は、母に留守してもらうことになるかな、と思っていたら、学校側で、「夏休み前、最後の1日だから」と金曜日のお休みをくれた。

X X X

木曜日。
仕事中に、「到着。今から車に乗るところ」と、電話があった。家に帰って、夕飯の支度をして、しばらくしてから、だんなが母を連れて帰ってきた。イギリスで母を見るのはなんだか不思議な感じだった。

JALのサービスについては、かなり満足していた。搭乗前からVIP扱いをされたそう。飛行機の中では、幸い、母と娘と並んで座り、話が盛り上がり、退屈することもなかったそう。ヒースローに到着後も、スムースに行き、出たすぐのところにだんながいたので、迷うこともなかったそう。

夕飯の後は、飛行機の中で眠れなかったの疲れたらしく、早めにベットに入った。

X X X

金曜日。
朝降りていくと母はすでに起きていて、テレビを見ていた。時差ぼけはないらしい。だんなもお休みを取ったので、3人で近くにある「ボタニカルガーデン」に出かけた。イギリスの夏とは思えないくらい暑くって、ジーンズとブーツで出かけた私にはかなりきつかった。蒸し暑い日本の夏に慣れている母にはどうってことない様だった。バラを見ながら、アイスクリームを食べながらぶらついた。



Botanical Garden


X X X

土曜日。
本格的な観光開始。バースまで行って来た。車でどれくらいかかったか忘れてしまった。夏休みとあって、かなり賑わっていた。母は、バースという場所を聞いて知っていたので、喜んでいた。

バースは、石造りの建物が並ぶ、スパー・タウン。有名な「ローマン・バス」は、世界遺産だと看板に書いてあった。古くから健康のために沢山の人が訪れたところ。ジェーン・オースティンが一時住んでいたところでもある。




Roman Bath





バースの町並み


バースでもう1つ有名なのが、ロイヤル・クレセントという建物。いわゆる長屋なのだけれど、値段は高いらしい。ちょうど中心にホテルがあり、一番はじっこのうちは、博物館になっている。




Royal Crescent


X X X

日曜日。
この日は、だんなの実家にお昼に招待された。集まったのは、だんなの両親と妹(何度か会っている)、彼女のボーイフレンド、だんなの叔父さんと叔母さん、そして従兄弟とそのだんなと息子(あったことなかった)。この日はカラっと晴れたため、庭でお昼を食べた。英語の全くできない母に、いちいち訳すのは大変だったのでかなりはしょってしまったけれど、特にだんなの両親は色々話かけてくれ、母は楽しんだよう。帰りの車の中で、「英語分かるといいのになぁ。」とちょっと残念がっていた。




だんなの実家の猫といとこんとこの子


母のイギリス旅行~出発に向けて

2007年01月14日 03時44分58秒 | イギリス
新しい年が始まり、あっという間に1月の半分が過ぎてしまった。改めて2006年を振り返っているとき、母のイギリス旅行の模様をブログに載せなかったのに気づいた。いくつかに分けて、その様子を書きたいとおもう。

母がイギリスに来たのは、7月の終わり。遊びに来る、と突然言ってきたのと、私の就職が決まったので、最初から最後まで、ひたすらバタバタした感じになった。

まず航空券の手配から始まった。

うちの母は、英語が話せない。海外旅行にも慣れていないので、(今回は2度目の海外旅行。前回来た時は、英語の話せる、海外旅行になれた叔母が一緒だった。)乗り継ぎなどさせたくなかった。なので、成田からヒースローへの直行便に決定。
(私がバーミンガム空港の近くに住んでいるのだけれど、残念ながら、成田発の直行便は来ない)

母は、日本人のスタッフが乗っている全日空かJALが良いという。彼女によると、全日空やJALはサポートサービスというのをやっていて、英語の話せない母のような乗客に付き添ってくれるそう。早速インターネットで、JALか全日空のチケットを探した。夏休みが始まる時期で、高いだろう、と思っていたけれど、いくつか安いのが見つかった。

