おもしろアジア

【アジアン雑貨IROIROasia】

Vol.041 バリ島・サムゥ村のウパチャラ(2)

2006年07月28日 | インドネシア
 いつまでたってもワヤンクリットが始まらないものですから、
村人に何時からはじまるのか尋ねてみました。すると「もうすぐだ」と
返事が返ってきます。仕方がないので子どもたちに童謡を教わったり
して時間をつぶし、やがて一時間たって同じ質問をしてみると、やはり
「もうすぐだ」と言われます。そしてまた一時間たって聞いてみたら、
また「もうすぐだ」。誰に聞いても「もうすぐだ」。
 「もうすぐって、いったいいつなんだ?」とイライラもしますよね。
でも村人はみんなニコニコしているのです。かといって帰る気にもならず
待ちました。
 日もとっぷりと暮れた頃、村の集会所に向かってゾロゾロと人が集まり
始めました。わたしたちも、みんなから背中を押されるようにして連れて
行かれ、その辺の子どもたちと一緒にステージの真ん前に座らされました。
 ステージにはスクリーンが張られています。畳二枚ほどの大きさの白い布です。
 間もなく、バリの正装をしたおじいさんが、いずこともなくやって来ました。
にこやかな笑顔でわたしたちを見て、「こんばんは!」と、きれいな発音で
日本語の挨拶をして、ゆっくりとスクリーンのうしろに姿を消しました。
 唖然としていると、スクリーンの背後でロウソクが一本、ボウッと灯りました。
 すでにあたりは真っ暗です。風に乗って揺れる炎がだんだんと大きくなって
いき、闇の中にユラユラとスクリーンを浮かび上がらせます。
 村人たちのペチャペチャとうるさいおしゃべりが、ピタッと鳴りやみました。
 突然、影絵の人形が現れました。古代の衣装を身につけた登場人物たちが
次々に登場してきます。影だけなのに、遠ざかったり近くに来たり、じつに
表情豊かです。長い長い物語(古代の神話)を語りながら、影絵を演じて
いるのは、さっきの正装姿のおじいさんです。おじいさんは、バリヒンドゥ教の
本物のお坊さんなのです。
 資料によるとワヤンクリットは古いバリ語で演じられるものだったのが、
今では通じる人が少なくなって、現代バリ語とインドネシア語の混合になって
いるそうです。
(続く)

Vol.040 バリ島・サムゥ村のウパチャラ(1)

2006年07月21日 | インドネシア
 「今夜サムゥ村でウパチャラ(お祭り)がありますよ」
 ホテルのスタッフが、さわやかに笑いながら言いました。
 詳しく尋ねてみると、ウパチャラでは“ワヤン・クリット”が
催されるそうです。
 ワヤン・クリットとは、インドネシアに古くから伝わる影絵で、
男性がたったひとりで、人形を操りながらいくつもの役の声を
使い分け、歌い、演じるものです。
 ワヤン・クリットは以前から観たいと思っていました。
その日はたまたま、ホテルのスタッフがよく知っている人で、
気楽に教えてくれたものですから、ちょっとのぞきに行くつもりで
出かけました。
 でも実際のウパチャラに参加するということは、やはりそれなりの
覚悟がいるんですね。

 サムゥ村は、バリ島東部の漁村、チャンディダサというところにあります。
デンパサール空港から車で3時間といったところでしょうか。
途中、有名な火山、ブサキ山を目指し、ムッとするような熱帯の森を
通過して、美しい海岸線に出てから更に東に進んだところです。

 チャンディダサは、豊かな森ときれいな海に恵まれたとっても静かな漁村です。
 その日、わたしたちは、ウパチャラのあるサムゥ村まで歩いていきました。
椰子の林の中を突っ切るクネクネとした土の道を、たまに道を
横切っていく鶏や、呑気にシッポを振る赤毛の牛などを目の端に
眺めながらブラブラと…。日の暮れる前に村に着きました。

 わたしたちが村に足を踏み入れると、どこからともなく子どもたちが
湧き出てきて、ワッと集まってきました。みんな目をキラキラさせて
一斉にしゃべりまくります。
キャーキャーいうので何を言ってるのかさっぱりわかりません。
 屋台のようなものも出ていて、そこではサテ(焼き鳥)や、ビール、
ジュースなども売っているようなのですが、どうもおじさんたちは、
瓶ビールを常温でチビチビやっているんですね。冷えてないから、
たぶん蓋を開けると泡がドーッと溢れますね。
それで親指で瓶の口にフタをして持っているのです。
(続く)

Vo1.039 暑さで・・・

2006年07月17日 | トントンのひとりごと
我が家の愛犬・コナン
人が仕事を頑張っている横で、自分のお布団で爆睡。
「いいね~あんたは気楽で (^^;)」
そんなひとりごとを言いつつ仕事をしていました。

蒸し暑い夜のせいか、何度も寝返りを打っていたのですが
ふと見ると、な、なんと!お腹を上に寝ているんです(@。@)
手足は宙に浮いた状態。
「いくら暑いからって、あなたは犬よ。ネコじゃないんだから」
そんな事を思いながら大爆笑 (≧▽≦)

思わずカメラを取り出してパチリ!
それでも気付かずに寝てるんです。


約30分経過
疲れたのか、今度はいつものように横を向いて寝る。

ネコじゃないんだから、お腹出して寝る?
不思議に思い動物病院の先生に聞いたところ
「コーギーはよくやるよ。ウチのもそうやって寝てることがあるし」
そう言われて、ネットでコーギーを検索すると
やってます!他のコーギーも(^.^)

それから何度かその姿勢で寝るところをみますが
あの体勢、辛くないのかなぁ~とつくづく思う今日この頃です (^o^)

Vol.038 バリ島の石像

2006年07月15日 | インドネシア
バリ島で思い出す物の1つに石の置物があります。
よく見かけるのが“カエル”ですね。
楽器を抱えた物やお祈りしている物 etc

以前ご紹介したドライバーのボゥさんが案内してくれた石像工房
ガネーシャやバリ島の神々など、とても素敵な物がある中で
なぜか気になったのが小さなおじさんの石像。

ミポリンと名付けたのが「水戸黄門」 (^v^)

「これ気になって仕方ないんだけど、持って帰れないしなぁ~」
とブツブツ言っていると、兄が「おんぶして帰る?」と。
(身長 50~60cm)
「空港でパスポート請求されたりしてね」などと冗談を言いながら
その場を後にしたんですが、今も気になっているんです。

みなさんも旅先で気になった物はありませんか?

Vol.037 竹風鈴

2006年07月01日 | おもしろアジア
最近テレビCMで竹風鈴の音を耳にしませんでしたか?

“カランコロンカラン♪”


アジアのリゾートホテルなどでよく耳にするこの音
なぜか落ちつくんですよねぇ~(*^.^*)

竹の風鈴 + 波の音 =アジアンリゾート

旅行に行けなくたって、アジアン音楽とタイカレーでもあれば
気分はもうアジア (^○^)
辛いカレーの後は、ちょっと甘めのベトナムコーヒーをアイスで頂く。

トントンのオススメは、トムヤムクンをスープスパ感覚で食べる。
熱いままでも美味しいのですが、暑い日は冷たいスープにパスタをいれて
食べるのも結構いけますよ(^_-)☆
パスタのかわりにそうめんもGood!

今年の夏は、おもいっきりアジアを楽しみましょう!(^▽^)