YouTubeの「シネマサロン」見るようになって、映画ってやっぱり面白いし、世の中では色々な映画が上映されているんだなと気がつきまして。
若い頃は色々と映画を見に行ったし、テレビの映画劇場でたくさん見た。
そして、映画から人生を学んだことも大きかったと思います。
また映画を見るようになったら、やっぱり映画館で見るのっていいなと思い出したのでした。
今回は色々な話題作がある中、昨日はなぜかアニメ「きみの色」を見ました。
ちょっとネタバレ感想を書きます
(ネタバレ読みたくない方はとばしてください)
地方のカトリックの女子校の寮にいる高校生が主役。
この学校の修道院やシスターに私も通っていたカトリック系の学校を思い出したりして、ちょっと懐かしかった。
同学年で学校を辞めてしまった子と医学部を目指す男子高校生の3人でバンドを組むというお話。
それぞれ悩みというか疎外感というか、そんなものを抱えているという。
主人公は人を見るとそれぞれの色が見えてるという感覚を持っていて、それが他人には理解してもらえないし、言えない。
学校を辞めてしまった子は世話をしてくれている祖母にやめた事を言えない。
なぜ辞めてしまったかも自分でもはっきりとは説明できないよう。
医学部を目指している男の子は期待している医者の母に音楽をしていることを言えない。
みんな、言いたいけど言えないし、自分の気持ちをうまく説明できないでいる。
思春期の悩みを抱えているからこそバンドで自分を表現し、一緒に音楽を作ることで解放していく。
すごくありがちな青春のお話だけれど、映像と音楽がなんともほのぼのとしながらも心を満たすようなものでした。
学校のシスターも保護者も友人も、悪意がないし、理解力や同感力があって、嫌なところがなく見られるのも良かったなと思います。
それぞれの家庭の事情がありそうだけれど、そこの細部にはこだわらずに3人の気持ちに焦点を合わせないのも、もうちょっと知りたいって気持ちを持たせつつ、3人の今にフォーカスしたかったのかなと。
人間や社会の暗部を描いたり、スリルやサスペンスの物語はもういいなと思っている今日この頃なので、自然とこの映画を選んで見たんだろうなと思います。
3人の将来、そして登場人物皆さんに幸あれと願いながら見終わりました。
良かった良かった。
映画はTOHOシネマ新宿で見て、その後紀伊國屋書店に寄って、お腹が空いてきたので星乃珈琲店で休憩というお決まりのコース
今日は2階がいっぱいだったので3階の星乃サロンに行ってみたら、結構席が空いててびっくりでした。
これからは3階に行くべきなのかも。
この前食べたビーフシチューハンバーグにパンケーキが付いたのが美味しかったので、今回はビーフシチューオムライスにパンケーキが付いたものを食べてみました。
これも美味しかったです。
小さなパンケーキを食べられるのが嬉しい。
パンケーキだけだと夕飯って感じにはならないけれど、ちょっと食べたいという気持ちを満足させてくれる、素晴らしいセット(笑)
星乃珈琲はもちろんですがコーヒーも美味しくて、ゆっくりできるのがいいのですが、サロンの方が椅子がゆったりした配置になっていて、落ち着くかもと思いました。
2階よりもレトロ感が。
新宿東口で映画→紀伊國屋書店→星乃珈琲は定番コースになりつつあるかも。
夜になるとちょっと涼しくなってきて良かったなと思いつつ帰ってきました。
ちなみに、知ってる人は知っていると思いますが
映画に出てくるシスターはカトリックの修道院に属していて、一生神に祈るための誓いを立てています。
なので、結婚はせずにずっと修道院などで暮らしています。
カトリックの女子校では修道院が併設されているところが多く、シスターの中で教員免許を持っている方は学校で先生をする方もいるし、先生ではない方もいるという。
今ではシスターになる若い方が減ってしまって、修道院はほとんど老人ホームのようなのよとおっしゃっていたのを思い出しました。
シスターと同じように男性はブラザーと呼ばれ、神父さんになられるのですが、こちらも結婚はできません。
神に一生を捧げて祈る事を誓っているわけです。
これに対して、プロテスタントの牧師さんは男女とも結婚することが許されています。
なので、普通に家庭生活を保つことができるのです。
神父さんやシスターと牧師さんは同じキリスト教の聖職者だけれど、立ち位置が全く違うのが興味深いなと思います。