安倍晋三元首相が、凶弾に倒れて2年が経過しました。あの事件以来旧統一教会・家庭連合(世界平和統一家庭連合)がワイドショーなどのメディア取り上げられ、その後自民党からの断絶宣言、昨年10月文部科学省から「解散命令請求」が出されました。長い間家庭連合の内側にいた者として「まさか?」の連続でした。
このままでは、「家庭連合は、解散させられる!」という危機感が我々にも感じられます。岸田政権は、立憲民主党の小西議員に乗せられ、閣議決定の決議事項を一日にして変更して、家庭連合を解散させる民法の解釈を選択したのです。
宗教法人にとって「解散命令請求」は死刑宣告です。岸田政権は、家庭連合の見解を全く聞かずに、立憲民主党側の見解のみを聞いて事を進めています。まったく公平性を欠いています。
こうしたマスメディアの姿勢や岸田政権の動きの中で、茨城県取手市の細谷典男議員は立派です。メディアの家庭連合タタキに違和感を感じて、実際に家庭連合を訪問して、自分の目と耳で家庭連合の人物に会い、主張を聞かれたのです。そして、物事の判断を成すためには、両社の見解を平等に聞くべきだと述べ、家庭連合の理解者となられました。細谷議員のとった行動は当たり前のことです。とても良心基準の高い人物と拝察します。
最終的には裁判所の判断にゆだねられていますが、日本の司法は大丈夫でしょうか?日本国憲法では、基本的人権の尊重・信教の自由が保障されていますが、この憲法に照らしてみて、家庭連合を差別し、解散させてしまってよろしいのでしょうか?NHK朝ドラでは「愛の裁判所」として、女性裁判官の苦労の物語を紹介していますが、現在の日本においても、裁判官の良心が生き生きと輝いて、全国民に対して公平な判断をしてほしいと切に切に願うしかありません。