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Izzyのブログ

イギリスからの日記です。

イギリスといえば

2006年03月06日 02時13分29秒 | イギリス





イギリスといえば、「フィッシュ&チップス」が有名だと思う。イギリスの人たちは、本当にチップスが大好き。どんなに小さな町にも、必ず「チッピー(Chippie)」があるくらい。

昨日職場で、近くにあるサンドイッチ屋さんのメニューを見かけたのだけれど、値段をチェックしようと開いてみたら、「チップ・バゲット」があり、笑ってしまった。「チップ・バティ」は聞いたことあるけど、バゲットを使ったのは聞いたことがナイ。

「チップ・バティ」とは、食パンにチップスを挟んだサンドイッチのこと。ちなみに「ベーコン・バティ」はベーコンを挟んだあったかいサンドイッチ。これらの食べ物は、どっちかというと「庶民の味」的なもので、グリーシースプーンなどで出される。

(ちなみに、「グリーシースプーン」というのは、「カフェ」のこと。イギリスで「カフェ」というと、モダンでおしゃれなコーヒー屋さんのことでもあるけれど、ほとんどの場合、日本の食堂のようなところを指す。私も大学に通っていたとき、学食よりもカフェの方が安かったので、1日に2,3回は顔を出していた。私が通っていたカフェで見かけるお客さんはバスの運転手さんや、デリバリーの人たち、もしくは学生が多い。メニューにはしゃれたものがないけれど、とにかく安い!!お茶も学食の半額近く。職場の近くのカフェでは、イングリッシュ・ブレックファストをサンドイッチにした、「ベリー・バスター」というのを出している。これは、ベーコン、ソーセージ、マッシュルームのスライス、玉子焼きを食パンに挟んだもの。)

うちではめったにチップスは食べないけれど、毎日のように食べている人たちは少なくない様子。学食などでも、「チーズパイとチップス」とか、「ラザニアとチップス」というように、すべてに添えられている。

私は普段から、「イギリスには美味しいものが多い!!」といっているけれど、残念ながら、体に良くなさそうなものが多い。でもほんとに美味しい!!なのでうちでは、たま~に食べるようにしている。

そんな、たま~にしか食べないものの中に、スコーンがある。スコーンといえば、バターと小麦粉を練って焼いたものに、クロテット・クリームとジャムをぬって食べる。考えてみると体に悪そうだけれど、これが美味しい なので、久々に食べました。

ちなみに写真にあるスコーンは、今日、だんなが生まれて初めて焼いたもの。ちょっと小ぶりだけれど、とっても美味しかった。





うちではスコーンに使うジャムは、ラズベリー。ちなみに、クロテットクリームと黒蜜にのせるのを「ブラック・サンダー」というんだとか。試したことないけれど。





これがクロテットクリーム。





スコーンは全部で8つできた。小さいから、というのを言い訳に私は2つ食べて、だんなは3つ食べた。ちょうど4つ残ったので、「明日職場に持ってっていい?」と聞くと、「明日自分が食べるからダメ」との返事。欲張り。


Sudoku

2006年01月12日 22時05分18秒 | イギリス

イギリスではSudoku(数独?)が流行っています。新聞や雑誌などではクロスワードパズルと並んで載せられています。日本で生まれたそうですが、日本でも流行っているのでしょうか?

私はぜんぜん興味なかったのですが、クリスマスに義理の母からSudokuの4冊セットをもらい、今ではすっかりはまっています。そういえば日本にいたとき、だんなと二人、さんざんテトリスにはまってやめることができなかったことがあるのですが、同じ感じです。

欠かせないもの:お茶

2005年11月20日 15時09分02秒 | イギリス
イギリスで欠かせないものといえばお茶。最近はスターバックなども流行りで、コーヒーを飲むイギリス人も増えているようだけれど、こちらのコーヒーはあまり美味しくない。それに比べて紅茶はおいしい

誰かのうちに行くと、挨拶の後に、まず“お茶飲む?”と聞かれる。人によってはティーバッグを使って、マグになみなみとついでくれたり、ちゃんとティーポットに作り、カップとソーサー、お砂糖とミルクをお盆にのっけて出してくれる人もいる。

