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ミケマル的 本の虫な日々

『室町繚乱』「鎌倉香房メモリーズ』


 6月はほとんど本を読了しなかったのですが、7月は13冊読んでました。
(ビブリアという読書アプリで読んだ本を記録しているので、集計が出るようになっています)
 
その中で、阿倍暁子さんの本を2冊読みました。
初めて読む作家さんですが、ネットのどこかで見かけて面白そうと思い買ったもの。
 
『室町繚乱』
南北朝時代のお話。
吉野山に行くと後醍醐天皇からの南朝の天皇がこんな山の中で暮らして御所としていたのかというのが良くわかるので、さぞかし大変で悔しい思いがあったのでしょうと思います。

 後醍醐天皇が亡くなり、その後を継いだ後村上天皇も亡くなった時代。
後村上天皇の皇女が主人公のお話。
副題が「義満と世阿弥と吉野の姫君」
これは面白そうでしょう?
と思って読みました。


 皇女様が乳母と一緒に京都に乗り込むという設定は、まああり得ないとは思うけれど、足利将軍・義満、楠木正義、観阿弥、世阿弥と役者が揃って、その展開が面白いお話になっていました。
軽い歴史物としても、皇女である少女の成長物語としても、気軽に楽しく読めるいい本だなと。
吉野の風景を思い出しながら読みました。


 同じ阿倍さんの本ですが、こちらは集英社オレンジ文庫というライトノベルの本で、シリーズ化されているものだそうです。
『鎌倉香房メモリーズ』



 高校二年生の香乃は人の心の動きを香りとして感じ取る力を持つという設定。
この力は役に立つこともあるけど、そんなの知りたくないってことも多くてなかなか難しいらしい。
でも、この力を使ってちょっとした探偵のような感じのことをしていくお話。
香りミステリーというらしいです。
こちらはさらに軽い読み物(ライトノベルですから)
さらっと読めて嫌味がないのがいいなと思ったしお話も面白かったけれど、私にはちょっとライト過ぎた感じでした。
多分、主人公に感情移入できる若い方の方が楽しめると思います。





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