Kazuaki Koseki Photo Blog

KAZUAKI KOSEKI PHOTOGRAPHY from Yamagata,Japan 写真と僕と山形の風景・・・

『 ランディングネット 』という『 鱒をランディングする道具 』に求められる事

2010-09-18 18:18:58 | ハンドクラフト
ランディングネットを持つ方にとって、ランディングネットに求める事は何なのだろう?と改めて考えてみると、

思っていたよりも沢山の事が思い浮かんでくる

美しさ、格好良さ、丈夫さ、掬いやすさ、所有欲を満たしてくれる事、道具として愛着を持てる事、道具だけではない何かを与えてくれる物 etc



僕もランディングネットを作る側ではなかった一昔前、

ランディングネットを持つにあたって、どうしても外せない事が一つだけありました。

それは、ただ純粋に『 カッコいいランディングネットを持ちたい!! 』という欲望

そして、それが僕がランディングネットを創る原点でもあり、今でも最も大切にしている部分でもあります。



カッコいいという言葉は随分と幅が広いけれど、

僕の場合、形状や色合いなど、絶対的な美しさという点にウェイトが傾いているのだと思います。



本業のカメラマンという仕事柄

美しい物を見たり、美への追求と言う事柄は大なり小なり日常として起こる事によって、当然考えや美意識も少しずつ変って来ている。

変って来ているというよりは、むしろ、成長しながら引き出しを増やしているのかもしれません。

そして、それをランディングネットにもフィードバック出来ているのだと最近実感している

もちろん、ランディングネットを含めて

フライフィッシングという経験全般が写真にもフィードバック出来ているのですけどね。




なので、デザインや制作過程で色々と悩む事があると、

カッコいい範囲内でグリップをこう変えるとか・・・

カッコいい範囲内で全体の形状を細くするとか・・・・


大抵、私的なカッコ良さや美しさありきで、その中で剛性や使いやすさ等の

その他の部分を変化させて行く事が多かったりします。





ちなにみ、どうしてランディングネットの制作に於いてカッコいいランディングネットを作れる様になったと感じているのかと言うと・・・・・・

僕は、ランディングネットをデザインした段階で最終的な仕上がりを頭の中に、なるべくリアルに想像するのですが、

以前は、大体想像通りのランディングネットが出来上がっていたのです。

ところが、ここ1.2年でしょうか?

完成したランディングネットが、

趣があるというか、カッコ良いというか、美しいというか

僕の頭の中で想像していた完成図よりも素晴らしいランディングネットが出来上がる様になってしまったのです。

良い事なのでしょうけど、少し不思議な感じもします(^^;

まあ、そんな小さな理由ですが、私的には結構嬉しい事だったりします(^^

もちろん、もっと!もっと!!と貪欲に成長して、素晴らしいネットを創り出していきたいなと思います。


ブログ村ランキング参加中しております。
応援して頂けると嬉しい限りです。
にほんブログ村 釣りブログ フライフィッシングへ

GyoNetブログランキングにも参加中です!
こちらも 『ポチッ』 と応援して頂ければ嬉しいです。
GyoNetBlog ランキングバナー






前回のつづき

2本共に、荒削りをして、サンドペーパー100番程度までの削りが終了

前回と同じ様に写真を撮って載せてみたけど、違いがわかりますかね?

思っているよりも結構削ってますよ。


以外にも神経質だったりするので、最終的にはコンマ数ミリという単位で持ちやすさを含めて調整しておりました。もちろんカッコよさありきですけど(^^

無事、手に吸い付く様なフィット感が生まれました!
言い過ぎ?(笑)


グリップエンドは対照的にエッジの効いたキリリとした仕上がりです



間もなく、塗装に突入出来そうです。

塗装すると、ガラッと雰囲気が変わって、これまた美しいですよ~!

ちなみに、第一回目の塗装をした時に出てくる杢目が、感動的で何とも言えない位キレイな瞬間なのですが、

これを見れるのは制作者の特権です!(^^

最新の画像もっと見る

コメントを投稿