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つれづれなるまゝに日ぐらし、心に移り行くよしなしごとを書き綴るブログ

テーマは中国/異文化/歴史/旅、「中国人とうまくつきあう実践テクニック」の著者が本音で語るプライベートブログ

■【実践テク】とは・・・

2012-10-06 | 「中国/実践テク」の本
■このブログは「中国人とうまくつきあう実践テクニック」の著者のプライベートブログです。本を執筆する背景や執筆中の裏話、本には書けなかった「ホンネ」や「ホンキ」を書き綴っていきたいと思います。特に、【実践テク】にこだわり、本のタイトル通り「すぐに役立つ」、「実践的なテクニック」を突き詰めていく内容を意識して書きたいと思います。

■それについては、ときどき熱くなりすぎて・・・、過激な表現も出てくるかと思いますが、ご容赦を!あちこちでいろいろコラムやブログを書いていますが、遠慮せずに好きなことを書く、「一番おもしろいブログ」にしたいと思いますので、乞うご期待!

■「すぐに役立つ中国人とうまくつきあう実践テクニック」総合法令出版
 詳しくはこちらをご覧ください。おかげ様で8月末に増刷が決まり、現在2刷が本屋さんの店頭に並んでいます。(並んでいるはず・・・)店頭での売り切れ、または見つからない場合はアマゾンにて・・・。こちらからなら、どこからでも、いつでも、すぐに買えます。本を読んでくださった方はぜひ感想をお寄せください。

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◆贈ってはいけないしなものその他いろいろ(ケーススタディ「贈る物選びには要注意」)

2010-11-23 | 「中国/実践テク」の本

◆中国人に贈ってはいけない品物を見てきました。(詳しくは中国ビジネスヘッドラインhttp://www.chinabusiness-headline.com 「中国人とうまくつきあうテクニック」公式ブログ http://crosscosmos.blog10.fc2.com を参照) 「時計」はダメ、「傘」もダメ、「扇子」もダメ、「お菓子の詰め合わせ」もダメ(?)、「緑の帽子」がダメなどなど。気づかずについつい贈ってしまう品物もあるかと思います。

◆企業の赴任者研修で「中国人に時計を贈っては絶対にいけません」という話をしたところ・・・「その話をあと2週間早く聞きたかった」という方がいました。そうです。贈っちゃったんですね。彼は真剣な表情で「どうしやってフォローしたらいいでしょうか?」と一瞬顔が青ざめていました。大切な取引先だったそうです。

◆時計を贈ることは「絶交宣言」を叩きつけるようなものですから、さぞ相手はびっくりしたでしょう。拡大解釈すると「お前なんか死んでしまえ」というメッセージもあります。相手がどんな気持ちだったか想像すると洒落にならない出来事です。

◆さて、他にも贈っていけない品物はいろいろなモノがあります。世代によって、地域によって諸説はありますが・・・。代表的なものを拾ってみましょう。

◆「ハンカチ」はダメ(涙を誘う)、恋人以外の男性に「ネクタイ」を贈るのはダメ(首を絞める/相手を拘束するという意味があるから)、「靴」もダメ(これを履いてどこか行ってしまってください(?)という意味)、「薬」もダメなどなど。

◆中国人観光客が新宿や渋谷のドラックストアで「薬」のまとめ買いをする光景をよく目にしますが、どうやら「薬」も日本旅行のお土産のひとつのようです。プレゼントではなく「日本で買ってきて・・・」と頼まれてくるのでしょう。「ルル」や「ベンザ」、「龍角散」や「正露丸」を箱買いして行きます。この光景は圧倒的ですね・・・(@_@)〕 

◆キーワードは「安心」「安全」です。「デジカメ」や「粉ミルク」だけではなく、日本製にこだわるのは「安心」「安全」のホンモノ指向。買い物をするときにはネットで調べた上で手にとって自分の眼で確かめるのが彼らの基本。同じ日本製でも中国で梱包されたものではなく(例:中国で缶に詰められた粉ミルク)、日本で梱包されて輸入されたものがベストと言います。

