政治結社 維新護國同盟 

世の中の不正・理不尽事を切る!
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歴史の生き証人(其の一)

2015年07月07日 | 右翼
我が團體では啓蒙街宣の折、英靈に關する話題
に觸れることが少なくない。

それといふのも昨今、外交や憲法に就て關心を示す
國民が増えつゝあり右傾化時代の到來などと云はれ
てゐるものの、未だ世論を見る限り、日本人は英靈
や戰爭殉難者に對して然程とも見受けられないからである。

無論それには理由なしとしない。
教職員組合などによる自虐史觀・反日教育も然り。
マスコミ然り。もとより國民をリードするはずの
政治家に於ても、英靈を冒涜する者がゐる始末である。
曰く「信教の自由」、曰く「政教分離」。しかしなが
ら靖國神社、護國神社ほかに祀られる英靈とそれに對
して感謝する我ら日本人の眞心は、さういつた概念を
遙かに超越したところにあらねばならない。
よつて愚生はマイクで、或は日常の會話で、そして今
日かうして不慣れな筆を取る次第である。

皆さんも神風特攻隊の話しは聞いたことがあることと思ふ。

愚生の聞いてゐた特攻隊は 天皇陛下萬歳と叫び敵鑑
に體當りして國防の任に當つたといふことであつたが、
學校で教はつた特攻隊は國家の命令で無理矢理行かされ、
天皇陛下萬歳といつて死んでいつた者は無く、皆おかあ
さんと叫んで死んでいつたとか。愚生が幼少の頃、戰爭
經驗者である祖父に聞いた話とは大分違ふものであつた………
困惑しながらも愚生は學校の先生が言ふことなので
「そうだつたのか」と愕然としたことを今も覺えてゐるのである。

しかしながら大人になるにつれ、左翼教師らの教へた特
攻隊はやはり誤りであり、もつと言へば作爲的に捏造し
たプロパガンダであつたことを知るものである。

一部の熱狂的な左翼思想の持ち主は例外として、今更述
べることでもないけれども、日本の戰爭は侵略戰爭など
ではなく、「米英兩國ニ對スル宣戰ノ詔書」を謹誦して
わかるやうに、植民地解放の爲の正義の戰爭であり、
自存自衞の爲の戰であつたのだ。

結果こそ敗戰に喫したものの、英靈が尊き命を捧げて下さ
つた御蔭で今の平和な日本があることを忘れてはならない。

素より求學の途にある愚生、高所より他者に向かつて何か
誇れるだけの持論があるでない。
しかしせめて日頃親しくさせていただいてゐる人生の大先
輩や、仕事柄接することの多い戰爭經驗者の方々から拜聽
した當時のことがらを、若い人達に傳へてゆくことは勉強中
の愚生にでも出來るのである。

悲しむべきことに戰時に際して前線で直接交戰の任にあた
つた方や銃後の守りに就いた方々が、年々この世を退場されてゐる。
七十年間も平和が續いたのは明治御一新以後、はじめて
のことである。

我らがかうも長い期間平和に浴することが出來たのも、
ひとへに 先帝と 今上天皇の洪恩を賜つたからである。
然るに我らはこの平和が水や空氣と等しく平和もタダで
あると、いつの間にやら怠惰に慣れてしまつてはゐない
かと、自問自答・三思三省する必要がある。畢竟、水や
空氣も決してタダではなく、いつまでのその清淨を維持
し得る爲には努力せねばならないやうに、平和もまた我々
が努力を惜しまず維持せねばならぬものなのである。
その爲にも先の大戰で尊い人柱となられた英靈に感謝の
誠と鎭魂の祈りを捧げる眞心を忘れてはならぬのである
。これを忘却した上での平和は人心の弛緩を引き起こし
、眞の平和何たるかを忘失し、結果、武力衝突こそなく
とも國民相喰み、道義は崩壞し、社會に見えざる戰爭が
展開されるのである。外戰なくとも内亂であつてはそれ
を眞に國家の平和とは云へない。高杉晋作先生は
「國を滅ぼすは外患にあらず内憂にあり」と言つた。
まさしくその通りであると思ふ。

よつて愚生は古今と洋の東西を問はず、長き平和が續
いた國家が陷りやすき弊病を危惧し、國家の御爲に散華
された英靈に就いて人生の大先輩の方々から話しを聞か
せていただくやう進んで努め、これを若者達に傳へるの
である。

拜聽した話は演説だけでなく、このブログでも書くこと
があるかも知れない。無論、遲筆に加へ文才も無し。
上手に傳へることが出來るか不安少なしとしないが、
當ブログを御來場くださつた人達には愚生の微志を理解
していただければと願つてやまない。



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