ヨーロッパ旅行記1972

学生時代に行った初めての海外旅行の思い出を書きます。
題名の通り1972年のヨーロッパです。

バッキンガムパレス

2006-02-28 21:51:48 | ロンドン3日目

ここからバッキンガム宮殿へ行く予定だったが、時間があったので、国会議事堂とウェストミンスター寺院を見にいく。
地下鉄を降りたところにぱっとビッグベンが見えた。
左手はテムズ川だ。近くのおみやげものやさんに入った。
ここでブリキのボタンやペンダント、ベルトを買った。この旅行中にジーパンが伸びてしまって(どれだけ酷使しているかわかる)それでベルトを買ったのである。
国会議事堂の横にウェストミンスター寺院はある。
アン王女の結婚式がおこなわれたところだ。
この結婚式はテレビ中継がされそれを見たがすばらしかった。
しかしこの日は日本の農協の団体ががやがやうるさく中を見学中だった。
すぐにでてきてしまったので、後から内部の写真を見てもどこだかわからない。

バッキンガム宮殿にたどりつくのはたいへんだった。
駅を降りたところには何もない。
緑が多いほうが宮殿だろうと、見当をつけながら行ったが行けども行けども塀ばかりだ。
かなり歩いたところでやっとすごい人が集まっているのを見つけた。人垣のなかには日本人と思う人もいっぱいいる。
坊主頭で学生服を着ている男の子もいた。
バッキンガム宮殿の衛兵交代ははじめは楽隊がはいり、続いて兵隊がはいる。
儀式そのものは何をやっているのかよくわからなかったが、そのうち楽隊がミュージカル「キャバレー」の曲を演奏しだした。
この交代式がおこなわれている間、背の高い兵隊と背の低い兵隊が宮殿にそっていったりきたりしていた。
よく見ると2人の口は常に動いていた。
(つまりまっすぐ前をみながら話しをしていた)
この交代の間にも反対側の道を馬に乗った兵隊が通りかかったが、おもしろい帽子をかぶっており、その帽子だけが塀の向こうを走っているように見えて奇妙だった。
よくロンドンの兵隊を写真でみると赤い上着に黒いズボンだが、グレーのコートをきていてそれが残念だった。
交代式を見ている私たちの場所があまりよくなかったので、途中でひきあげた。


少しスピードアップしようと思う。

ロンドンの衛兵の交代は有名だ。
でもコートを着ている写真はまったく見たことがなかったので、制服が変わったと思っていた。

有名なところばかりいっぺんにまわっているって感じだった。



コベントガーデン

2006-02-27 23:01:53 | ロンドン3日目

地下鉄でコベントガーデンへ。
ベーカーストリート駅でWomenという雑誌をもらった。
コベントガーデンの駅で降り、みんなの歩いていくほうの出口に行く。
突然みんないっせいに止まった。
どうしたのかと思っていたら、床が動きだした。
それはなんとエレベーターの中だったのだ。
こんな広いエレベータが世の中にあってもいいのか。
エレベータが地上に着くと乗ったのとは反対側の出口から降りる。
外に出ると一面果物、野菜の山だ。
つば入りの帽子をかぶりジャンバーを着た人でにぎわっている。
なんとなく築地の市場に似ている。
オペラハウスはこの市場のはずれにあるのだが、このような市場とオペラハウスという組み合わせがおもしろい。
オペラハウスはマイフェアレディの映画で見たよりもずっと小さい感じがした。
市場に比べ何も公演のない朝のオペラハウスは魅力がなかった。
市場は本当に来てよかった。
活気がありにぎやかで、それでいてどこかイギリス的なところがある。
写真をとっていると近くの人がアイムソーリーといって自分からどいてくれた。
歩いていると後ろからオレンジがころがってくる。
何かとても楽しいところだった。


このコベントガーデンの市場は今はもうないと思う。
ここでマイフェアレディーの映画がとられたということが
わかっていたのでおもしろかった。
しかしよくこういうところにいったなあと思う。