次に、この「サポートサービス」について調べてみた。
全日空は65歳以上が対象とのことなので、うちの母は利用ができない(65歳以下なので)。JALの方はというと、ディスカウントのチケット保持者は対象外なのだそう。そんなに高いチケットは買えない。(私が払うわけではないけれど…。)母に電話して、「チケットは見つかったけれど、サポートサービスはない」と言うと、私に負担をかけたくない母は、「大丈夫、大丈夫。日本語が通じるんなら、大丈夫。空港だってきっと回りに日本人いるだろうし。」という。うちのだんなも「お母さんは一人前の大人なんだから、大丈夫。」という。なんだか過保護な親になった気分。

電話の中で、母が「呼び寄せ便」というのを言っていたのを思い出し、調べてみることにしたけれど、インターネットでは詳しいことが見つからない。こちらで手に入る日本人向けの雑誌を引っ張り出してきて、ロンドンにある日本の旅行代理店に電話した。「呼び寄せ便」というのか何も知らない私に、丁寧に教えてくれた。どうやら、「呼び寄せ便」というのは、海外に住んでいる日本人が日本に住んでいる家族や友達がのために手配できるチケットなのだそう。こちらの旅行代理店で手配をしてくれるので、時間差など気にせずに電話の問い合わせもできて便利。チケットの値段は、というと、日本で買うのとあまり変わらないよう。ほとんどの航空会社は取り扱っていないとか。JALの呼び寄せ便を調べてもらったら、値段的に日本で買うのと変わらない。(ちょっと安かったかな。)ので早速予約をお願いした。

ついでに、だめもとでサポートサービスについて聞いてみた。すると、JALは海外在住の日本人とその家族のために、ファミリーサポートクラブというクラブがあり、メンバーの特典の1つが、サポートサービスが受けられるのだとか。メンバーになるには、£15の年会費を払う必要があるらしいけど、それくらいなら払える。詳しいことを聞くために早速JALに直接問い合わせてみた。ロンドンのJALのスタッフはとても丁寧で、細かいことまで教えてくれた。早速メンバーになるための手続きをお願いした。(某ホームページで、サポートサービスについて質問したところ、6人ほど、実際にサービスを利用した方から感想を聞かせてもらった。全員がポジティブな経験をしたとのことで一安心した。)

イギリスのサービスのなれてしまったせいか、日本人のサービスの素晴らしさに感激した。言葉遣いやマナーだけでなく、質問してもちゃんとした答えが返ってくる。イギリスだったら「知らない~」で終わってしまう。JALのスタッフにもロンドンの旅行代理店のスタッフにも大変お世話になった。

航空チケットの手配はできた。私の休暇も取れ、次は、母をどこへ連れて行こう、という話になった。前回来たときにロンドンへ行ったので、今回は行かなくていいという。せっかくイギリスまで来るので、他の国も見てみたい、といい始めた。スイスに行きたい!と言う声もあがったけれど、時間的に無理。ただ行って帰ってくるのはもったいない。色々考えた上、アムステルダムに行くことにした。だんなはピーターラビットが好きな母のために、湖水地方への旅行を手配してくれた。

『Ballet changed my life』

2006年10月02日 01時51分17秒 | イギリス
テレビの4チャンネルで、先週から、興味深いドキュメンタリーのシリーズが始まった。タイトルは『Ballet changed my life』。毎週水曜の22時に(10月4日まで)放映されている。バーミンガムの恵まれない子供達が、バーミンガムロイヤルバレエのロミオとジュリエットに出演するために、トレーニングを受けるという内容。テレビガイドで紹介されているのを読んで、最近学校に就職し、子供達に接しているせいか、それともバレエを見るのがすきだからか、興味を惹かれ、見てみることにした。

参加した子供達は、いわゆる「inner-city school」に通うティーンエイジャー達。バーミンガムロイヤルバレエとYouth at Riskというサポートグループの指導のもと、トレーニングが始まる。最初はバレエダンサーの動きを見たり、ダンサーに質問をしたり、実際に体を動かしてみるところからスタートし、同時にYouth at Riskのスタッフが精神的な面の支えになる。最初のエピソードで、子供達が集まり、それぞれが生活の中で大変だったり、辛かったりすることを打ち明けるところがある。自分から話したい子供だけが、スタッフに助けられながら、自分の人生を話し始めるのだけれど、「10代の子供が、こんなに辛い思いをしていいのか?」と思うくらいで、泣けてきた。どの子供も、家族に愛されて育たず、(中には虐待され)自分はダメだ、と思い込んでいる。小さい頃に親に捨てられたり、母親が小さい頃になくなったり、中には父親が母親を殺した、という経験を持つ子もいる。男の子達はギャングのメンバーで、麻薬や銃のトラブルを経験しているという子もいた。

