二月十一日
本日、藤枝市内にて紀元節
奉祝街宣を執り行ふ。
紀元二千六百七十九年を迎
へ今年は新元號となり新た
な時代を迎へる年でもある。
紀元節と云ふ目出度き日に
このやうなことを綴るのも
不本意ではあるが、今囘
安倍晋三首相が新元號を前
倒しにし、發表すると云ふ
考へを示したのは周知の通
りであらふ。
これは不敬云々以前の大問
題であり、傳統を輕んじた
暴舉である。
昔より元號は一世一元制で
あり、天皇の御名御璽をも
つて公布されねばならぬ。
元號は大化から平成まで二
百四十七を數へ新元號が御
代替はりに先驅けて公表さ
れた例は一度もない。
新元號は皇太子殿下が新帝
となられ、一番最初になさ
れる重要な役割であるにも
關はらず、政府が前倒しに
て元號を發表すると云ふこ
とは一世一元制を無視し、
一世二元制となるばかりか
「政府の元號」となつてし
まふことに他ならない。
天皇の御名御璽を持つて元
號が發令され初めて君民一
體の元號となるのである。
昭和天皇の時代に生を受け
た者は昭和天皇の時代の子
であり、平成(今上)天皇の
時代に生を受けた者は平成
天皇の時代の子なのである。
さうして天皇と國民は一體
となり天皇を近くに感じる
ことが出來るのである。
無智な前倒し公表がされれ
ば次世代の子達は政府の元
號の世代の子となつてしま
ふ。
これは我々右翼陣營や保守
層の問題を越へ國民が聲を
あげて訴へていかねばなら
ぬ事案である。
紀元節奉祝街宣に續き強く
訴へた次第である。
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