イギリス人は、お茶を沢山飲むけれど、特に忙しくってストレス気味なときにはお茶休憩になる。私の職場も、忙しくなる日は、“今日は忙しくなるからその前にお茶を飲んでおこう”とかお茶から始まる。うちの場合はティーバッグをそれぞれのマグにいれて作る。人によっては砂糖を入れるが、大体はミルクティー。レモンを入れる人もいるけど、あまり見かけない。

私はイギリスに来る前は紅茶なんて、夏にアイスティーを飲むくらいで、メインはウーロン茶かコーヒーだった。こちらに来て、最初は出されるお茶を最後まで飲むことができなかったくらい、紅茶には慣れていなかった。最近ではお茶なしでは一日が始まらない。ミルクの切れた時には大騒ぎである。特に寒くなってきたここ数日、一段とお茶を飲む回数がふえてきた。

PC

2005年11月19日 01時59分04秒 | イギリス

ここのところ本当に寒いです。昨夜11時に外をのぞいたら、すでに霜が降りていたくらい。天気予報によると、マイナス6度まで下がったそう。今日は1日寒いけれど青空の広がり、庭にあるヒイラギナンテン(上の写真)は太陽を浴びて気持ちよさそうでした。


ところで、クリスマスシーズンに入り、イギリスの人たちは“PC"の話をしています。“PC"とは"Political Correctness"の略で、最近良く耳にする言葉です。Plitical Correctnessというのは、差別用語を使わないようにすることをあらわすそう。実際には言葉だけでなく、道徳にそわない行動に対しても使われますが、必要以上にやたらめったら正す人たちが現れ、それに対して“それはちょっといきすぎだろう”という意味で、“Political correctness gone mad!!"というのを良く聞きます。

例えば、クリスマスツリーに飾るライトのことを“クリスマスライト”と呼ぶのは正しくないそう。“クリスマス”はもともとキリスト教のお祝いであるので、キリスト教信教者以外に対して、差別になるのだそう。なので、“クリスマスライト”ではなく、“ウィンターライト”と呼ぶべきだ、という人たちがいるそう。ただイギリスではクリスマスはどちらかというと冬のお祝い、という感じで宗教に関係なく楽しまれているのが現実なので、“クリスマスライト”ということに反感をもつ人たちはあまりいないようです。

イギリスでは今頃になるとデパートやスーパーにサンタが現れ、子供達が会うために長い列を作ります。子供はサンタのひざにすわって写真を撮ったり、プレゼントに何が欲しいかを言うのですが、今年は子供はサンタのひざに座るのが禁止になっているところがあるそう。なぜかというと、もし親がサンタを子供虐待で訴えた場合、補償金がかかる恐れがあるからだとか。

差別用語や行動は使われるべきではないけれど、最近は過敏になりすぎる傾向にあり、“Political Correctness"という言葉はネガティブな情況で使われることが多いです。

Falconry

2005年11月15日 01時25分48秒 | イギリス

日曜日、天気が良かったので、だんなと二人でコッツウォルズに行ってきた。今回は北のほうにあるFalconryを訪れた。

Falconry(ファルコンリー)と聞いて、鷲や鷹がいるのは知っていたけれど、どちらかというと鳥の動物園のようなものを想像していた。ところが、“Falconry"というのは、数百年前に始まった狩の手法で、猛禽(Bird of prey)を訓練し獲物を捕まえるもの。今ではどちらかというと、趣味として身につけるスポーツのようなものらしい。

入ってすぐお土産屋があり、向かいのドアから外に出る。出たところには、鷲、鷹、ふくろうなどの鳥が展示されていた。鳥達は足首に輪っかをはめられて、地面から突き出ている止まり木につながれていた。ほとんどの鳥達はボーっとおとなしく止まり木の上に立っていたけれど、1~2羽はつながれているのが嫌なようで、羽をバタバタさせていた。イギリスはとっても動物愛護精神の強い国。動物園に対しても眉をしかめる人が多い。なので、こんな風に身動きが取れないような環境でいる動物を見ると、びっくりしてしまう。だんなと二人、複雑な気持ちで見て回った。その後ろには巨大なオリがあり、ハクトウワシや他の大きな鳥がいた。