地下鉄

2006-02-22 09:09:38 | ロンドン2日目
オックスフォードでベイカールーラインに乗り換えたがここの線はものすごく混んでいた。
まわりの人は大きくぎゅうぎゅうつめられ大変だった。
降りるとき私がいたほうと反対側から降りるのだが、ドアがなかなかあかず、やっと開いたときはパードンの連発で人をおしわけてやっと降りた。

部屋にはいるとごろっと横になりFumiが11時ごろ戻るとまた本格的にねた。

ロンドン三日目

 外はものすごい霧でさすがロンドンと思わず叫びそうになる。
朝早いためか食堂はすいていた。
ここの朝ごはんにはオレンジジュースがついている。
缶入りのジュースのようだったがおいしかった。


ずっと一緒だったFumiとは別れ、ひとりでロンドンの地下鉄に乗る。
これがFumiにも私にも海外で一人で歩いた初めての経験になっている。
このあと、学生時代にアメリカにも行くがひとりで歩くということは楽しかった。
それは今でも同じだ。


ジーザスクライストスーパースター

2006-02-21 16:24:18 | ロンドン2日目

ここからコベントガーデンのオペラハウスへ。
博物館をでるとすぐのところにガールスカウトの旗がかけられている家を発見。Fumiは感激する。
中にはいるとガールズオンリーと書かれている。
ここの売店でアン皇女の日記」という分厚い本を買った。
ここの隣はボーイスカウトの家でこちらも見てみた。
売店にはアーミーナイフなどが売られていた。

チャーリングクロスロードに来たとき、ジーザスクライストスーパースターの看板がかかっている劇場をみつけた。
そこの劇場から日本人の青年がでてきたのでチケットがかえるかどうか尋ねる。
窓口にいかなければわからないが、たぶん買えるだろうということだ。
なんと明日のチケットがここで手にはいる。
ここの劇場の隣にプレイガイドもあるというのでFumiはそこにいき今夜の寄席のチケットも買った。
私はとにかく疲れていて今夜はパスだ。
ここで私たちは別れる。
オペラハウスも明日だ。



ジーザスクライストスーパースターの劇場を偶然見つけ、しかもチケットが手にはいったということは奇跡に近い。
旅行も最後になっており、毎日毎日歩いていたのでかなり疲れたいた。
しかしFumiは元気だったなあ。



大英博物館

2006-02-20 09:10:34 | ロンドン2日目
大英博物館はロゼッタストーンで有名だ。
この石のことを中学の時に習ったときからずっとみたかったのだ。
この博物館はまず建物がものすごく素晴らしい。
ただ閉館まぎわだったので、急がなければならなかった。
係りの人はお金はいらないと私たちをさっさと中にいれたのでびっくりした。
ここでレンブラントの家で会った人とまた会い、イギリスは労働党に政権が変わったので、美術館や博物館は学生はただになったということを聞く。
ロゼッタストーンを探す。係員に聞くと
「ほらあそこです」
と目の前の机をさした。
ものすごく大きなものだと思っていたが、それほどでもなかったことに驚く。
ほしかったこの石の絵葉書は売店がしまっていて買えなかった。



この時は売店がしまっていて何も買えなかったのだが、30年後、
息子がヒエログリフのスカーフをここで買ってきてくれた。
私が行った年よりも息子は4歳若くしてここを訪れた。
このスカーフ宝物です。

トイレ探し

2006-02-19 20:45:25 | ロンドン2日目

オックスフォードストリートにさしかかる。
このあたりは二階建てバスで混みあっており、ロンドンそのものという感じだ。
ここから大英博物館に地下鉄でいくことにする。
たった一駅だったが、歩くのは疲れていた。
駅から博物館に行く途中、近くのスナックにはいりハンバーガーを食べた。
ここでFumiは化粧室に行く。
化粧室はどこかと聞くと奥の方を指さすので行ったが行けども行けどもなく、結局となりのホテルにでてしまい、そこのフロントの人に聞いたら、2階にあるというので行ってみたらやっと見つかったというのだ。
そこで私もためしに行ってみた。
日本の喫茶店というのは便利だなあとこの時思った。



