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イージス艦事故!

2008年02月19日 21時33分20秒 | Weblog

イージス艦事故:「何とか無事に…」と造船会社社長

 清徳丸を設計、製造した千葉県いすみ市内の造船会社社長(49)は、行方不明になっている治夫さんとは30年来の付き合いで、清徳丸を含め、これまで3隻の漁船を建造した。自ら設計した船の事故に驚きを隠せない様子で、「何とか無事に帰ってきてほしい」と父子の安否を気遣った。

 社長が治夫さんに初めて造船を依頼されたのは約30年前。2隻目の船は三宅島付近の磯で座礁。3隻目の清徳丸は93年に進水した。「座礁事故の時は、次の日に新しい船を頼みに来た。数年前に脳梗塞(こうそく)で倒れた時も、数カ月で海に戻ってきた。根性のある漁師だった」と振り返る。「本当に海が好きな男だったのに、こんなことになるなんて」と唇をかんだ。

 跡取りのいる漁師は珍しく、治夫さんはいつも哲大さんのことを頼もしげに見守っていたという。哲大さんも父の言うことを素直に聞き、漁師としての先輩である父親のことを尊敬していた。

 ここ2年ほどは哲大さんが修理の依頼や代金の支払いに来ることが多く、「治夫さんは必死に息子に仕事を覚えさせようとしていた。やっと頼もしくなってきたと喜んでいたのに」と話した。

 清徳丸は最大で25ノットの速力を出せるが、17~18ノットが最も燃費がいい。社長は「治夫さんは最近、燃料が高いことを気にしていたので、経済的な速度で船を走らせるようにしていた」と話し、「衝突の衝撃だけでも狭い室内は大変なことになっていたと思う。哲大さんは泳げなかったから早く救出してほしい」と祈った。