舞台にも挑戦したい 林丹丹さん
プロフィル はやし・たんたん 89年7月10日生まれ。大阪府出身。06年に「第11回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに。「2007 日本中華年」イメージガールなど。日中国交正常化?周年記念合作映画「天堂風鈴」(09年公開予定)のヒロイン。中国語のほか、英語も堪能。
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◇ドラマ「交渉人~THE NEGOTIATOR~」出演
06年の「第11回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いた林丹丹さん(18)がテレビ朝日系のドラマ「交渉人~THE NEGOTIATOR~」(毎週木曜午後9時~)に主人公・宇佐木玲子(米倉涼子さん)の妹澪(みお)役でレギュラー出演しています。母が中国の方で、中国語も堪能という素顔に迫りました。この連載は、毎日新聞東京夕刊でも掲載します。【乗峯滋人】
――初のドラマ出演なんですね。
そうなんです。画面の自分を客観的に見られなくて「どうして自分がいるんだろう」って思っちゃいます。
――演じる澪はどんな女の子?
最初は専門学校生で遊んでいるばかりで姉との仲も悪い。でもだんだん仲良くなってきて、結婚を決意したりして一人の女性として成長します。ただ、実際の私と澪とは大きく違います。
――どんなところが?
澪は、意見が違ったりするときつい口調でしゃべったりすぐにぐちを言ったりします。私はぐちをこぼすと後々気まずくなると思うので、自分の意見をできるだけ言って、相手に理解してもらおうとするタイプなんです。
――米倉さんの印象は?
元々米倉さんにあこがれていたので、初めてのドラマで共演させていただいてすごくうれしいです。気さくに話しかけてくださって、演技のアドバイスもいただきます。それにスタイルもすごくよくて、どんな役にも合っていて、私の目標です。
――これからのドラマの見どころは?
まだ最後まで台本をいただいてないのですが、最終回に向けていろいろあるようですから、楽しみにして下さい。また、澪は最初は生意気だったのが衣装や髪形も含めて大人の女性になるので、そこも見て下さい。
――コンテストで生活が一変したでしょう。
8月2日にコンテストがあって、9月1日にはもう東京の高校に転校していました。自分がグランプリにふさわしいかどうかはいまだに分からないんですが、選んでいただいたことには自信を持っていいと思うので、頑張ります。
――印象に残っているお仕事は?
もちろん、このドラマが一番なんですが、何回か中国に行かせていただいたり、華僑の方が集まるイベントのイメージガールに選んで頂いたことも印象に残っています。実はそのイベントで、100回ぐらい練習したあいさつを本番で忘れてしまったんです。でも、そこを乗り越えてからは、人前で話すのが楽になりました。
――お母さんが中国の方なんですね。
そうです。中国語は、お母さんに教えてもらったりして覚えました。私にしかできないことは、中国語ができることと日中両国のことを理解できることだと思うので、それを生かしたこともやっていきたいです。
――将来の目標は。
ドラマでも舞台でもいろんなことに挑戦したいです。ただ、ミュージカルなどは途中でセリフを忘れるとまずいので、いただいた役を一つ一つやって、経験を積んでからやりたいです。私は大阪出身でいまだに標準語では感情がうまく出せないので、関西弁の役もやってみたいです。
――ストレス解消法は?
プールで泳いだり、いっぱい歩いていっぱい食べることです。食べ放題が好きで、学校の友達やお母さんとよく行くんですよ。
★会って、ひとこと★
とにかく理知的で、さわやか。「国民的美少女」にふさわしい雰囲気をお持ちです。大きな失敗も笑って話せるあたりもスケールの大きさを感じます。今後より重要になっていくであろう日中関係の架け橋になってくれることを期待しています。