先日、攻めと受けのこだわりについて書きましたが、この方はゾロサンもサンゾロも描かれる方です。一瞬、リバースなのかなって思いますが、そうではなく、しっかり描き分けています。
今は梶山田キトという名で活躍されていますが、まだ猿屋ハチの名のほうが知られているかもしれません。ともかく、サンゾロ・ゾロサンの世界では有名な方です。
私はゾロサンですが、猿屋ハチさんは、サンゾロも楽しめます。
ゾロサンのゾロは、ちょっとSが入った攻めで、サンジはSとMの混在型の受け。サンゾロのゾロの受けは、極めてノーマルな感じ。攻めのサンジはドSと、私は捉えています。
猿屋ハチさんは、もともとオールキャラ物を描かれていて、メンバーがそろっているときのやり取りもすごく面白いのですが、そこからゾロとサンジの2人になった時の空気の変わり方がゾクッとさせてくれます。
オールキャラものは絶品です。とにかく面白い。キャラクターが、原作の性格を、うまくデフォルメされているんです。ナミはより金の亡者になっているし、ルフィはより食い意地が張っているし、ゾロはより酒をのみ、よく寝て、体を鍛えている。サンジはより男女差別が激しく、奔放で、チョッパーはより臆病で、無邪気。ウソップは、常識的…なのかな。でも、特筆するところは、ウソップは、ゾロが好きだという設定があることです。
海賊設定だけど、戦いがあるわけでなく、日常の生活(船上の)の一場面を切り取った中で繰り広げられるストーリーがいい。絵が原作に近いのも有利だと思います。唐突に花屋が船に現れたり、フグが空を飛んできたりというインパクトのあるはじまりから繰り広げられるドタバタ劇は傑作です。
また、言葉遊びがふんだんに盛り込まれています。気がつかず読みすすんでしまうことが多いので、私は何回か繰返し読みます。あ、こんなところにも言葉遊びがある!という発見が必ずあります。
特に好きな作品は、PK25「いつか、数える」これは比較的長めのお話。ナミと、奇妙なロボットの心温まる?お話です。あとは、オールキャラだけど、ゾロサン風味のあるお話はすべて好きです。PK21「緑とローズ」、PK45「客と囚人、その値」、PK26「狂想曲リドル」、PK31「消失より簡単」等々。
シリアス、ほのぼのという作品を、うまくギャグ調にくるんでしまうところが、作者の照れ隠しのようにも思えます。
やおいありのゾロサン・サンゾロは、オークションでも高額です。通販されてないので、イベントでしか手に入らないんですよね。私も何冊かオークションで手に入れたんですが、最近、ブライト出版で猿屋ハチの作品集が出ました。1143円で、たくさんの作品を読めます。気が利いていることに、ZSバージョンとSZバージョンがあります。私は、ZSバージョンを買いました(残念なことにSZバージョンは売り切れでした)。
ちょっと前、M-8というゾロサンの再録集がオークションで1万越えでした。その10分の1の金額で、よりたくさんの作品が楽しめるようになったわけです。やはり、出版社の力は偉大だ。ともあれ、ゾロサン・サンゾロファンにとったら、吉報です。
今は梶山田キトという名で活躍されていますが、まだ猿屋ハチの名のほうが知られているかもしれません。ともかく、サンゾロ・ゾロサンの世界では有名な方です。
私はゾロサンですが、猿屋ハチさんは、サンゾロも楽しめます。
ゾロサンのゾロは、ちょっとSが入った攻めで、サンジはSとMの混在型の受け。サンゾロのゾロの受けは、極めてノーマルな感じ。攻めのサンジはドSと、私は捉えています。
猿屋ハチさんは、もともとオールキャラ物を描かれていて、メンバーがそろっているときのやり取りもすごく面白いのですが、そこからゾロとサンジの2人になった時の空気の変わり方がゾクッとさせてくれます。
オールキャラものは絶品です。とにかく面白い。キャラクターが、原作の性格を、うまくデフォルメされているんです。ナミはより金の亡者になっているし、ルフィはより食い意地が張っているし、ゾロはより酒をのみ、よく寝て、体を鍛えている。サンジはより男女差別が激しく、奔放で、チョッパーはより臆病で、無邪気。ウソップは、常識的…なのかな。でも、特筆するところは、ウソップは、ゾロが好きだという設定があることです。
海賊設定だけど、戦いがあるわけでなく、日常の生活(船上の)の一場面を切り取った中で繰り広げられるストーリーがいい。絵が原作に近いのも有利だと思います。唐突に花屋が船に現れたり、フグが空を飛んできたりというインパクトのあるはじまりから繰り広げられるドタバタ劇は傑作です。
また、言葉遊びがふんだんに盛り込まれています。気がつかず読みすすんでしまうことが多いので、私は何回か繰返し読みます。あ、こんなところにも言葉遊びがある!という発見が必ずあります。
特に好きな作品は、PK25「いつか、数える」これは比較的長めのお話。ナミと、奇妙なロボットの心温まる?お話です。あとは、オールキャラだけど、ゾロサン風味のあるお話はすべて好きです。PK21「緑とローズ」、PK45「客と囚人、その値」、PK26「狂想曲リドル」、PK31「消失より簡単」等々。
シリアス、ほのぼのという作品を、うまくギャグ調にくるんでしまうところが、作者の照れ隠しのようにも思えます。
やおいありのゾロサン・サンゾロは、オークションでも高額です。通販されてないので、イベントでしか手に入らないんですよね。私も何冊かオークションで手に入れたんですが、最近、ブライト出版で猿屋ハチの作品集が出ました。1143円で、たくさんの作品を読めます。気が利いていることに、ZSバージョンとSZバージョンがあります。私は、ZSバージョンを買いました(残念なことにSZバージョンは売り切れでした)。
ちょっと前、M-8というゾロサンの再録集がオークションで1万越えでした。その10分の1の金額で、よりたくさんの作品が楽しめるようになったわけです。やはり、出版社の力は偉大だ。ともあれ、ゾロサン・サンゾロファンにとったら、吉報です。