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思考内リゾート

真夜中の妄想『おらが春』

こんばんは、安井ふみです。
50代独男で大阪南寄り住まいです。

先週の土曜日、大阪・堺市高石市の浜寺公園へ花見に行ったことはブログに書きましたが、
その時やはり家族連れがレジャーシートを敷いて春を存分楽しんでいるのを見ると、うらやましさが少し出て来ました。ほんの少しですよ。

何も努力もしないで一人でいることしか考えていないままでいた人間がいとも簡単にいきなりよそ様の家族風景に憧れるとは、おこがましくもあるのは十分承知です。

あの人達だって色々(普段の親戚付き合いや乳児の頃の大変な子育て、休日でも予定がうまく合わない歯痒さ等)と困難を乗り越えての晴れのこの日でしょう。

そんなことは理解しているつもりでもやはり私の安易なうらやましさから、色々考えてみたのです。

私はそれならそれでと『レンタル家族を借りれば良いいのでは!』と頭に浮かぶ。
今時後ろめたいイメージがある感じでもなく、ましてや『レンタル彼女』や『レンタル彼氏』よりはどこか健全な気すらします(←あくまでも私のイメージです)。

いくらかかるかは知らないけれど、
『レンタル子供』は小学校低学年くらいの女の子がいいな。
『レンタル奥さん』は、この花見に合わせたような、すらっとしたスタイルで白いパンツにピンク色のシャツ、シャツの色が見える薄手の薄い黄緑のカーディガン。
そして『お父さん役』は、レンタル奥さんと同じ年頃…。???
って「それだったら私は誰やねん?」って一人ツッコミを入れてました…。

なら私は子供役?それならレンタル子供の兄妹役?
複雑な家庭事情になりますねぇ。

それとも年齢的にじいさん役?

じいさん役なら、自分が頼んだとはいえ、この若々しい家族を見ると疎外感を感じないだろうか?と思います。
気分が冷めてしまえば、この人達が集まるための場所のためにお金を出してあげているような気にならないか?とも。
『レンタル家族』は仕事とはいえ楽しそうに笑うだろうし。

花見に似合う豪華な弁当もレンタル会社(この呼び方もなんだかですね)の規約で私のお金で用意するものでしょう。
気分が冷めてしまえば、レンタル家族が美味しいものを食べて「美味しい!」と言われても、『そのために美味しい物を買って来たんだ、当たり前だ!』と腹で思って苦笑いがでるだろうし。
(それとも298円くらいの脂ぎった揚げ物ばかりのお弁当でも『美味しい!』と言って残さず食べてくれるのでしょうか?なんてそんなことを考えている私はサイコパスちっく

なんかどこか冷めそう。
無理っぽい。
私には向いていない。
『客』としての立ち位置がわかりにくいです。

束の間の妄想の家族はあっと言う間に消え去り、
ケチなただのおっさんだけが花見の楽しげな喧騒に飲み込まれることなく家路に急ぐのでした。

私、お金では買えない幸せを思ったものです。

最後までくだらない話にお付き合いいただきありがとうございます。

『レンタルお父さん』を頼まなく、『妻』(なんだかいやらしい書き方かも)や『子供』をレンタルし、自分がお父さん役をしたとしても『理解ある優しいパパ役』で逆に『レンタル妻』や『レンタル子供』に気を遣って、楽しませようと家族サービスに徹するような気がしてなりません。
それが楽しいと思えたらいいんでしょうね。
それ以上に向うの『レンタル妻』や『レンタル子供』もプロ根性を見せてくれたら最高なのでしょうが、そこまで求めるものでもないのかな。

それなら私がサービスを提供する側になり、いっそう『レンタルお父さん』した方がいいんではないかと思ったり...。

どんどん変な思考に入っていきますわ。

それより私を『レンタルお父さん』として頼むお客さんがいるかどうか以前に、私を『レンタルお父さん』として雇ってくれる会社がないですわ。世の中そんなに甘くないですわ。

再度書きます、最後までくだらない妄想にお付き合いいだだきありがとうございます。
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