展示エリアの裏は芝生のスペースがあり、野原に囲まれ、野原には鹿が草を食べていた。芝生のスペースの終わりにはまたオリがあり、ハゲワシやふくろうがいた。

芝生のスペースはベンチに囲まれていて、Falconryを実際に見るところだった。時間になると、小さめの鷹を皮の手袋をはめた手にのっけて、おじさんがでてきた。放すと鷹は真ん中にある止まり木に止まり、その後近くにある背の高い木の枝に止まった。おじさんがひもの先にえさをつけてぶんぶん振り回すとそれを狙ってたかが飛んでくる。すごいスピードで、華麗だった。

その後はフクロウ。フクロウは鷹に比べゆっくりで、ミャ-ミャ-鳴いていてかわいかった。鷹ほど高く飛ばず、体つきもどっしりした感じ。

合計で4羽の鳥を見たけれど、狩の仕方や捕まえる獲物の違いなど説明され、とても勉強になった。




写真は“Barn owl"というフクロウ。

ガイ・フォークス・ナイト

2005年11月06日 03時02分10秒 | イギリス


イギリスは花火のシーズンです。日が暮れて暗くなると、あちらこちらで花火の音が聞こえます。

毎年10月の終わりか11月の頭に、ヒンズー教のお祭りであるディワリ(Diwali)があり、その後11月5日はガイ・フォークス(Guy Fawkes)・ナイトで、両方とも花火でお祝いします。

ガイ・フォークス・ナイトは、16世紀に不成功に終わった、国王の暗殺計画(Gun powder plotと呼ばれる)に由来します。短く説明すると…

当時、エリザベス女王の君臨していたイギリスはプロテスタントの国であり、カトリック教は禁止されていました。(見つかると処刑された。)ところが彼女の死後国王になったジェームス1世は、自分の奥さんがカトリック教だったこともあり、カトリック教徒達は、法律が少し緩むかも、と思ったのに、なかなか変わる様子がないので、不満に思い、“暗殺しよう”ということになったそう。

この暗殺の計画というのは、国会が開かれているときに、建物ごと国王を吹っ飛ばそうというもの。そのためカトリック教徒の5人(最終的には10人)はParliament House(有名なビックベンのある建物)に続いている地下室を借り、そこに36樽分の火薬(Gunpowder)を国王の席の真下にあたるところに運び込んだのです。国会が予定されていた11月5日に、陰謀者の1人であるガイ・フォークスが火薬に火をつけ、海外に逃げるという計画でした。

ところが、直前になって、国会員の1人が“明日何があっても国会に出席しないように”というミステリアスな手紙を受け取り、そこから計画がばれ、失敗に終わったのです。当日その場にいたガイ・フォークスはつかまり、そこから一人一人関わったものが逮捕され、最終的には全員処刑されました。それ以来、ガイ・フォークス・ナイトは“国王の暗殺が失敗に終わった”事を祝う日なんだそう。

毎年今の時期になると、テレビで“Gunpowder Plot"に関するテレビ番組などやってますが、子供などほとんどの人たちは、秋のイベントの一つとして楽しんでるようです。よく由来を考えてみると、(最近ロンドンであったテロ爆弾の件もあり)少し複雑な感じがします。

クリスマス、新年も控え、しばらくの間は花火のシーズンが続きます。


(画像はBBCのサイトから。この陰謀に関わった人たち。右から3人目がガイ・フォークス。ナショナル・ポートレート・ギャラリーにあるそう。)

11月2日はAll Soul's Day。

2005年11月03日 06時24分40秒 | イギリス
昨日、久々にだんな側の家族みんなで食事をした。だんなと彼の父のお誕生日祝いのため。妹が南の方に就職してから、5人揃っての食事っていうのがそれほど頻繁でなくなったため、久々に楽しい夜だった。

ところで、食事中にハロウィーンの話になった。

“Trick or treat"(仮装した子供がお菓子をもらいに回って歩く)はイギリスでは最近やるようになったんだそう。私がこちらに来た当時は、近所の子供が“Trick or treat!!"とドアをノックしたものだけれど、最近では危ないので、出させない親が多い。ニュースでは、“お年よりは気をつけるように”と注意を促す。大き目の子供たちがたちの悪いいたずらをするからだ。場所によっては卵の投げあいなどあり、大変だったらしい。

