当時、一部の写真愛好家のみぞ知る様な場所だった山形県飯豊町の白川湖の水没林
飯豊町のこの場所周辺へは15年ほど前から毎年数回は訪れていたのですが、美しい自然が残された場所。
白川湖の撮影をはじめたのが6年前でした。
この場所で撮影した写真を初めに評価してくれたのがナショナルジオグラフィック。
当時世界を目指す写真家たちが競って投稿していたナショナルジオグラフィックが運営する写真コミュニティNational Geographic YourShotには多くの日本人も投稿しており
今現在活躍する方々も多く投稿していました。
ナショナルジオグラフィックの洗練された審美眼は素晴らしく、それは幾人かのエディターによって選ばれるシステムでしたが
白川湖の水没林を特に気に入ってくれたのがエディターのDavid Lee氏でした。
ある年の春、彼は『白川湖の湖畔を歩いている様な清々しい気持ちになりました』とコメントを添え写真をピックしてくれたのが冒頭の一枚で、今でも嬉しい記憶です。
2017年、白川湖で撮影した一枚が写真のW杯と言われるWorld Photographic Cup2017 Nature部門での日本代表作品となりました。
そのニュースと写真は地方紙や全国紙の地方版などで取り上げられ、人々の目に届き、地域の人々そして地方メディアの多くの方々が『認識』を変えました。
それは、白川湖だけでなく山形の様々な可能性を感じたのでしょう。
その翌年、変わらず黙々と撮影を続ける私の目には多くの地方メディアの方々の姿が映りました。
それから数年、冬の時期から白川湖が連日メディアにとりあげられ、今では山形県民のほとんどが知る場所となり、GWには北海道から九州まで多くの人々が訪れています。
たった一枚の写真が地域の人々の認識を変え、多くのメディアを動かしました。
それは紛れもない事実で、北海道の青池を誰もが知る有名地へと変えた写真家さんに学んだ、写真の大きな可能性の実現に少しだけ近づけたのかと思っています。
その人々の中には、様々認めたがらない人が少なからずいるのだと見える様にはなりましたが、それはそれで仕方ないことなのだと思います。
時折国際コンペで入賞したりとその程度ですが、欧米への発信は変わらず続けており、いつか、欧米の人々にも楽しんでもらえたら嬉しいなと思ったりしております。
2022年2月18日より2週間に渡り、東京六本木富士フィルムスクエア 富士フィルムフォトサロンにおいて
『霧幻の水森~Lake Shirakawa~』の開催が決まりました。
6年間撮影してきた白川湖の水没林がメインモチーフとなり、富士フィルムが行う若手写真家応援プロジェクト『写真家たちの新しい物語』として開催されます。
夏頃からデザイナーさんや富士フィルムさんと打ち合わせをしながら展示に向けて始動予定で、
多くの方々に楽しんでいただける様進めて参ります。
世界の中で自然が守られる場所というのは、どちらかというと未開のジャングルなどではなく、環境や自然保護への理解がある文化的に進んでいる場所なのだそうです。
人が一歩踏み出せば、自然は二歩後退します。すでに私の中では懸念材料はいくつかありますが、
これから更に多くの人々が訪れる場所となっても、今の状態を守ることの出来る地域がそこにある事を信じていますし、そう願っております。
Kazuaki Koseki Photography website
写真館コセキ PhotoStudio KOSEKI
山と森と川の形
「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜
<instagram>
@isseycraft
飯豊町のこの場所周辺へは15年ほど前から毎年数回は訪れていたのですが、美しい自然が残された場所。
白川湖の撮影をはじめたのが6年前でした。
この場所で撮影した写真を初めに評価してくれたのがナショナルジオグラフィック。
当時世界を目指す写真家たちが競って投稿していたナショナルジオグラフィックが運営する写真コミュニティNational Geographic YourShotには多くの日本人も投稿しており
今現在活躍する方々も多く投稿していました。
ナショナルジオグラフィックの洗練された審美眼は素晴らしく、それは幾人かのエディターによって選ばれるシステムでしたが
白川湖の水没林を特に気に入ってくれたのがエディターのDavid Lee氏でした。
ある年の春、彼は『白川湖の湖畔を歩いている様な清々しい気持ちになりました』とコメントを添え写真をピックしてくれたのが冒頭の一枚で、今でも嬉しい記憶です。
2017年、白川湖で撮影した一枚が写真のW杯と言われるWorld Photographic Cup2017 Nature部門での日本代表作品となりました。
そのニュースと写真は地方紙や全国紙の地方版などで取り上げられ、人々の目に届き、地域の人々そして地方メディアの多くの方々が『認識』を変えました。
それは、白川湖だけでなく山形の様々な可能性を感じたのでしょう。
その翌年、変わらず黙々と撮影を続ける私の目には多くの地方メディアの方々の姿が映りました。
それから数年、冬の時期から白川湖が連日メディアにとりあげられ、今では山形県民のほとんどが知る場所となり、GWには北海道から九州まで多くの人々が訪れています。
たった一枚の写真が地域の人々の認識を変え、多くのメディアを動かしました。
それは紛れもない事実で、北海道の青池を誰もが知る有名地へと変えた写真家さんに学んだ、写真の大きな可能性の実現に少しだけ近づけたのかと思っています。
その人々の中には、様々認めたがらない人が少なからずいるのだと見える様にはなりましたが、それはそれで仕方ないことなのだと思います。
時折国際コンペで入賞したりとその程度ですが、欧米への発信は変わらず続けており、いつか、欧米の人々にも楽しんでもらえたら嬉しいなと思ったりしております。
2022年2月18日より2週間に渡り、東京六本木富士フィルムスクエア 富士フィルムフォトサロンにおいて
『霧幻の水森~Lake Shirakawa~』の開催が決まりました。
6年間撮影してきた白川湖の水没林がメインモチーフとなり、富士フィルムが行う若手写真家応援プロジェクト『写真家たちの新しい物語』として開催されます。
夏頃からデザイナーさんや富士フィルムさんと打ち合わせをしながら展示に向けて始動予定で、
多くの方々に楽しんでいただける様進めて参ります。
世界の中で自然が守られる場所というのは、どちらかというと未開のジャングルなどではなく、環境や自然保護への理解がある文化的に進んでいる場所なのだそうです。
人が一歩踏み出せば、自然は二歩後退します。すでに私の中では懸念材料はいくつかありますが、
これから更に多くの人々が訪れる場所となっても、今の状態を守ることの出来る地域がそこにある事を信じていますし、そう願っております。
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写真館コセキ PhotoStudio KOSEKI
山と森と川の形
「ホタルノキセキ」Project〜Yamagata,Japan〜
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