西表の川のお魚たち
西表の川のお魚の水中写真・風景写真を掲載しています。色々なカテゴリーがありますので、左欄下部『CATEGORY』より。
 



6時過ぎ起床。よし、しっかり起きれた。

7時過ぎに朝食をいただく。

7時半に出発。この日後程仲良くなった宿が同じ人を乗せて。はて、昨日詳しく説明してくれた人はまだ宿でゆっくりしてるが大丈夫かな?

すぐ干立に着く。あれ、砂浜に船が既にある。うわ、もうハーリー始まりかけだ!干立は時間がいい加減だと聞いていたがまさしくその通り。だって昨日聞いてた情報だと開始8時半だったもん(笑)。まあしかし徐々に雨足が強くなってきて遂にはかなり大粒に。テレビカメラマンも大変そうだが砂浜で船を送り出す女性陣も大変。ハーリーは2回やった。1回目は真っすぐ沖に行って左に回ったかな。2回目は右に行って岩を1周していた。

8時過ぎにハーリーは終わり。その頃に詳しい人が来たが『あれ!?ハーリー終わっちゃったの!?』とかなり残念そう。ええ、時間が無茶苦茶なんです…。で、アナウンスによると次は9時半まで何もないらしい(笑)。時間が余ったので祖納のスケジュールを確認に。集落の入口には入ったことがあったが奥まで入ったのは初めて。スケジュールを確認できるらしい公民館が見つからない。たまたま歩いていた人に教えてもらった。が、公民館には誰もおらず。向かいに住んでいるおじいに確認するもよく分からない様子。まあ若女将さんが1時半ぐらいに始まるみたいな話してたからそれぐらいを目安にするか。ところでここでは去年の9月に出会った女子大生と再会。なんでも一時的に移り住んで研究してるそうな。羨ましい。

一度宿に戻って休憩。9時過ぎに干立に戻ったら『まだ9時半まで20分ありますが次に移ります』ってオイ、なんでそうなる(笑)。危なかったぜ。余裕見といて良かった。石垣で囲われたスペースで儀式が始まった。アンガーかな?それから口上を述べて体術(?)を見せる男性陣。子どもから大人まで棒術、薙刀、鎌。鎌と薙刀の戦いは鎌は不利だな。だが鎌は金属音がしたから本物?どうでもいいが隣のオッサンがひたすらに邪魔。一歩前に出てるし左手に持った畳んでない傘のフレアが写り込んでマジ邪魔。なので反対側へ移動した。

そのうちミリクと行列が始まり、2周ぐらいしたあたりで『オホホ、オホホ』と小さな声が聞こえてきた。行列も声が聞こえる方を気にしているようだ。神殿(?)みたいな建物で見えないが。と思った矢先、大きな『オホホ』の声とともに干立でしか見られないオホホが遂に登場!!おお!!これは面白い!!干立ではこれを見にきたんだ!不思議な動きをする鼻の高い真っ白な肌の仮面の、ブーツを履いたオホホ。なんでも西洋人がモデルらしく、だからオホホはブーツを履いているんだとか。作り物の札をばらまいてそれを子どもが群がって回収。だがオホホは女性を金で釣る作戦らしく、子どもには『返せ!』みたいなひょうきんなジェスチャー(笑)。キャラ通り若い女性に軽く抱き着いていたみたいで後程ニュースでその様子が放送されていた(笑)。最後は巫女の女性に引っ張られて退場(笑)。いやあこれは面白かった。正直なところ伝統芸能にはあまり興味はない私だが、来年も見たいかも。ちなみに子どもが拾った作り物のお札
を何故か分けてもらった!貴重!おかげで皆に『写真撮らせてください!』とか言われてミニ撮影会(笑)。続いてしし舞。泡盛を飲ませるのが沖縄のやり方らしい。飲ませて暴れしし舞と(笑)。

と、この辺りで時刻は12時前。祖納に移動することにした。祖納に着いたら控室での宿の孫娘さんは綺麗にお化粧して別人のよう。お母さんである若女将さんが髪のセットをしてあげていた様子から、母娘の最後の祭に向ける思いが伝わってきて温かい気持ちになった。まあムースで頭固めてたんだけど(笑)。スプレーの方がいいらしい(笑)。思えば今回この孫娘さんの晴れ姿を撮影しに私は仕事ほっぽり出してここに来たんだよね。今日は目一杯撮影しなきゃ。とりあえずまずは若い女の子連中を集めて皆で写真。可愛らしいね。ああそれにしても暑い。巫女さん方は長袖で大変でしょう。

さて、公民館の舞台に皆が集合。スリズにてミリク誕生の儀式。女将さんはこの儀式を見たことがないらしい。意外だな。続いて旗を先頭に公民館を出発して行列を成して前泊海岸へ。暑いなあ。長袖の方々はもっと暑い違いない。しかしカメラマン(アマチュア)多いな。行列を前から撮影する方がいいに決まってるから撮影しては行列に抜かれ、抜き返して撮影してまた抜かれ。私も同じく(笑)。孫娘さんは籠を入れた農作物を振り子の動きをさせながら掲げていた。行列中はずっとこの動き。大変だけど頑張って!

