石ころ・ころころ

石や地図・子育ての話など

五日市断層と地震の講演会

2012-05-27 | 石・地図

広島大学名誉教授の中田高先生の講演会に行きました。

あの中田先生のお話が聞けるなんて!

広島に来て14年。思いが通じた気がしました。

 

何度も強調されていたのは、

「地震は必ず起こる。

活断層の特徴を知り、そこから発生する地震を理解することが大切。」

ということ。

 

そのために、できること4つ。

・活断層の直上に建物を建てない、近ければ、大きな揺れが来ることを認識する

・自分の住んでいる場所を知る(軟弱地盤か、切土か盛土か)

・家の耐震性を高める、または耐震補強をする

・地震保険に入る

 

自主防災として、町内会がとても大事とも、おっしゃっていました。

 

興味を持ったのは2つ。

一つは、活断層の直上に建物を建てないこと。

カリフォルニアには、活断層法というのがあり、断層を含む約300m

の帯状の地域では、断層から15m離して建物を建てるんだそう。

 

ロサンゼルス市内の大学の建物は、後から断層の上に建っていること

がわかり、こんな注意看板が…。

「この建物は、地震断層の上にあります。危険覚悟でお立ち入りください。」

 

中田先生も、この辺は力説されていましたが、日本ではこういうことが全く進まない。

少しずつ変わっていく必要を感じました。

建ててしまったことは仕方ない。

でも、明らかな事実は公開するというのは、苦しいけれど大事なことだと思います。

 

二つ目は、必ず同じ場所にずれが生じること。

団地の切土と盛土の境目に建っている家に、ヒビが入った例。

数m離れた隣の家にはヒビが見られない。

数10年後の地震で、また同じ場所にヒビが入るんです。

危険な場所は、決まっているってことですね。

 

人間の欲が、災害を引き起こしている。

現状を知れば、1m離して安全な場所に家を建てられる。

もう少し賢く…という言葉が身に染みました。 


久井の岩海

2012-05-26 | 石・地図

今年のゴールデンウィークは、久々に地質を楽しんできました。

三原市にある久井の岩海。ずっと行きたかった場所です。

 

広島県では唯一の「地質百選」。

2007年に選ばれ、2009年に整備されたようで、施設も整っています。 

 

せっかく遊歩道も整備されているようだったので、西から順に、ぜにがめごうろを上がり、

なかごうろを見ながら下り、おおごうろに出るというコースを取りました。

 

まず、駐車場から150m(約5分)で「ぜにがめごうろ」。ずいぶん近いです。

 

岩海とは、読んで字のごとく、岩の海。

数m位の岩がごろごろしていて、海のよう。実際に見ると、川っぽいです。

 

岩は、花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)。この地域を形成している岩です。

 

少し上流の様子。

川っぽいので、川という表現を使いますが、徐々に川(岩)幅が狭くなっていきました。

 

歩きながら、どうして、こんな地形ができたのか?

疑問が湧いてきます。

 

ぜにがめごうろの最上流付近は、地形もなだらかで、大きな岩も見かけなくなりました。

 

もし、川が運んできたものなら、上流の岩はゴツゴツして大きく、下流はより丸くて小さいはず。

実際には、上流、下流ともゴツゴツした岩だし、かえって上流のほうが丸っこくて小さいところも。

う~ん、この可能性はないなぁ…。

お隣、なかごうろ。先ほどより小規模です。

川幅は広いですが、岩はぜにがめごうろに比べると小さめ。

 

なぜ、ここにだけあるか?

この山のどこの沢にも同じような地形があってもいいはずなのになぁ…。

ここにだけ、こんなに大規模に残っているのは本当に不思議。

そして、おおごうろ。

これこそ、岩海!でしょう。

岩も数mと大きいものが多く、「うわぁ~!すごい!」とうならせるものがあります。

ホットドッグのような形の岩があったので、娘がソーセージ役のスケール(約1.5m)になりました。

この岩自体は5m近くありそうです。

そして、耳を澄ますと、かすかに水が流れる音。

おおごうろ最下流に位置する水音響。

岩の下を流れる水の音が、先ほどよりはっきりと聞こえ、涼しげです。

この付近だけ、水の音が大きく聞こえるので、近くに川が流れてるんじゃないかと

探してしまいました。ないんだから、不思議です。

 