旅行をしていてトイレを探すというのはどこの国でも大変だ。
ましてやこんなにわけがわからない場所にトイレがあるというのは
旅行者には無理だわ。
日本はその点いいのかなあ。。



ピカデリーサーカス

2006-02-18 20:42:54 | ロンドン2日目

トラファルガー広場はただライオンの像があるだけだ。
しかしここはロンドンの中心でここからウェストミンスター寺院へいくのもオペラハウスに行くのも便利だ。
私たちはここからピカデリーサーカスに向かう。

ピカデリーサーカスからリージェントストリートに抜けたところに大きな本屋があったのではいる。
日本のことが書かれた本を見つけた。
Zenという題だった。
もう一冊日本のことが書かれている本があったが、それは、腹きりやふじ山といったことばかりかかれていた。
一般の本としては映画の本、マリリンモンローの本(これはどこでも売られていた)があった。
私はマザーグースを買う。
挿絵がとてもかわいかった。
レジのところでは売られていく本の名前をテープに吹き込んでいる。
黒のビニール袋に本をいれてもらった。



わざわざ黒のビニール袋に本をいれてもらったと書いてあったので、それが当時はめずらしかったんだろうなと思う。
このマザーグースはまだ本箱の中にあります。



セントポールからチャーリングクロスへ

2006-02-17 18:04:25 | ロンドン2日目
セントポール寺院はネルソンのお墓があり有名だ。
しかしたくさんの人のお墓があり、ネルソン提督のお墓を見つけるのはたいへんだった。

ここの前から二階建てバスに乗る。
通りがかりのおじさんにトラファルガー広場にはどのように行ったらいいのか聞くと、何番と何番のバスに乗ればいいと教えてくれ、自分のバスを見送って私たちを道の反対側に渡してくれた。
二階建てバスにはドアがなく、入り口のところに立っていると、真下の地面が動き、景色がどんどん後に消えていくのがおもしろくって気持ちがいい。
2.3分そこで楽しんでいたら、車掌さんが上から降りてきて中にはいりなさいと言った。座席に座る。
この車掌さんが若いけどとても親切だった。
車内は混んでいてFumiと私が別々に座る。
Fumiは隣の人にトラファルガーはどこで降りるのか聞くとチャーリングクロスだという。そこまでの切符を買った。
15p。105円だ。


このバスはよく覚えている。
日本で地面が直動くバスなんかに乗ることは絶対ないし、すごい開放感があった。
pというのはペニーだ。
換算も当時はすぐできたのだろうなあ。





テムズ河のほとりで

2006-02-16 13:45:03 | ロンドン2日目
テムズ河のほとりからタワーブリッジを見る。この橋は遠くから見ただけだ。
かなり疲れている。

ここからセントポール寺院へ。
門をでてから坂の下の方のテムズ河に近い道を歩く。
市場や倉庫が続いている。
ロンドンブリッジに通じる道路のガードしたで工事が行われていたので、坂を登る。キャノンストリートにでると、Fumiは何回目かの最後のフィルムを買った。
買うたびに最後だというのだ。
ここにはヤシカ、オリンパスなどの見慣れているカメラがたくさんあり、ウィンドウだけを見ていると東京にいるようだ。
ここの通りのパンやさんでパンを買い、また歩きながら食べる。
ヨーロッパでは立ち食いは平気だとは聞いていたが、大通りで立ち食いをしている人はあまりいなかった。

セントポール寺院のすぐ手前に公園があったので休む。
ベンチがとても大きくて腰掛けやすい。
真ん中には花畑がありすずめや鳩もたくさんいる。
私たちがパンを食べているとすずめや鳩はよってきた。




旅行記も最後になって中断が多くなってしまった。

ロンドンは思ったよりも明るい都市だった。
息子がロンドンに行った時に写真を見せてもらって懐かしく思ったが、この旅行記を書き写しているとまた当時を思い出す。
最後まで書かなければならないな。