胃腸には自信があったのだけど、時々お腹が痛くなる事がありました。
数年前にすごく痛くなった事があって検査したら、大腸憩室があるという事がわかりました。
その後も数回痛くなって治療しましたが、入院するほどひどくはならず、この病気の中では軽い方なのかな。
それで、ちょっとおかしいなと思ったら、食事を消化いいものにしたり、注意しています。
ちょっとした、胃もたれ、消化不良、腹痛、下痢などの時に愛用してるのが「御岳百草丸」
だいぶ前に実家の父が使っていたのを買ってみたのだけど、体質にあっているのか、マイルドなのだけど胃腸の調子を整えてくれるような気がします。
子供が小さい時から、お腹の調子が悪い時も飲ませたりしてました。
今日も急にお昼からお腹が痛くなってきて、下ってしまい、慌てて百草丸を飲みました。
今ではネットで買ってます。
しかし、普通に長野で作ってる漢方薬なのねと思ってて、その由来は知りませんでした。
そしたら、奈良旅行の最後に行った吉野で勤行に参加した金峯山寺が修験道の中心的なお寺だという事で、修験道に興味が出て買った「修験道という生き方」という本の中で偶然「百草丸」に付いての文章に出会いました。
「修験道という生き方」は仏教が伝来する前からある信仰と仏教の関わりが詳しく語られていて、とても興味深い内容です。
修験道という古来からの信仰を認められて、吉野から熊野までの奥崖の道が世界遺産になったのだけど、修験道についてはあまり知らなかったです。
TVで見た奥駆けという修験者の記憶はあるけれど、その本山の一つが金峰山時だったというのも、行って初めて知るという。。。
古来からあった修験道は神仏習合的なものであり、土着の信仰として根付いていて、江戸時代までは身近なものだったけれど、明治政府による神仏判然令や修験道廃止令が出されたため、壊滅状態になったそうです。
その時に修験者が行き場を失ったので、持っていた漢方の知識を活かして漢方薬屋として薬を売るようになったようです。
その後は薬事法などで規制されたりして現在残っている薬が「金峯山寺の陀羅尼助」と「木曽の百草丸」の二つなのだそうです。
今まで愛用していた百草丸は、修験道の伝統の中から生まれた薬だったのですね。
なんか、急に知っている名前が出てきて、びっくりしたのだけど、そうだったのか!とちょっと感動しました。
今日も百草丸に助けてもらったかな。
ただし、今回は消炎鎮痛剤も飲みました。
私のような腹痛では、腸やその周囲の腹部の炎症や痛みをひどくならないうちに消炎鎮痛した方が痛みスパイラルにならないように消炎鎮痛剤を使った方がいいとあったので、試して見ました。
これも効いたのかもしれません。
この本はまだ全部は読んでいないのですが、修験道についてはほかにも色々と知らなかった事がたくさんあり、日本の神道や仏教との人々の関わりという点でも面白いと思いました。
ついつい新しい本読んじゃって読了してないので、ちゃんと読もうと思います。
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