では、調査された方のお力をお借りして。 

新しい論文(難しいですが、興味のある方は写真だけでも)によれば、成因は風化。

 

例えるならば…

麻婆豆腐の山がありました。

雨や風でおいしいあんが流されて、豆腐だけが残り、ひっついてしまいました。

…という感じ。

 

いろいと湧いてくる疑問について考えながら歩くとほんと楽しい♪ 

久々に、本を読んだり、いろいろ調べたり。

何よりこの地形の成因に思いを馳せると、違った景色に見えるのが素敵です。

 

ちなみに、長野県か山梨県のどこかの山で、もっと急な斜面に大きな角ばった

岩がゴロゴロしていたところを通った覚えがあります。

どこだったかなぁ。

そこは、確か雪か氷が関係してできた地形だったような…。

 

こうやって、どんどん深まっていくのも興味深いです。


金環日食

2012-05-22 | 石・地図

昨日は、朝から台所と玄関を行ったり来たり。

バタバタしていて、2才9か月の息子も起きてしまいました。

 

広島は、あいにくの曇り空でしたので、

「うわ~!欠けてる!」

という一言で,子どもたちがやってきて、日食グラスを順番に回してみました。

残念ながら、せっかく空を見上げても厚い雲に覆われて、何も見えなかったり。

 

 

おかげさまで、わっかは、なんとかみんなで見ることができました。

うす雲に隠れていて、ぼんやりとはしていましたが、きれいなリングでした。

本当はいけないのですが、ほんの少しの時間、肉眼でも見てしまいました。

 

感動的な瞬間でした。

上の娘(中1)は、「瞬間がみれてよかった」と嬉しそうでしたし、

下の娘(小5)も「私がいたから、日食グラスが(学校で)借りられたんだよ!」って自慢げ。

息子は、「おいさま、みたねぇ」って何回も言っていました。

 

私だけは、だんだん暗くなっていく空を窓越しに気にしながら、これが終わったら見に行こうっと、気ばかり焦って、家事に身が入らず

(月曜は燃えるごみの日だから生ごみまとめなきゃ、お弁当のおかず入れて…あ~、でも見たい!)。

瞬間だけは絶対見たいから、今はこれをやっておかなくちゃという葛藤とずっと戦っていました。

 

純粋に、天体ショーを観察して素晴らしいと感動しているだけではすまされない現実とのギャップ。

なんて、生活じみているんだろう!


公園の行く末

2012-02-02 | 子育て

今日は、広島でも雪がちらついています。

雪が積もらなくても、やっぱり寒いです。

北の方は、連日の豪雪。お気を付けください。

 

さて、寒いとはいえ、家でじっとしていることもできず、公園へ行きます。

さすがに、上二人の時とは、比較にならないくらい頻度は低いですが、

買い物ついでにちょこっと。

 

子育てにブランクがある私としては、3人目の息子を育てるにあたって

いろいろな環境の変化に驚いたり、戸惑ったりしています。

 

例えば、妊婦健診の時。ずいぶん検査項目が増えていたし、胎児の様

子もより詳細な3Dだったり。知らなくてもいい情報を耳にして、少し怖い

思いもしました。

 

近所に民間の保育園ができて、一時預かりもできます。

登録が必要で、その時に園長先生とお話しした時に、最近は上の子の

学校や園の予定表が配布されるとすぐに、一時預かりの予約をする人

がいるんですよ、と。要するに、遠足や参観日に下の子を連れていかな

いんだそうです。そういえば、上の子が低学年の時には、幼稚園のお友

達同士で預かりあったりしたっけ。あの時には、親子でよいお友達関係

が作れていたんだなぁって、改めて感じました。

 

この言葉の裏には「あなたは、そんなことしないわよね…」という含みも

感じましたが、わが家は、弟を参観日に連れてきてほしいという娘たち

のリクエストに答えて、私はほぼ廊下で参観しています(何にも聞こえ

ないんですよ!)。そして、次の懇談会の時には、娘たちに連れて帰っ

てもらうというスタイルで落ち着いています。

 

私がランドセルを預かって懇談会に参加している間、娘がおんぶ紐にく

くられた弟を背負い、先に下校します(ベビーカーだと歩道橋が渡れないので)。

 

そうそう、やっと本題へ。

ずっと気になっていたのですが、うちに一番近い公園に、最近人がほと

んどいません。少し離れた大きな公園に新しい遊具ができたし、寒いし、

みんな公園には出かけないのかと思っていましたが、先日のニュースで

謎が解けました。

 

ニュースは、最近保育園が人気で、幼稚園に行く子どもが減っていると

いうもの。10年前、娘たちを公園へ連れて行っていた頃は、午前中小さな

子どもたちとお母さんがたくさんいたもので、砂場でおもちゃを取り合って

けんかしたり、公園デビューが怖かったりという話もありましたが、もうそん

な話って古いのかしらと思うほどです。保育園へ行っていたら、公園には

来ませんもんね。なるほど!