規則というものを知らずに育っている彼らは、言われたことを守ることができない。トレーニングに遅れてきたり、しまいには「これは自分の人生。他の誰にも命令されたくない。」と反抗。途中で断念しそうになる子たちが沢山いた。その都度スタッフが励ましたり説得したりして、「断念したくない。最後までがんばりたい。」という結論に達した。トレーニングを重ねるごとに、友達もでき、自信も徐々に沸いてきて、中には、ヒップホップが好きな、ハードな外見の男の子すら、「これが終わってもバレエを続けたい」というようになった。

翌週のエピソードでは、「いよいよ公演に向けてのトレーニングが始まるが、更に厳しくなる。それでもがんばる気があるか?」というようなミーティングがあった。規則も更に厳しくなり、時間に遅れてきたら、トレーニングにも参加させられない、という約束をする。誰がどの役につくかを決めるためのオーディションもあり、どの子供達も真剣さが増してくるのがわかる。残念ながら、1人の女の子は断念してしまった。シリーズは、今週の水曜日が最終回の様子。実際のパフォーマンスの様子が放映されるのだろう。

イギリスにはバーミンガム以外にも、大きな都市には、こういった問題を抱える子供達が沢山いる。彼らは同じエリアで育つため、悪い影響を受け、ギャング同士の揉め合いに巻き込まれ、警察沙汰になることも多い。銃がらみの事件も多く、2年ほど前には、バーミンガムでギャングの争いに巻き込まれ、若い女の子2人が銃に撃たれて命を失う、という事件もあった。日本と違い、貧しいエリアと、裕福なエリアがはっきりとしていて、学校も裕福な学校と、荒れた学校とに、エリアによって偏っている。ほとんどの子供達は育ったエリアから逃げることは難しい。

Norfolkでの1週間

2006年09月27日 19時40分01秒 | イギリス




9月の8日から1週間、Norfolkへ旅行に行ってきた。だんなの両親の結婚40周年記念を祝うための家族旅行だった。(だんなの妹は仕事が忙しく、4泊していった。)ノーフォークはケンブリッジのもっと東にある、ものすごく平らなところ。私の住んでいるバーミンガムからは、車で3時間くらいかかった。ロンドンから、週末泊りがけでゴルフをしに来る人が多いらしく(車でどれくらいかかるのかは知らないけど)、ロンドンアクセントをかなり耳にした。

泊まったところは、ゴルフ場とスポーツクラブがついている自炊のフラット。思ったより広くて、設備も整っていた。到着したのは午後3時ごろ。サッと荷物をおろして、だんなと私、そしてだんなの両親の4人で早速ゴルフをした。(フラットの住人はゴルフ場が無料で使える)私のゴルフ暦といえば数年だけれど、年に1~2度しかコースに出ない。しかも近所のゴルフ場以外、行ったことがナイ。ここのゴルフ場は、難しいといわれているだけあり、ボールを失くしてばかりで、いい加減疲れ果てたのでこの日は12ホールを終了後やめることにした。フラットに戻り、冷たい飲み物をのみながら荷物をほどいた。宿泊中、合計4回まわったけれど、3回目にはコースにもなれ、4人ともまあまあの結果だった。

1週間の間、ゴルフ、テニス、水泳、と張り切った以外にも、観光も楽しんだ。

一番印象に残ったのは海岸。平べったいせいか、独特で、なんとも不思議な感じ。Blakneyというところへ行ったのだけれど、まず車を降りて、平地の野原を通る道を沿って歩き始めた。海はなかなか現れず、そのうち風車に出くわした。(この風車、現在はB&Bなのだそう。イギリスで有名なミュージシャンのジェームス・ブラントの両親が経営しているそう。)









