おもしろアジア

【アジアン雑貨IROIROasia】

Vol.014 バリの魔物たち(5)

2005年12月26日 | バリの魔物たち
 はじめてバロンダンスを観た時、豪華絢爛な獅子舞のようだと思いました。
 愛嬌のあるギョロ目のお面、藁で作った胴体。この胴体にあたる部分がとても大きくたくさんの生花で飾られています。足は4本。ふたりの男性が入って舞います。

 善の象徴とされるバロンに対し、悪の象徴たるランダが登場します。
 見開いた大きな目、ダラリと垂れた長い舌。不気味なお面をつけたダンサーが、尖った長い爪を震わせながら踊ります。

 夜空に響き渡るガムラン、夜空を突き刺す割れ門と、そこに灯されたオイルランプの幾つもの揺らめく炎、天空の月、そして、甘ったるい線香のかおり。
 激しい攻防が繰り広げられます。ランダの魔法にかけられて、自らの裸の胸に剣を突き立てるダンサーたち。バロンとランダの戦い。

 鑑賞しているうちに、不思議なことに気が付きました。

 「まさか」わたしは思いました。

 そしてついに、クライマックスを迎え、終演。
 わたしは、会場を去る大勢の観光客を尻目に、解説書を食らいつくように読みました。
 思わず「なるほど、そういうことだったのか」と声が漏れました。

 バリの人々の信仰様式に、『悪に対しても祈る』ということがあります。
 それまでわたしは、「祈りは、生活上の悪感情や、人と人とのいさかいへの一種の 保険のようなものかな」と解釈していたのですが、そんな半端なことではなさそうです。
 善と悪の戦いに、結論がない。
 結論がないからこそ、どちらにたいしても敬意を持って祈る。
 バランスを持って生き抜く。

 善は勝つものと思いこんでいた、わたしへの強烈な一撃でした。
 摩訶不思議なバリダンスを観てホテルに帰ったわたしに、魔物の最後の訪問がありました。彼らは、何を伝えようとしたのでしょうか?

☆Merry Christmas☆

2005年12月23日 | トントンのひとりごと
先日テレビを見ていて初めてしりました

X'mas の ' アポストロフィーを付けるの日本だけ!

クリスマスイブ の イブ これって前日ではなく
  イブニングのイブ

知らない事ってたくさんありますよね

クリスマス = プレゼント

ん?いつから貰ってないかなぁ~

プレゼント金額はいくら?
と言うインタビューで送る側(男性)と
もらう側(女性)に格差があるとの事

希望金額はなんと平均60,000円代

プレゼントは気持ち
金額なんかじゃないんです!
もらえるだけでもいいじゃないすか

クリスマスはイベント
夫婦でも、1年間ありがとうの気持ちを込めて、お互いにプレゼントするのもいいものですよね 

街中がクリスマスムード
日頃言えないことも言えちゃいそうな…
小さな気持ちに心のこもったプレゼントを添えて

サンタさん トントンにプレゼント下さ~い


Vol.013 バリの魔物たち(4)

2005年12月17日 | バリの魔物たち
 突然、森に、水のカーテンがおりました。
 熱帯の雨は、シャワーのようにザザザーーッと、地に降り注ぎ、植物たちの緑をいよいよ濃く、鮮やかに色づけます。
 遠くの西の空は、ピンク色に霞み、熱気が一気に冷めていきました。

 わたしは、開放的なバリ建築の屋根の下で、しばし、その情景に見とれていました。
 緑の匂いに混じって、線香の甘い香りがしています。かすかに、ガムランの響きが聞こえたように感じました。
 少し風が出てきたので、わたしはスダレを下げました。

 「見られている」と感じたのは、いつの頃からでしょうか。
 わたし以外、誰もいるはずのない部屋の中を見回しました。
 部屋には、こげ茶色をした木のタンスと、白い布地のベッドだけ。
 タンスの上の大きな素焼きの花瓶に、蘭に似た白い花が今を盛りに咲いています。
 花の芳香が充満していました。

 わたしは思わず深呼吸をしました。
 「ふふん、気のせいね」と、大きな声で言い、なんとか気を紛らわそうとしました。
 明かりのついた広い部屋で、電球は、熱のない炭火のように、チラチラとオレンジ色の光を投げかけています。
 冷たい板張りの感触が裸足にはりつき、ビリビリと神経がとがってくるのを感じました。