 

近所の公園は、ヘルパーさんに付き添われたデイサービスセンターのお年

寄りが、車いすに乗ったまま日向ぼっこをしにきています。大きな公園で

は、公園の掃除などしている高齢のおじ様方が、藤棚の下で将棋をさして

いらっしゃいます。

 

午前中、子どもたちの歓声あふれる公園は、過去の遺産なのかしら。

あと数10年したら、元気なお年寄りがゲートボールをしにくる場所に変わっ

てしまうんでしょうかね。私は、どうしているかしら…。

 

ちょっとだけ「少子化」「不景気」を身近に感じて、行く末を案じてしまいました。

 


犯人逮捕

2012-01-13 | 雑記
一昨日(1/11)、広島刑務所から脱走した犯人が、夕方捕まりました(よかった~)。

今朝の新聞で、昨日、同区内に空き巣が入ったと知り、目が真ん丸になりました!!

8時台からヘリコプターの音を聞いていたので、どんどん不安が募り…。嬉々として「こーき(飛行機)、バイバーイ」とはしゃぐ息子と家にいて、強盗に入られたらと考えると、さらに不安で、小一時間ほど公園へ。

1機のヘリコプターが上空で止まっているところに2機飛んできて。最終的に7機が頭上を旋回していました。

公園の入口に、たまたま黒いコートが脱ぎ捨ててあったこともあり、刑事らしい体格の良い男性2人組が付近を歩いていたり、パトカーやバイクが走っていたり。なんだか、守られているんだなぁと感じました。

家の中では、あんなに不安を掻き立てられたヘリの音も、公園でワーキャー楽しそうな子ども達の声を聞きながら、だんだん広島県警頑張れ!という気持ちになってきました。

ヘリが同じ場所を旋回しているのは、場所が絞り込めたから。きっとあともう少しで逮捕されるに違いないと、不思議と信じられるようになりました。

本当は、娘達が通う小学校に一番近い橋の対岸付近で目撃情報があったとか…。

こんな時は、成す術もなく、どうしようもありません。無事、逮捕されたので、今夜はゆっくり眠れそうです。

へこまなかった

2011-10-04 | 雑記

私は、本当にお菓子作りが苦手。

 

例えばクッキーは、「バターを室温に戻して練る」という作業が苦手。

まだ柔らかくなっていないうちから始めるせいか、練るというよりガンガン叩きすぎて周りに飛び散っていきます。

 

冷やして作るレアチーズケーキは、なかなか固まらず。

おかしいなぁと思ったら、なんと!

ゼラチンを入れるのを忘れ…。

後から入れたら、ゼラチンの塊とドロっとしたクリームチーズ生地が思いっきり分離して、結局固まらず。

かといって捨てるのも忍びなく、泣く泣く数日かけて食べたり…。

 

その最たるものが、誕生日ケーキ。

上の娘が3歳の誕生日には、リンゴ入りの温かいケーキを焼いて、

すぐろうそくを立てたら、みるみるケーキ側のろうが溶け出して、傾いていきました。

同時に娘の首もどんどん傾いていきました。

あの悲しげな顔は忘れられません。

 

そこで、一念発起してお菓子教室に通い、スポンジを教えてもらいました。 

一応食べられるのですが、なぜか焼きあがった後、スポンジがへこむのです。

上ではなく、側面が。

そして、もちろん私も…。

なぜだろうと考えつつ、仕方がないので、生クリームと果物でごまかして10数年。

 

「今年の夏休みの自由研究は、お母さんやりたいのがあるのよ。

試してみたいレシピがあってね。

なぜスポンジケーキを焼くとへこむのか、

へこまないスポンジにするには、どうしたらいいのか?」

と、娘に話していたくらい。

今度こそ!と、いろいろ調べました。

 

先月の上の娘の12歳の誕生日。

 

やっと、へこまないスポンジが焼けました♪

 

試行錯誤した結果、私が、うちのオーヴンの性格を把握していなかった、と判明。

いつもより20℃高温にして、より詳細なレシピで作ったらうまくいきました。

 

苦節10数年。

なにより娘が喜んでくれたことが、うれしくて…。

 

へこまないケーキ万歳!


