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モンキーマン

2024年08月23日 18時11分24秒 | 映画 ま行
満足度:★★★【3.0点】




刺激的な予告編に期待値上げすぎたのが敗因。



たった一つの小さな残り火が、すべてを燃やし尽くす。
幼い頃に母を殺され、人生の全てを奪われた〈キッド〉は、夜な夜な開催される
闇のファイトクラブで猿のマスクを被り、
〈モンキーマン〉を名乗る“殴られ屋”として生計を立てていた。
底辺で苦しみながら生きてきた彼だったが、
自分から全てを奪ったヤツらのアジトに潜入する方法を偶然にも見つけるー。
何年も押し殺してきた怒りを爆発させたキッドの目的はただ一つ「ヤツらを殺す」。
【復讐の化神〈モンキーマン〉】となった彼の壮絶なる復讐劇が幕を開ける!
<Filmarks>



凄惨な幼少期を生き抜き、今は地下格闘家として生計を維持している男が
偶然にも自分からすべてを奪った権力者を見つけ、そこから過去の怒りが蘇り
問答無用の復讐劇へと突き進んでいく、とてもシンプルな映画がこれ。

『スラムドッグ$ミリオネア』や『LION/ライオン~25年目のただいま』で
一躍有名になったデヴ・パテルが初監督、脚本、主演する渾身の一本だ。

予告編の出来が素晴らしかったため、つい期待が膨らんだのは事実で
個人的に思い描いていたような圧倒的な怒りの感情が十分に伝わってこなくて
復讐劇というジャンルでは、徹底的にフラストレーションを高めておいてから
最後にイッキに爆発させる展開を期待してしまったワタシとしては
ここが少々感情的に物足りない部分だったかもしれない。

インド神話のハヌマーン伝説に着想を得たモンキーマンを随所に挟み込んでおり
緩急ある展開を試みているものの、これでテンポが悪くなった感じだ。




【今週のひと言】

・あと30分程度削ってラスボスにたどり着く時間短縮をお願いします。

・ラストシーンのカタルシス。

・ナイフを使った肉弾戦はセンスあるカメラワークによってかなりスタイリッシュ。

・ターボ付きの三輪バイクが意外にカッコいい。

・どちらかというと陰キャラのデヴ・パテルがこういった
 バイオレンス・アクションを撮ることの意外性がいいんですよ。
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監督:デヴ・パテル
脚本:デヴ・パテル、ポール・アングナウェラ、ジョン・コリー
音楽:ジェド・カーゼル
出演:デヴ・パテル、シャールト・コプリー

『モンキーマン』




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