今日の夕方、お母さんと一緒に
お買い物に行く途中
後ろから
「ティナ・・・」って声が聞こえたの。
振り向いてみたら、優しい感じの女の人だった。
「ティナちゃん、大きくなったわねぇ~
」
とっても懐かしい匂い
がしたけれど
私は、この、女の人が誰なのか
すぐにはわからなかったんだ~
「ティナちゃんが生まれたお家のママよ
」
お母さんはそう言ったけれど・・・???
「チョット待っていてね」
女の人は、そう言ってマンションの中に入っていった。
少しして、トイプードルを抱っこして出てきたんだ。
ティナとそのトイプードルは抱っこしたまま
鼻と鼻を合わせて
クンクンした。
「ウーッ!」って相手が言うから
私も「ウーッ!」って言った。
「アンちゃん、あなたの赤ちゃんよ。自分で生んだのに忘れちゃったの?」
女の人はそう言って、アンちゃんの顔を覗き込んだ。
「お尻の匂いをかいだら、わかるかしら?」
ティナのお母さんは、私のお尻をアンちゃんの鼻にくっつけた。
「やめてよ~」
クンクン・・・


アンちゃんの目は急に優しくなって
ティナをジッと見つめたの。
「目の形と、鼻がそっくりだわ~!」
お母さんはティナとアンちゃんを見比べて言った。
「ティナを生んでくれたおかあさんよ」
「おかあさん・・・?」
「会えてよかったね~」
私は・・・懐かしいような・・・
でも、なんでもないような・・・
不思議な感じがした。
今度は、もう少し長い時間会いたい気がしたのよ。

後ろから
「ティナ・・・」って声が聞こえたの。
振り向いてみたら、優しい感じの女の人だった。



とっても懐かしい匂い


私は、この、女の人が誰なのか
すぐにはわからなかったんだ~

「ティナちゃんが生まれたお家のママよ

お母さんはそう言ったけれど・・・???
「チョット待っていてね」
女の人は、そう言ってマンションの中に入っていった。
少しして、トイプードルを抱っこして出てきたんだ。
ティナとそのトイプードルは抱っこしたまま
鼻と鼻を合わせて


「ウーッ!」って相手が言うから
私も「ウーッ!」って言った。

女の人はそう言って、アンちゃんの顔を覗き込んだ。
「お尻の匂いをかいだら、わかるかしら?」
ティナのお母さんは、私のお尻をアンちゃんの鼻にくっつけた。
「やめてよ~」
クンクン・・・



アンちゃんの目は急に優しくなって
ティナをジッと見つめたの。
「目の形と、鼻がそっくりだわ~!」
お母さんはティナとアンちゃんを見比べて言った。
「ティナを生んでくれたおかあさんよ」
「おかあさん・・・?」
「会えてよかったね~」
私は・・・懐かしいような・・・
でも、なんでもないような・・・
不思議な感じがした。