へとへとな日

2011-09-15 | 子育て

昨日は、うんざりするほど、へとへとでした。

息子よ…。

 

小学生の娘たちの机の上は、我が家では無法地帯。

弟がいじっても、私は注意しないことになっています(ひきだしは別)。

片付けようと声はかけますが、もう4年と6年。私は、手をだしません。

が、昨日はすっかりきれいにしました。いえいえ、せざるを得ませんでした。

 

私が、洗濯物を干して、ちょっと庭いじりをしていた時、息子がやってくれました。

無法地帯の中から、

筆ペン!

 

机の上の、紙、教科書、ノート、机、いす、木の柱、自分の顔、手。

いたるところ、真っ黒!

 

…絶句(もちろん心の中では「キャー!」と叫んでました)

仕方ないので、雑巾で拭き、片付けました。

幸い、教科書はビニルコーティングされていたのできれいになりました。

教科書は国から無償で配られていますから、自分のせいではなくても、2冊目って

絶対くれないんです。だから、なんとかセーフ。

 

習字は、小3から始まりますが、最初は筆ペンで名前を書くため、持っていました。

まさか、机の上から発掘するとは…。

 

 

机の上がきれいになって、ほっと一息。残っていた家事をしていると、

今度は真っ白な手を私に見せに来ました。

なんと、机のひきだしの中に

白い絵の具!

 

床も、引出しの中も、ボンドのような白いかたまりが!

 

ちょっとぉ…!!!!!

ひきだしはダメって言ったでしょうが!!!!!!!!!!!!!!

なんで足にも絵の具がついてるのっよぉ!!!!!!!!!!

 

早く家事を切り上げて、息子を公園に連れ出せばよかったと後悔しつつ、

ダメな母親だなぁと反省しつつ、息子を叱りまくり。

午前中は息子の泣き声と「ごーしゃい(ごめんなさい)」で、つぶれてしまいました。

 

でも、今朝起きたら気分はすっきりさっぱり。

今日は、頑張って早めに家事を切り上げ、公園へ行きました。

今はすやすやお昼寝中。

 

生きていくって、試練の塊です。


20年前の写真

2011-09-08 | 雑記

この間更新してから早3か月…。遅々とした歩みで自分でも驚きです。

この夏休みは、息子(2歳1か月)をパンツマンにするべくがんばりました。娘の水泳教室の自転車での送迎(暑かった!)、実家と自宅の換気扇掃除などなど、盛りだくさんに働きました。

 

息子は、玄関前で水浴びした時に、シャーッとおしっこをしていたので、これはチャンスと思い、即パンツ購入。雑巾もたくさん用意しました。娘たちは、トイレに補助便座でしたが、息子はそれが嫌いで、私も四苦八苦。最終的に2か月かかりましたが、おまるに座って用を足すことを覚えてくれました。

夏の間は、Tシャツにパンツといういでたちなのに、パンツを脱がせると、もうはきたくないとばかりに逃げ回り、もうTシャツだけでいい!という時も…。パンツを脱いでもすぐには座らないので、そのまましばらく泳がせておくと、そのうちおまるに自分から座るようになり「でったー!」とうれしそう。

6月から始めてちゃんとおまるでおしっこができるようになったのが、8月末。今もたまに失敗しますが、拭けばいい、洗えばいいと思っています。夜はこれから。もう少しお互い心とふとんの準備ができたら、始めようと思います。

 

さて、昨日夏の大物たちをしまっていた時に、ふとアルバムを開いてみました。高校、大学時代の写真です。学生時代に発掘調査に参加していた時の写真を募集していたなぁと思い、見たら、ありました。1991年8月に発掘現場で、おやつのバナナを持っている女性3人(私以外は、他大学の学生の方でした。うちお1人は、担当者の方の奥様になっていらっしゃいました!)。20年前の私。自分では、懐かしいと思う一方で、なんとなく気恥ずかしい気持ちもあり…。

娘たちに見せたら、

子「母さん、どれ?」

母「!(え~!!!)これよ」

子「え~、なんか変。眉毛太い!」

まさか、そんな反応とは…。唯一、ヘルメットをかぶっていない写真だったのにぃ。

あと、10年もしたら、こんなになるのよ!って思いましたが、ね。

 

でも、それ以外の、お酒飲んでる写真とか、とても子ども達には見せられないような写真は、早々に処分しなければ。

皆さんは、昔の写真どうしてるんでしょう?