 わたしは再び、部屋を見渡しました。もちろん誰もいません。
 そして、わたしの目は、部屋の奥に吸い寄せられました。
 そこには、木製の狭い階段があります。昔の日本の家にあったような階段です。
 「そこに何かがいる」と感じました。
 何かが、階段にチョコンと腰掛けて、わたしを見ているのです。
なぜだか分かりませんが、何も見えないのに、それが人間の形をしていないらしいことが、はっきりと分かりました。
 何をするでもなく、何かを訴えるでもなく、それはじっとそこにいます。
 眠るどころではありませんでした。

 「きっと気のせいよ」わたしは独り言を繰り返しました。
 空が白み始めるまで、それは、階段に座っていました。

 数日後、バリ舞踊を観に行きました。その時、ダンサーのつけていた
動物のお面を見て、わたしは、「あっ!」と声を上げました。
 一晩中、わたしを見ていたそれは、不思議なことに、そのお面にそっくりなのでした。

Vol.012 鳥インフルエンザ

2005年12月09日 | タイ
この時期になると『鳥インフルエンザ』の話題に。

思い起こせば、一昨年の1月末
タイへ仕入に行く計画をしていると、友人から
「えっ!?この時期にタイへ行くの?無事に帰れる?」
「帰ったら10日間は家から出ない方がいいよ」
などと色々言われながらもいざ出発!

さすがにこの時の空港はマスクをした人を多くみかけました。
もちろんトントンもつけておりましたが、何せつけなれないマスク
少々息苦しさを感じて「日本は大丈夫でしょ」と勝手に思い込み
国内でははずし、機内から再度装着 (^.^)b

食事の時以外はマスクをしたまま、タイへ到着

入国してビックリ!(@@)
だって、マスクをしてるのは日本人くらいなんです!
他の国の方も、もちろんタイ人はまったくと言って良いほど皆無。

タイ人の友人に聞くと「大丈夫!日本人は大袈裟だよ」と笑われる始末
これじゃ~感染が広がるはずだ (>_<)

それでも「まぁバンコクだからね」と勝手な解釈をして
チェンマイはさすがにマスクだらけかも。
そう考えながら翌日チェンマイへ
もちろんこの日もマスク着用 (^-^)v

チェンマイに着いてまたビックリ!!(@@;)
またまた誰一人マスクをしていないんです!

明るくおおらかな「微笑みの国・タイ」の国民性
でも少しは危機感を持ってもらいたいと思いました。

仕入をすませ再度バンコクへ向かう機内
何気なく聞こえてくる言葉がタイ語ではない。
「どこの言葉だっけ?」とよ~く聞いてみると中国語
 
鳥インフルエンザの流行国、2国に挟まれていささか緊張 (>_<)
さすがにこのときばかりは機内でのドリンクも断り
マスクをはずすことができなかった (^_^;)

バンコクに戻って友人に「チェンマイでもマスクしてなかったよ」
と言うと「でしょ?大丈夫だって!」とまたまた大笑いされ
まぁ~なんとか無事に帰国できましたが、昨年の冬はタイへは
行ってませんが、来年は2月に予定しているので
タイ人がなんと言おうとマスク持参で訪問する予定です(^^ゞ

アジアへご旅行計画中の皆様
くれぐれも自衛策を講じて楽しいご旅行を♪(*^.^*)

ゆ、雪!?(@@)

2005年12月05日 | トントンのひとりごと
天気予報では、「平野部でも雪のおそれが…」
「そんなぁ~まだ12月だよ?」と思っていたら
目が覚めたら、田畑や屋根が薄化粧 (^.^;)



ここ数年は年内に雪が降ることは珍しい。
思い起こせば幼少期は雪が多く、30cmは当たり前
屋根や道路の雪を集めて“かまくら”を作ったことも(*^.^*)

それがいつの頃からだろう?
段々と雪が少ないなり、ホワイトクリスマスなんて
記憶の限り、半世紀は見てません。

それが今年の初め、2005年のお正月にドカ雪(20cm)
それにも驚きましたが、今年はホワイトクリスマスも
夢ではないと思わせる早さの初雪

雪は部屋の中から眺めるのが最高(^○^)/

コタツに入ると一歩も出たくなくなるので
ファンヒーターのみ使用(^.^)b
暖まってくると、冬でもアイスクリームが食べたくなるんですよね。
これがホントの雪見アイス♪(^v^)

なぁ~んて呑気な事を言えるのは、暖かい部屋の中だけ。

仕事してるとそんな事言ってられませんよね(-.-;)
通勤に車を使用してるので、チェーンはどこだっけ?
タイヤ替えた方がいいかな?など今から考えてます。

寒さに弱いので、暖かくなるまでバリ島やタイへ
仕入の為、長期滞在♪
な~んて身分になりたいと思う今日この頃です(^.^)