◆「薬」も日本で買うことに意味があるのでしょう。確かに上海でドラックストアを覗いてみると日本製の「薬」は割高です。日本で買ったほうが「お徳感」がありますが、それにして日本旅行の土産に「薬」とは・・・(しかも箱買いで・・・)ちょっと驚かされます。(゜o゜)

◆中国ビジネスヘッドライン
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◆「中国人とうまくつきあうテクニック」公式ブログ
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◆脱線モード/ホンネモードのプライベートブログ
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◆フジサンケイビジネスアイ「中国人とうまくつきあう実践テクニック」
毎週土曜日/「専欄」(土曜欄をご覧ください)
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◆「お菓子」を贈るときの「実践テク」(ケーススタディ「贈る物選びには要注意」)

2010-11-15 | 「中国/実践テク」の本
◆中国出張のとき「お菓子」の詰め合わせを持っていくときの注意ポイントです。まず、「つまらないものですが・・・」という言葉はNG・・・。お土産を渡すとき、日本ではこんなふうに言って相手にお土産を渡すところですが、中国ではちょっと注意が必要です。

◆「贈り物は人間関係を表わすバロメーター」というキーワードがあります。つまり、「つまらないもの」を贈ってはいけないのです。「私たちの関係はこの程度???」と思わせるような贈り物は避けたほうがいいですね。もちろん、「つまらないものですけど・・・」は自分を謙らせて相手を尊敬する日本人特有の表現ですが、中国人に対しては「つまらないものですが・・・」ではなく、「陳さん、すごくおいしいお菓子を買ってきましたよ。絶対おいしいですからぜひ召し上がってください」ぐらいの表現のほうがベストです。

◆「みなさんで召し上がってください」もNG・・・。中国で「贈り物」を贈るときは基本は「一対一」で贈ることです。皆さんではなく陳さんに対する「贈り物」を「皆さんで召し上がってください」と言って渡すのは陳さんの「面子」を潰すことになります。

◆ここで、「実践テク」をひとつ・・・。お土産のお菓子を準備するときは陳さん用にひとつと、みなさんで召し上がっていただくためにもうひとつと、2つ準備するとOK・・・。。「これは陳さんどうぞ召し上がってください。それからもうひとつはみなさんで召し上がってください」と言ってふたつ渡します。陳さんの面子を潰さずに済みますし、私のお土産を陳さん自身が社員に配ることで別の面子を立てることにも通じますね・・・。(^。^ )/

◆しかし、実はこれでも不十分(?)と考える中国人もいるようです。私の友人は「ヨシムラさん、本当にみなさんで召し上がってほしかったら、陳さんの部下ひとりひとりにひとつずつ準備するべきですね」とコメント。なるほど! それが正しい心遣い(?)かも知れません。(-_-#)

◆確かに、中国から来るお客さんから受け取るお土産はそうですね。日本で開催されるイベントで(投資説明会や展示会など)、中国の企業や地方政府の方々のサポートをすることがよくあります。その時に彼らが持ってくるお土産はひとりひとつが原則です。そういえば「みなさんで召し上げってください」というお土産を受け取ったことがありません。こんなところに中国人の気遣いを改めて発見します。(^o^)v


※このブログでは「中国人とうまくつきあう実践テクニック(総合法令出版)のホンネエピソードと「裏技テク」を中心に書いて行きます。公式ブログや中国ヘッドラインニュース、サンケイビジネスアイに掲載しているコラム(毎週土曜日/更新)も合わせてご覧ください。v(^o^)v

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■「贈り物」の実践テク 裏技/表技 

2010-10-06 | 「中国/実践テク」の本
■贈り物として「時計」をプレゼントすることは厳禁。時計を贈るという中国語は「送鐘」(sonzhong)は「送終」(sonzhong)と同じ発音。これは「死に水を取る」「死者を送る」という意味になり、時計を贈るということは「死」を連想させ、「縁起でもないこと」なのだ。

