新宿紀伊國屋のような大きな本屋さんに行くと、いろんなジャンルの本が置いてあるところが面白くて好き。
普通の本屋さんだと、どうしても人気の本とか、人気の作家さんの本とか、売れてる本が並べられてる確率が高いから、大きな本屋さんに行くと、こんな本もあったのか!っていう発見があります。
また、それぞれのフロアで専門的な本もあるので、マニアックな出会いが増えるという利点があるのです。
それと同時に、ここでしか会えないわと思って、ついつい買っちゃうという欠点も。。。😅
「インド人の謎」も、多分そんな一冊
写真は2冊ですが😅

「インド人の謎」というざっくりした題名。
実はこの本も思っていたのと内容がちょっと違ったけれど、勉強になりましたっていう本です。
前回の「お金のミライは僕たちが決める」と同じ星海社の新書です。
この星海社新書って初めて買ったんだけど、
「次世代による次世代のための武器としての教養」というコンセプトの新書だそうです。
「次世代の」の人ではない私ですが、この本と2冊読んだだけでいうのもなんですが、なかなか興味深い企画が多いような感じです。
そして、この本「インド人の謎」はスパイスカレーとかの関連で買って見たんだけど、インドの歴史的な事、地理的な事、宗教、政治など、流れに沿って書かれていて、なんかインド全般の勉強できました。
それもそのはず、書いている拓徹(たく とおる)さんがカシミールに長年住んで、カシミールを研究しているという方で、日々感じている事を研究者としての目線からまとめているので、説得力があるなと思いました。
お金の話もそうだったけれど、どうしても島国に住んでいる日本では、他国の情報はあるけれど、ピンとこないことが多いのかな?
日本の常識が普通と思ってしまっていて、それ以外はおかしいって思ってしまうところがあるなと。
しかし、その国その国の歴史的背景や人々の暮らしかた、考え方は、それぞれ違うし、日本の常識が通じない所が多いんだなと強く思いました。
インドには行った事ないけど、そうなんだな〜〜って色々と思った本でした🤔
そして、一番関心ののあるカレー問題ですが。
カレーばかり食べてる❓疑問。
香辛料をお料理に入れるのがインド料理だけど、多くの種類があるし、全部が辛いわけでもない。
コリアンダー、ターメリック、チリパウダーが一番基本だけど、辛いのが嫌ならチリパウダーは入れないとか、違うスパイスを加えるとかアレンジは自在。
これも、日本人が思っているいわゆるカレーとは違うけど、香辛料を入れるって意味ではカレーであるらしいです。
そして、インドでは家庭で作る家庭料理がとても美味しいらしい☀️
レストランで食べるインド料理はどんなに高級でも家庭料理のクオリティーにはかなわないそうですよ。
女性から女性に受け継がれ、多分自分の表現としてお料理を作っているのかなと思われる記述でした。
そういえば、オックスフォードの教授をしていた夫のボス(インド人の女性)の手料理をイギリスでいただいた時に、数種類のカレーを作ってくださったのを思い出しました。
バリバリの研究者をしてる教授だけど、子供には子供用の辛くないミートボールカレーを作ってくれていて、凄い❗️って思ったな。
とても美味しくて、その多彩さに感動しました。
素敵なサリーも見せてくれて、手仕事がまだまだ残っている国なんだなと思いました。
インドはやっぱり奥が深いし、その奥の深さにちょっと怖れを抱く部分もあり、魅力的な部分もあり、表面的な所を見てるとわからない事がいっぱいあるんだなと、またまた思った一冊です。
写真にあるように、お友達が良かったという「ひとりぶんのスパイスカレー」って本も買いました。
ここでの基本スパイスはターメリック、コリアンダー、クミンでした。
辛味のほとんどは唐辛子、チリパウダーによるけど、入れて辛くしても、入れなくてもスパイスカレー。
辛いか辛くないかがカレーじゃないのよね😉
またスパイスカレー作ろ〜〜〜🤗