回り道をした後、ようやくビーチへ到着。北海(North Sea)に面している。





そしてシーサイドタウンへも出かけてきた。これはCromerというところ。オールドファッションなところ。





そしてこれはSouthwoldというところ。こちらはちょっとお上品な感じ。海岸に沿って、カラフルなビーチハットが並んでいる。この日も風が強いにもかかわらず、ビーチハットでお茶を飲みながらくつろいでいる人たちを見つけた。





そして、かの有名なデリア・スミスの住むNorwichへも行ってきた。ここはパブと教会の数が多いので有名なのだとか。素敵な街だった。





Norfolkと聞いて、「行ってみたいな。」なんて思ったことはなかったけれど、実際にたずねてみて、とっても印象に残った。今まで訪れたどこにも見られなかったところ。でも不思議とほっとする感じがした。住んでみたい。

なんて楽しんでいるうちに、一週間もあっという間に過ぎていった。又ゆっくり行ってみたい。翌月曜日には仕事に戻り、次の楽しみは、というとクリスマス。

コーンウォール旅行~その2

2006年09月17日 18時22分29秒 | イギリス
旅行に行ってから、すでに3ヶ月(!!)近くになる。せっかく書き始めたのだから、残りも載せることにする。

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3日目は、泊まったコテージの近くを歩いて過ごしたけれど、4日目は、エデン・プロジェクト(Eden Project)を見に行くことになった。




Eden Project


Eden Projectは、2001年にオープンした植物園なのだけれど、ただ植物が並べて植わっているだけでなく、それぞれの植物の環境がわかるようになっている。写真にみえる巨大な温室は、気候に分かれて展示されていて、例えば南米あたりの気候では、サトウキビやバナナ、コーヒーの木があるのだけれど、それとともに、サトウキビの農家の様子や、どうやってコーヒーができるか、農家はいくらもらっているか、などなどが学べる。東南アジアの気候のエリアでは、色々な竹が展示され、竹がどれだけ人々の暮らしに使われているかなどがみれる。屋外も、「飲み物になる植物」とか、「燃料になる植物」などテーマごとにそれぞれエリアがあり、勉強になった。

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うちのだんなの趣味と言えばワイン。コーンウォールは、南に位置しているためか、育つ植物もイギリスのほかのエリアとかなり違いがある。道路沿いにシュロの木なんかも見えて、暖かいのだな、と改めて違いを感じる。そんなコーンウォールでは、ブドウも育つらしく、ワインをつくっているところもいくつかある。ので、早速そのうちの1つである、Camel Valleyというところに行ってみた。




Camel Valley


さすがに南フランスや南米で育つ品種のブドウには寒いらしく、あまり聞きなれないような、ドイツで見られる品種を育てているのだそう。まずお店に寄り、ワインの味見。まあまあのものもあるけれど、特に素晴らしいわけではない。テイスティングのリストには載っていなかったのだけれど、デザートワインを味見させてもらった。色はほとんど透明。味はというと、甘いお水という感じ。どうりでリストに載ってなかった訳だ。その後、ガイドさんについて、ブドウ畑とワイナリーの見学。小規模だけれど、年間2000本を生産しているそう。ほとんどは地元の店やレストランに売られ、コーンウォールの外では手に入りにくいとか。だんなはスパークリングワインを一本お土産に買ってきた。

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翌日は雨は降っていないけれど、パットしない天気だった。この日は、Lost garden of Heliganへ出かけた。400年も前に作られた庭園だけれど、1900の初めから1990まで、まったくほっぽられていたらしい。現在もまだ手がつけられていないところがあるものの、少しずつ修復され、野菜畑、花畑、ジャングルや、森林などがあり素晴らしかった。(下の写真はジャングル)




