ここからバッキンガム宮殿へ行く予定だったが、時間があったので、国会議事堂とウェストミンスター寺院を見にいく。
地下鉄を降りたところにぱっとビッグベンが見えた。
左手はテムズ川だ。近くのおみやげものやさんに入った。
ここでブリキのボタンやペンダント、ベルトを買った。この旅行中にジーパンが伸びてしまって(どれだけ酷使しているかわかる)それでベルトを買ったのである。
国会議事堂の横にウェストミンスター寺院はある。
アン王女の結婚式がおこなわれたところだ。
この結婚式はテレビ中継がされそれを見たがすばらしかった。
しかしこの日は日本の農協の団体ががやがやうるさく中を見学中だった。
すぐにでてきてしまったので、後から内部の写真を見てもどこだかわからない。
バッキンガム宮殿にたどりつくのはたいへんだった。
駅を降りたところには何もない。
緑が多いほうが宮殿だろうと、見当をつけながら行ったが行けども行けども塀ばかりだ。
かなり歩いたところでやっとすごい人が集まっているのを見つけた。人垣のなかには日本人と思う人もいっぱいいる。
坊主頭で学生服を着ている男の子もいた。
バッキンガム宮殿の衛兵交代ははじめは楽隊がはいり、続いて兵隊がはいる。
儀式そのものは何をやっているのかよくわからなかったが、そのうち楽隊がミュージカル「キャバレー」の曲を演奏しだした。
この交代式がおこなわれている間、背の高い兵隊と背の低い兵隊が宮殿にそっていったりきたりしていた。
よく見ると2人の口は常に動いていた。
(つまりまっすぐ前をみながら話しをしていた)
この交代の間にも反対側の道を馬に乗った兵隊が通りかかったが、おもしろい帽子をかぶっており、その帽子だけが塀の向こうを走っているように見えて奇妙だった。
よくロンドンの兵隊を写真でみると赤い上着に黒いズボンだが、グレーのコートをきていてそれが残念だった。
交代式を見ている私たちの場所があまりよくなかったので、途中でひきあげた。
少しスピードアップしようと思う。
ロンドンの衛兵の交代は有名だ。
でもコートを着ている写真はまったく見たことがなかったので、制服が変わったと思っていた。
有名なところばかりいっぺんにまわっているって感じだった。