見えない紅葉が見える

１１月というのは私にとって特別な月。毎年、この月に最近話題のつくば市で行われるフルマラソンを走っています。

一緒に走っていた先輩や友人たちと連絡を交わすためのメーリングリストがあるのですが、最近は近況を報告したり、最近のトレーニングぶりを嘆いたり、ライバルを牽制したり挑発したり、毎日ちょっとにっこりするような、たくさんのメールが飛び交っています。

中には恩師からのメールも。５０歳を超えて、今なお２時間台の記録を持つ彼は、今でもマラソンの行われるつくば市をよく走っていて、気候や風景を教えてくれます。

最近のつくば。大学と研究所だけだった街に、駅ができてからというもの、バスが何本もしないを走り出したとのこと。つくば駅周辺には去年は見なかったような知らないお店が増えていました。
つくば駅周辺の飲食店はこちら

やってくる人の多くは、筑波山を目指しているとのこと。確かに、今の時期の紅葉はきれいなはず。今週末が見ごろみたいです。


今回のメールの中にも紅葉の話題が。最近の冷え込みのおかげでマラソンの行われる下旬頃には今年も見事な紅葉が見られそうだということ。陸上競技場のケヤキは既に落葉が始まっていること、銀杏はやっと紅葉しはじめたこと、楽しみにしている楓の一部が真っ赤に色づいたこと、事細かに。

つくばマラソンは銀杏の落葉の時期とちょうど重なることを思い出しました。たくさんのランナーが、黄金色の絨毯のように葉が敷き詰められた道を、えっちらおっちら駆けていく光景。道路の真ん中をそうやって走るのは、一瞬きつさを忘れるばかりか、少し贅沢な気分にさえなるのです。

いつもランニングをしている皇居周辺の紅葉はもう一息、という感じです。早く自分も紅葉の話をメールに書けるのを、とても楽しみにしています。

皇居周辺を散歩するのも楽しいです。紅葉を眺めてぶらりと歩き、東京駅周辺のカフェで一息つくのがオススめ。