ゆっくりした歩みで15分ぐらいかけて行列は前泊海岸に到着。ここが以前写真で見た海岸か。初めてきた。ミリクは両サイドに二人の巫女さん(?)を連れている。娘さん二人とか。足元が悪いので段差をミリクに教えながら。海岸を上がった防波堤のところには小さな屋敷があり、多分神聖な場所。屋敷と海岸の間にはテントが張られていて集落の人やら偉い方々がたくさん。ミリク行列はしばらく海岸で停止。後ろにはアンガー行列。こちらは先頭にフダチミという黒い傘を被った全身真っ黒の方。フダチミはオホホとは逆に祖納にしか出ないらしい。

海岸に行列を待たせながら(すみません)、我々はいただいた弁当を。グルクン丸1匹とは豪勢。その最中、舟浮かべの儀式。

1時半過ぎにようやく行列は進み、ミリクは舟元の御座に着座。皆さん40分近く炎天下で本当に大変そう。例年はこんな暑い時期には当たらないみたいなんだけどね。撮影条件的にはまあ逆に絶好だったんだけど(苦笑)。

アンガー行列も同様に御座に入った後、来賓挨拶やら何やら。町長にはご挨拶をしておいた。知り合いの職員にも出会った。この辺りはしばし歓談の時間といった感じ。徐々にテントに西日が入ってくる。直撃(苦笑)。ところで弁当とは少しタイミングをずらしていただいた牛汁が美味しかった。八重山牛かな。

3時前、ミリクが芭蕉を使いながら舞う。トゥリムチというらしい。3時過ぎからは舟元の御座にて奉納舞踊。宿の孫娘さんの同級生二人による丸間盆山節が特徴的だった。頭にシラサギを乗せた白い衣装の舞い。その後男連中による狂言が始まった。内容は干立と同じように見えた。続いて棒術とか鎌と薙刀の戦い。これも同じ。続いて婦人によるアンガー巻き踊り。砂浜に立てた棒の回りをぐるぐるしながら踊り。そして再びトゥリムチ。時刻は4時過ぎ。

4時半過ぎからはフニクイヌ。ハーリーですな。最初は舟漕ぎの儀式。“まもりそうや”(漢字不明。カタカナかも)という海上に突き出た小さな岩を左周りしてから左手へ細長く移動してUターンしてまた“まもりそうや”を右回りして戻ってくる。これが儀式。これが終わったら本気漕ぎ開始。コースは先程の儀式+まるまぼんさんを左回りに1周。八重山のハーリーの中で最も長いとは司会の人のアナウンス。一度砂浜に戻ってきてからダッシュで砂浜に差してある自分のチームの旗を取り、舟に乗せて再スタート。赤組の勝ちであったが、タイムは11分20秒ぐらい。長い戦いですなあ。

疲れた皆さんは続いてアンガー巻き踊り。ぐるぐる回っていたが、回っているだけ(笑)。疲れているからかな(笑)。続いてしし舞。泡盛を飲ませるのは干立と同じか(笑)。
5時45分ぐらいにミリクは舟元の御座を出発。行きとは違うルートでスリズへ。道が狭かったので迂回しちゃった(笑)。

6時過ぎにスリズへ到着。この頃には宿が同じ人たちは既にお帰りの様子。私は最後まで。特にミリクが人に戻る瞬間は見ておきたかった。

トゥリムチを終え(孫娘さん『ここでまたトゥリムチ!?』だとさ(笑))、6時20分頃、遂にミリクが面を外し、人に戻る。やり遂げた達成感のあるような表情が印象的だった。両サイドに娘さんをつけるという無理なお願いを聞き入れてもらえたのが嬉しかったみたいで、その話は聞いているこちらも感動させられた。しかしまあ面を外した瞬間に泡盛を飲ませてたのは(笑)。

さてさて、6時半過ぎに私もスリズを後にした。長い一日だったなあ。6時40分ぐらいに宿にリターン。

夕食をいただいてからゆんたく。私の今までの写真を見せたり、他アングルからのオホホの動画をもらったり、『グッドラック』みたいな整備士と機長の出会いは有り得ないとかいう話も。曰く、『機長にもCAにも会うことは絶対ない!!』とか(笑)。

時刻は11時半になってしまった。今からヤマネコを探しにいくか明日の早朝か…。眠いしなあ…。いやしかし前回1時ぐらいに目撃されてるから今回は今から行く方がいいかもしれない!というワケで出発。寝不足(笑)。

とまあ相変わらず見つからなかった(笑)。帰りに川に寄ってみた。ジャノメハゼが見つかった。良かった良かった。夜空は雲ばかりで撮影はせず。新月でいい条件ではあったんだがなあ。

2時過ぎに宿にリターン。眠気がヤバかった…。

3時過ぎに寝ちゃった。明日は寝不足だがまあ最終日だからいいや…。



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