
イギリスといえば、「フィッシュ&チップス」が有名だと思う。イギリスの人たちは、本当にチップスが大好き。どんなに小さな町にも、必ず「チッピー(Chippie)」があるくらい。
昨日職場で、近くにあるサンドイッチ屋さんのメニューを見かけたのだけれど、値段をチェックしようと開いてみたら、「チップ・バゲット」があり、笑ってしまった。「チップ・バティ」は聞いたことあるけど、バゲットを使ったのは聞いたことがナイ。
「チップ・バティ」とは、食パンにチップスを挟んだサンドイッチのこと。ちなみに「ベーコン・バティ」はベーコンを挟んだあったかいサンドイッチ。これらの食べ物は、どっちかというと「庶民の味」的なもので、グリーシースプーンなどで出される。
(ちなみに、「グリーシースプーン」というのは、「カフェ」のこと。イギリスで「カフェ」というと、モダンでおしゃれなコーヒー屋さんのことでもあるけれど、ほとんどの場合、日本の食堂のようなところを指す。私も大学に通っていたとき、学食よりもカフェの方が安かったので、1日に2,3回は顔を出していた。私が通っていたカフェで見かけるお客さんはバスの運転手さんや、デリバリーの人たち、もしくは学生が多い。メニューにはしゃれたものがないけれど、とにかく安い!!お茶も学食の半額近く。職場の近くのカフェでは、イングリッシュ・ブレックファストをサンドイッチにした、「ベリー・バスター」というのを出している。これは、ベーコン、ソーセージ、マッシュルームのスライス、玉子焼きを食パンに挟んだもの。)
うちではめったにチップスは食べないけれど、毎日のように食べている人たちは少なくない様子。学食などでも、「チーズパイとチップス」とか、「ラザニアとチップス」というように、すべてに添えられている。
私は普段から、「イギリスには美味しいものが多い!!」といっているけれど、残念ながら、体に良くなさそうなものが多い。でもほんとに美味しい!!なのでうちでは、たま~に食べるようにしている。
そんな、たま~にしか食べないものの中に、スコーンがある。スコーンといえば、バターと小麦粉を練って焼いたものに、クロテット・クリームとジャムをぬって食べる。考えてみると体に悪そうだけれど、これが美味しい

ちなみに写真にあるスコーンは、今日、だんなが生まれて初めて焼いたもの。ちょっと小ぶりだけれど、とっても美味しかった。

うちではスコーンに使うジャムは、ラズベリー。ちなみに、クロテットクリームと黒蜜にのせるのを「ブラック・サンダー」というんだとか。試したことないけれど。

これがクロテットクリーム。

スコーンは全部で8つできた。小さいから、というのを言い訳に私は2つ食べて、だんなは3つ食べた。ちょうど4つ残ったので、「明日職場に持ってっていい?」と聞くと、「明日自分が食べるからダメ」との返事。欲張り。