■「傘」や「扇子」も贈り物としては相応しくない品物。「傘」や「扇」が「散」という漢字と発音が似ていることから、「離散」、「ばらばらになる」、「別れ別れになる」ちう言葉を連想させるからだ。しかし、中国で「扇子」をもらったことがある。その地域では有名な伝統工芸品の「扇子」だ。通常、「扇子」も贈り物としてはNGなのだが・・・。

■プレゼントされたときには贈り手がある「ストーリー」を準備していた。「私たちの関係はこの扇の要のように強固なつながりを目指し・・・」といったスピーチに加え、扇子ひとつひとつに毛筆の直筆でひとりひとりにコメントを書き込んで、その演出もさることながら、実に心のこもったプレゼントだった。

■ここで皆さんへの【実践テク】だが・・・
贈り物をする場合は、何かひとつエピソードを準備することだ。簡単なストーリーでいい。どうしてこの品物をあなたに贈りたいか、どんな風に使って欲しいか、あなたにとってどんなメリットがあるか(ある意味では大きなお世話だが・・・)、こんなエピソードを1分間ぐらいのストーリーにして、お土産を渡すのである。絶対に効果があります。「つまらないものですが、どうぞ・・・」は禁句だ。「すばらしいものを買ってきました。どうぞ受け取ってください」と言うぐらいの熱い思いが欲しい。

■「贈り物は人間関係を表すバロメーター」というキーワードがあります。それなりの地位にある人にはそれなりのいい物を送るようにしたい。「形だけですが」、「つまらないもの」は中国人もいらないのだ。また、贈り物をするときにこんな【実践テク】もある。①贈ったものをどこに置いたらいいか予め想定して贈る。②贈ったときのストーリーを忘れない仕掛けを作る。③そのストーリーをみんなに自慢したくなるような仕掛けも準備する。

■例えば、日本人形や絵などの飾り物なら、①は会議室や社長室がベスト。人が多く出入りする場所がいい。大きい品物なら玄関やロビーなどもいいロケーション。②はコメントを書いた色紙や飾り物の横に置くプレートを作る。「20××年○月○日贈呈」と書いたプレートにストーリーのキーワードを書き加えると理想的。③は贈った相手がその友人や取引先に対してもらったことを自慢できるような品物であり、エピソードを添えることがポイント。自慢したくなるようなものだと彼らは会議室や社長室に来客があるごとに紹介する。

■例えば、こんな【実践テク】もある。どうしても「時計」を贈らなければならないとき。会社の設立30周年で作ったインテリアとしても美しい置時計。実際にこんな相談があった。こんなときは、贈り物を渡すときに相手に1元コインを一枚要求する。つまり、贈ったことではなく、1元で売ったことにしてしまうのだ。「時を刻む置時計は両社の信頼と友情の証です」と言って、1元コインを1枚くれるようにお願いする。「送鐘」(「送終」死者を弔う)ではなく、「売鐘」というわけ。「時計」を贈りたい人は実践してみてください。これだけでも相手の心に残るひとつのエピソードになりますね。

【実践テク】贈り物は人間関係を表すバロメーター
①贈った品物をどこに置いたらいいか想定
②贈るときのエピソード(キーワード)も色紙やプレートに
③周りの人にもらったことを自慢したくなるような品物やエピソードを

【実践テク】「時計」を贈る実践テク
*贈るときに1元コインを要求する。贈ったのでなく、売ったことにしてしまう。

■アマゾンの「なか見!検索」はずごい

2010-09-03 | 「中国/実践テク」の本
■「中国人とうまくつきあう実践テクニック」はアマゾンで購入できます。このアマゾンの「なか見!検索」ってすごいですね。改めて見てみたけど、「目次」「まえがき」「あとがき」、なんと「最初のページ」まで見れちゃうんですね。ちょっと驚きました。本屋でページをめくってみる感覚。自分の読みたいところを試し読みすることはできませんが・・・。それにしても改めてびっくりでした。

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