Lost garden of Heligan


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翌日は朝からよく晴れ、この日はPadstowという、コーンウォールでも北にある漁村に出かけた。ここは、テレビでも有名なRick Stein というシェフの出身でもあり、そのせいか全国的に名の知れているところ。ここには彼はレストランと、ほかにも、カフェやベーカリー、フィッシュアンドチップスやお土産屋さんがある。メインのレストランである「Seafood Restaurant」は人気があり、予約するのに待つほどだ、と聞いていた。ところが以外にもランチのテーブルの空きがあるとのこと。ここでランチを食べることにした。高いレストランではあるけれど、ウェイターも礼儀正しいけれど気さくで、楽しめた。何をオーダーするか決められず、結局2人して、テイスティングメニューに決めた。7コース(だったと思う)のメニューで、それぞれが前菜のような量で出された。すべて魚かシーフードで、とても美味しかった。




Seafood Restaurant


天気のせいか、人が多かった。他の漁村に比べ、規模的に大きいせいか、漁船もかなり見れた。




Padstow


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帰りがけ、Padstowの近くにある、Bedruthan Stepsというところに寄った。ここはナショナルトラストに管理されているビーチなのだけれど、すでに潮が満ちていて、崖の上から写真を撮った。南の海岸に比べると、北の方は波が荒く、ドラマティックで、目が離せなかった。




Bedruthan Steps


コーンウォール旅行~その1

2006年07月18日 19時36分58秒 | イギリス
6月の16日から1週間、コーンウォールに行ってきた。

コーンウォールはイギリスの南西にあり、ウェストカントリーと呼ばれるエリアにある。(赤線で囲まれているところ)他のエリアに比べ、気候も穏やかで、牛が多く、クリームティー(スコーン、クロテットクリームと紅茶)が有名なところ。私の住んでいるバーミンガムから、高速道路(Motorway)を使ったのだけど、Exter(黒い矢印)から先は高速道路がないので、短い距離でもかなり時間がかかった。




今回はPolperroという、小さな漁村にあるセルフケイタリングのコテージに泊まった。(下の写真はコテージから撮ったもの)




Polperro(地図にある赤いしるしのところ)


だんなも私も、前回訪れたときにそれぞれ気に入った場所があり、今回も言ってみることになった。だんなのお気に入りの場所はミナック・シアターという、崖っぷちに立てられた野外のシアター。だんなに言わせると、「これまで訪れた中でも、大好きな場所のひとつ」なのだそう。コーンウォールの海はエメラルド色で、見とれるほど美しく、それを背景にある石の舞台は本当に絵になる。




Minack Theatre


ミナックシアターの脇にある急な階段を下りると、Porthcurnoというビーチがある。この日はとても暑くって、ビーチは人が沢山いた。早速裸足になり水に脚をつけたら、ちょー冷たい!!!かき氷を急いで食べると感じる頭痛のような痛みを感じるほど。それでも泳いでいる人がいたのにはびっくり。




Porthcurno


次に私の大好きな場所であるKynance Coveに寄った。コーンウォールはコーストラインが険しく、そこに惹かれる。大きい岩に隠れた小さいビーチなのだけれど、雰囲気がありそこに立ってるだけで嬉しくなる。そのビーチを見下ろす崖にティールームがあり、早速クリームティーを注文した。




Kynance Cove



ビーチを見ながら食べたスコーン(2個づつ)


XXX

イギリス人は本当に歩くのが好きらしく、どこへいってもPublic Pathがある。コーンウォールも同様、ぐるっと囲むように海岸線に沿ってPublic Pathがある。翌日晴れたので、朝から張り切って歩くことにした。Polperroから歩き始めたのだけれど、文字通りコースト沿い。ところどころ、ほんとに崖っぷちで怖いくらいのところがあった。2時間ほど歩くと、巨大な岩に囲われたビーチにたどり着いた。海を見ながらお昼を食べ、来た道を戻った。








電車

2006年05月28日 12時43分42秒 | イギリス
金曜日に、久々に電車に乗った。
義母のお友達の息子が、最近日本人の女性と結婚したとかで、お茶に招待された。普段はどこへ行くにも、車かバスを利用するのだけれど、義母と彼女のお友達が住んでいる街へ行くには、バスだとちょっとややこしい。だんなが車を使っていたので、仕方がない、電車を使うことにした。イギリスで電車に乗るのは4~5年振りくらいだった。

