苦労して吹き込みを終えたあと、下のレストランに降りていく。
同じテーブルの人に私たちのだしものを教えてあげるとみんな笑っていた。
ここには水がでていたので、久しぶりにまともな水を飲む。
いよいよケーキを切るときがきた。
この日の司会者は塚田君だ。
しかしあろうことか、ひとりひとり呼ばれた名前の中には私の名前はなかった。
これはあきらかに神田さんのミスだ。
私の代わりに藤本君という人がはいっていた。
なんということだ。
そのときは何も言わなかったんだけど、後から考えると神田さんに何かおごらせればよかった。
しかも名前を呼ばれなかったのにもかかわらず、私たちは劇をやった。
音響が悪かったので何をやっているのかみんなはわからなかっただろうが、まあ座を盛り上げる効果はあっただろう。
最後にカレッジソングを歌った。
こんなにホテルで騒いでもいいのかなあ。
お誕生会が終わり(誰のお誕生会だったのか)中村君とか加藤君と飲み始めた。
お誕生会で見かけない人がいると思ったら、加藤君のフィアンセだったらしい。
JALのスチュワーデスで2人は昼間、ホテルオークラでラーメンを食べたとか聞いた。
婚約者とかつれていた人がいたけど、私達はなにか同じグループとは思えないほど
かけ離れた行動をしていたなあ。
こんな劇なんか平気でやるのは私達だけだったのは書かなくってもわかるか。