言語・数理運用科

2011-06-02 | 子育て

今朝の新聞に載っていたので。

上の娘は現在小6。去年5年生から始まったこの「言語・数理運用科」は、新聞によれば、昨年度から始まった新教科だそう。しかも、広島市だけ。

知らなかった~!

 

先日の授業参観では、100円パーキングで駐車した時の料金を計算するものでした。前日に娘から「明日は言数(げんすう)で、100円パーキングの秘密をやるんだよ。」と聞いていたので、授業は後半を見に行きました。昼と夜で料金が違い、夜は料金がいくらで打ち切りとかだけでも複雑なのに、駐車時間が昼、夜、昼とまたいでいたので、計算はとても複雑。わかってはいても説明が難しいなぁっという印象を受けました。でも、みんな一生懸命やっていました。

 

でも、あとから、最初の説明を聞いたら納得。

先生がレストランで食事をするのに、お酒を飲みたいから100円パーキングに車をとめて帰ることにしました。でも、1500円しか持ってないから大丈夫かなって心配(この時、お財布から本当のお金を出して見せてくれたそう)。結局、お金は足りて、よかった~と、子ども達はほっとしたみたい。

そっか、先生のために心配して一生懸命計算したんだ!って、ちょっと心が温まりました。

この辺が、算数と違うところでしょうか。でも、娘は「言数難しい~!」って言います。うん、確かに難しい。

 

去年は、この授業の一環で、お好み焼きを作りました。さすが広島ですよね。

その時の授業参観では、お好み焼き1クラス33人分を作るための材料を買います。分量を計算し、スーパーの広告を見て、小麦粉なら1kgの袋を何袋買ったらいいか、肉は野菜は…と、頑張って計算していました。

実習では、おたふくソースの方がミニホットプレートをたくさん持ってきてくださり、4人で1枚のお好み焼きを作り、1/4ずつ食べたそうです。

広島の人って、「お好み焼きはお父さんが焼いてくれる!」という人が結構いてうらやましいと思っていたのですが、ようやくうちも?「お好み焼きは娘が焼いてくれる!」と言えるようになりました。来年は、下の娘もお好み焼き作りがありますから、母としては本当に楽しみです♪

 

 


震災で頑張っている皆さんへ

2011-03-17 | 石・地図

震災で被害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げます。

地震が起こってから、なんだか眠れない日々が続きました。

東京の家族へ食品を送り、義援金も送りましたが何か違う…。

父から電話で「東京は被災したわけではないから、大丈夫。

心配してくれる気持ちだけで十分。」と。ハッとしました。

これって、何もできない自分の自己満足ではなかったかと。

自分の家族さえよければという傲慢さに気づかされました。

もちろん、そんなつもりはなかったのですが、結果として同じこと。

 

今、自分にできることは、私が働いていた会社のことをお知らせすることではないかと思いました。

なぜ眠れないか?昔の同僚や上司が今、恐らく必死で頑張っているからです。

航空写真測量の会社で、災害が起こるとすぐにセスナを飛ばして航空写真を撮影し、

写真から災害があった地域を見極め、今後起こりうる地滑りなどの二次災害を判読します。

今回は、被害地域が広いので、全社をあげて頑張っているとHPにありました。

 

これにより、被災地への道路がどこで寸断されているかもわかり、最新の地図が完成します。

どこの道路を復旧したらいいかも決まります。

被災地へ物資が届かないのは、道路がよほど寸断されているからと思われますが、やみくもに

やっているわけではないと思います。

 

原発、自衛隊、消防、警察、流通・食品関係などと違い、ほとんど報道されませんが、地質・測量

関係で働く多くの仲間が今、血眼になって作業しています。

震災から数日でこの地図を作るなんて、尋常じゃありません。きっと不眠不休でしょう。

本当にお疲れさまです。

だから、被災地の皆さん、あともう少し頑張ってください。

 

国際航業HP