私は東京で生まれ育ったせいか、電車というと「便利なもの」と考えていたけれど、イギリスではちょっと違う。日本だと、電車は4~5分毎に来て、ちょっとでも遅れが出たら、お客さんブーブーだった。地方に行っても、本数は少なくても、時刻表通りで電車は走っていた。だから、イギリスで電車に乗ったときには、ちょっとショックだった。

イギリスに来てすぐの頃、電車通勤をしていた。朝の電車は時間通り来ていたけれど、帰りは毎日のように遅れが出ていた。会社の帰りに駅で電車を待っていると、「次のxx行きの電車は10分ほど遅れています…」というアナウンスがあり、10分後、また同じ様なアナウンスが流れ、おいおい、と思っていると、「本日はスタッフ不足のため、xx行きの電車はキャンセルになりました…」というアナウンスが流れる、というのがよくあった。何度か、乗り遅れそうになったときに、「xxまで行くの?」と、待っててくれたこともあったけれど。日本では考えられないこと。

現在住んでいる家から、最寄の駅までは、歩いて20分ほど。電車は一時間に一本しか走っていないとのこと。遅れないように、早めに家を出たのだけれど、幸い電車は時間通りに来た。予定通りに目的地に到着し、義母と一緒にお昼ご飯を食べ、彼女のお友達宅にお邪魔した。家を出たときには霧雨が降っていたものの、この頃には太陽が出ていて、気持ちが良かった。結婚式の写真とDVDを見せてもらい、ケーキを食べながら、久々に日本語でおしゃべりを楽しんだ。

健康ブーム?

2006年03月13日 01時59分43秒 | イギリス
最近になって、フィッシュ&チップスが大好きなイギリス人も(スコットランドでは『マーズバー』というチョコレートバーが、衣をつけて油で揚げて売られている)、ようやく健康に気を使うようになってきたよう。TVでも盛んに取り上げられているし、政府の方でもかなりのペースで増えている肥満を減らそうと、力を入れている。ほとんどが脂肪分や砂糖、塩が多く含まれている冷凍ものを使った給食を改善すべく、シェフのジェイミー・オリバーが給食のおばさんをトレーニングしたドキュメンタリーは話題を集めた。

お店に並んでいる商品を見ても、健康食に関連したものが多く目に付く。電気の蒸し器や、グリルがあちこちで売っている。ジューサーもそのうちの1つ。ブレンダ-を使った場合に比べ、繊維が取り除かれるので、体に吸収されるのが早いのだとか。本屋でもジューシング(jucing)の本が並んでいるし、次々に新しいジューサーが発売されている。

同僚のMも、ジューシングにはまっている人の1人。もともと(イギリス人にしては珍しく)野菜や果物をちゃんと取っている、バランスの取れた食生活をしている彼女だけれど、何でも妹に影響され、最近では娘を実験台に、色々なものをジュースにしているのだとか。職場でも、宣教師かと思うくらい熱心に、ジューシングのよさを広めている。

影響されやすい私も、実は去年、バイト先で売っていたジューサーを、マネージャーが安く売ってくれるというので、購入ている。気づかない間に、だんながガレージにしまってしまい、(彼は、散らかっていると、片付ける代わりに何でもガレージに隠すというくせがある)すっかり忘れていたのだけれど、Mに「Izzy,ジューサー、試してみた?りんごとニンジンとオレンジだけでも、簡単だけれど、とっても美味しいのよ。」と言われ思い出し、早速ガレージからもってきた。

早速、特価だったオレンジ、それからりんごとニンジンを買ってきて試してみた。
Mには、「皮もむかなくていいし、りんごなども芯を取る必要もない」といわれた。スイッチを入れると、円形の歯が回り、ちょっと怖かったのだけれど、入れ口に入る大きさに切った果物を少しづついれると、ヒューン、と音を立てて、あっという間にジュースとしてそそぎ口から出てきた。合計りんご2つ、オレンジ2つ、ニンジン一本から、グラス2つ分ができた。だんなが「お砂糖いれた?」と聞いてきたくらい甘くて美味しかった。どれだけ体に良いのかは分からないけれど、売っているジュースに比べると、とっても美味しい。それだけでもジューサーを使う価値はあるかもしれない。