イギリスの港の横から再び汽車にのる。
この汽車はコンパートメントではなかった。
イギリスは夏時間になっているかもしれないからといわれたが、プラットフォームの時計は私たちの時計と同じ時刻だった。
着いたときはもう夕方だった。
汽車に乗るとすぐにトランプがはじまったので一緒にやる。
車掌さんがテーブルを持ってきてくれたがあまりきれいではなかった。
外は真っ暗になりやがてロンドンに着く。
プラットフォームに下りたとたん中村君に女の人がとびついた。
みんなびっくりしたが、なんとその人はロンドン留学中の彼のお姉さんだった。
ここビクトリア駅からバスに乗りホテルに着いたのは8時だった。
ホテルはシャーロックホームズホテル。
ベイカーストリートにある。廊下に敷き詰めてあるじゅうたんが赤と黒でいかにもイギリスらしい。
イギリスの駅がどこだったかは忘れた。
しかし旅行の最後の町に着いたのだなあと思った。
このころになるとかなり疲れていた。。