話が少しずれてしまった…

イギリスではハロウィーンは子供たちが祝うくらいのもの。でもフランスとかに行くと、本格的にやってるそう。

先週フランスへ行ってきた義両親が、“フランスでは、ハロウィーン一色だったよ。”といい、そこから話が展開し、Halloween day, All Saint's Day そして、All Soul's Dayという日の話になった。全国的に祝われない日には無知な私は???状態。何のことか聞いたら、キリスト教関係の日なんだとか。そこでちろっと調べてみた。

11月1日は(イギリスでは)“All Saints' Day”。イギリス(そして他のキリスト教の国)では、“StGeorgeの日”とか“StPatrickの日”など、“Saints(聖人)”をまつる日が結構ある。“All Saints' Day”は、特に決まった日がもうけられていない聖人をまつる日なのだそう。

また、“All Saint's Day”は“All Hallows' Day”とも知られ、その前日10月31日は“Hallowe'en(Eve of Hallows=All Hallowsの前夜)”と呼ばれているそう。な~るほど、ハロウィーンはそこから来てるのね。
(と思ってるのは私だけかな?そんなの知ってたよ、という方もきっといらっしゃるでしょう。)

“All Saint's Day”の翌日は“All Soul's Day"。これはこの世から去っていった人達を祭る日だそうです。

イギリスはキリスト教の国ではあるけれど、教会に行かない人が沢山います。クリスマス、イースターなど、全国的に祝う行事も、宗教的な行事、という感じが薄れているようです。場所によって、又は出身の場所によって、祝うことも違うようです。普段キリスト教の人に囲まれていない私には、知らないことが沢山あります。

ちなみに12月1日から24日までを“Advent"といいますが、その説明は長かったので、今回は省かせていただきます




やる気がない!!

2005年10月07日 07時38分53秒 | イギリス
やる気がない人がやたら目に付く。

先日、職場でのこと。営業の人が来ていて、お店(バイト先)の奥で注文書を書いていたと思ったら、“Sドラッグストアって、この近くにある?”と聞いてきた。買うものでもあるのかな?と思ったら、“Sドラッグストアに配達がある人に、道を聞かれた”という。営業のおじさんについてお店の奥に行くと、裏のドアが開いていて、でっかいトラックの横に、のほほんとした顔のデリバリーのお兄さんがいた。“Sドラッグストアに配達があるの?”と聞くと、“うん、どこにあるか知ってる?”。“ショッピングセンターの中に入っているから、配達用の入り口に行く必要があるよ。お店がどこにあるか知ってるけれど、配達するのにどこに行くべきかは分からない。”というと、手にしていた伝票を見て、“Sドラッグストア、Tショッピングセンターとしか書いていない”と困った様子。“ショッピングセンターは大きいから、メインの道路に出れば、きっと看板出ているよ”というと、分かったような分からないような。“トライしてみる。”と。

うちのような小さな店でも、デリバリーの人達は問題なく見つけて配達に来る。Sドラッグストアのようにチェーンの大きな店なら(しかも小さいタウンセンターにある、大きいショッピングセンターの中にあるなら)見つけるのは難しくないはず。配達する人たちって、地図くらい持っているか、慣れていないルートに配達するなら、あらかじめチェックしたりするの、仕事の1部じゃないのか?道案内は私の仕事ではないっ!!!

もちろん、ちゃんと仕事をしている人もたくさんいる。でも、あまりにも頻繁にやる気のない、怠け者に出くわすと、“これだからローバーも閉鎖するんじゃないか”と思ってしまう。(この件に関して愚痴り始めると止まらないのでこの辺でやめにしておくけれど、)ちゃんと仕事しろ!!!!!と言いたくなる。


P.S.今週の頭に、ブログのせいで寝不足して、辛がっていた私を見てあきれたマネージャーに(時々母親代わりになる)金曜までパソコンに触れないこと、と約束させられたので、前回の投稿から、時間が空いてしまいました。何について書こうかと色々考えていたのですが、“イギリスの事を聞きたい”というコメントを頂き、イギリスのことを投稿しよう、と思ったら、こんなネガティブなものになってしまった…。次回の投稿はポジティブなものにします!!