「そうだ、京都行こう」
ってのは何年か前に聞いたキャッチコピーだが、今日はシンさんの一言から始まった。一部の反対があったものの、他のメンバーがその気になり結局行く事に。自動車二台で京都に向かう。後輩のナオキと一緒にショウちゃんの車に乗り込み、人生の先輩方が乗った車の後をついていく。
車内の会話は平和そのもの。
例えば。
「昨日さ、マルビルの一番上で飲んでてさ、おっちゃんばっかりで。」
「うん。」
「最初は俺らだけやったんやけど、出る時には周りがカップルだらけな訳よ。」
「はいはい。」
「でさ、そのカップル達が窓際にある景色のええ席に座ってたんやけど、女の子が上座でな、窓を背にしてる訳。それってどうなんかな?景色ええ席やったら、女の子に景色見てもらった方がええと思わん。ショウちゃんやったらどうする?」
「まあそういう場合は女の子に聞くなあ。」
「そうか・・・」
という会話を交わす独身34才&35才。どないやねん。
「京都って言ってもどこ行くんやろね。」
「さあ。」
前の車に乗っている先生に聞いてみる。ナビの設定は嵐山。
数十分後。
緑が眩しい。学生以来の嵐山だ。
お土産やがだいぶ変わっている。十年一昔、とはよく言ったもんだ。
お昼は、おばんざいのバイキング。煮物を中心に朝飯の分も食べる。
その後は予想外の嵐山散策。
帰られるオオガキさんを見送りに駅まで行った、までは良かったが、あったのはトロッコの駅だけでJRの駅は無し。聞けば、JRの駅はトロッコでは隣駅になると言う。そっから慌てて隣の駅まで。暑い。横を涼しげにレンタサイクル乗ったお姉さん方が通り過ぎていく。
汗だくになりつつ、学生の頃を思い出した。
あの時も暑かった。
20分後、目的地に到着。オオガキさんをお見送りした後、渡月橋まで再び戻る。途中で食べたかき氷がうまかった。予想外の散策が報われた瞬間やね。
車に戻った後、皆で京都駅まで向かい解散。JRの新快速で大阪に着いたのが2時43分。マルビルに行ったのは昨日の夕方5時やから、皆さんと会って別れてから24時間経っていない。まあ濃密な時間を過ごさせていただきました。再びの機会を楽しみに明日から頑張ろう。
ってのは何年か前に聞いたキャッチコピーだが、今日はシンさんの一言から始まった。一部の反対があったものの、他のメンバーがその気になり結局行く事に。自動車二台で京都に向かう。後輩のナオキと一緒にショウちゃんの車に乗り込み、人生の先輩方が乗った車の後をついていく。
車内の会話は平和そのもの。
例えば。
「昨日さ、マルビルの一番上で飲んでてさ、おっちゃんばっかりで。」
「うん。」
「最初は俺らだけやったんやけど、出る時には周りがカップルだらけな訳よ。」
「はいはい。」
「でさ、そのカップル達が窓際にある景色のええ席に座ってたんやけど、女の子が上座でな、窓を背にしてる訳。それってどうなんかな?景色ええ席やったら、女の子に景色見てもらった方がええと思わん。ショウちゃんやったらどうする?」
「まあそういう場合は女の子に聞くなあ。」
「そうか・・・」
という会話を交わす独身34才&35才。どないやねん。
「京都って言ってもどこ行くんやろね。」
「さあ。」
前の車に乗っている先生に聞いてみる。ナビの設定は嵐山。
数十分後。
緑が眩しい。学生以来の嵐山だ。
お土産やがだいぶ変わっている。十年一昔、とはよく言ったもんだ。
お昼は、おばんざいのバイキング。煮物を中心に朝飯の分も食べる。
その後は予想外の嵐山散策。
帰られるオオガキさんを見送りに駅まで行った、までは良かったが、あったのはトロッコの駅だけでJRの駅は無し。聞けば、JRの駅はトロッコでは隣駅になると言う。そっから慌てて隣の駅まで。暑い。横を涼しげにレンタサイクル乗ったお姉さん方が通り過ぎていく。
汗だくになりつつ、学生の頃を思い出した。
あの時も暑かった。
20分後、目的地に到着。オオガキさんをお見送りした後、渡月橋まで再び戻る。途中で食べたかき氷がうまかった。予想外の散策が報われた瞬間やね。
車に戻った後、皆で京都駅まで向かい解散。JRの新快速で大阪に着いたのが2時43分。マルビルに行ったのは昨日の夕方5時やから、皆さんと会って別れてから24時間経っていない。まあ濃密な時間を過ごさせていただきました。再びの機会を楽しみに明日から頑張ろう。
6月14日
朝、ホテルで後輩に起こされる。時計を見たら9時過ぎ。
シャワーをパパッと浴び、部屋を出る用意をしてたら、同期のショウちゃんが顔を出す。挨拶するなり思い出したように「朝の4時半にツジモンから電話あってさ。何やろな?そう言や昨日の晩もメール来てたんや。」
ツジモンは三重にいる僕らの同期。大のプロレス好きとして一部の方に大いに知られている。
早速ショウちゃんがツジモンに電話。「もしもし、どしたん?・・・えっ?!三沢が亡くなった。・・・」横でやり取りを聞いてた自分、「ほんまかいな」と茶々を入れながら携帯でヤフースポーツを開いてみると、
本当だった。
電話を切った後、ショウちゃんが改めて見たツジモンからのメールにはこう書いてあったらしい。
「三沢が死んだ。至急連絡をくれ。」
プロレスファンなら、一人で受け止められない悲しみ。俺もそうだ。
橋本真也無き今、最も好きなプロレスラーだった三沢。高校生の頃、超世代軍のリーダーとしてジャンボ鶴田越えを果たした「あの時」から追いかけ続けた選手が、昨日リングの上で亡くなった。
一瞬、体が浮き上がるような感触。それは13階という高さだからではないと思う。
思い出しながら書いている今も信じられない。
三沢の試合がもう一度見たい。
朝、ホテルで後輩に起こされる。時計を見たら9時過ぎ。
シャワーをパパッと浴び、部屋を出る用意をしてたら、同期のショウちゃんが顔を出す。挨拶するなり思い出したように「朝の4時半にツジモンから電話あってさ。何やろな?そう言や昨日の晩もメール来てたんや。」
ツジモンは三重にいる僕らの同期。大のプロレス好きとして一部の方に大いに知られている。
早速ショウちゃんがツジモンに電話。「もしもし、どしたん?・・・えっ?!三沢が亡くなった。・・・」横でやり取りを聞いてた自分、「ほんまかいな」と茶々を入れながら携帯でヤフースポーツを開いてみると、
本当だった。
電話を切った後、ショウちゃんが改めて見たツジモンからのメールにはこう書いてあったらしい。
「三沢が死んだ。至急連絡をくれ。」
プロレスファンなら、一人で受け止められない悲しみ。俺もそうだ。
橋本真也無き今、最も好きなプロレスラーだった三沢。高校生の頃、超世代軍のリーダーとしてジャンボ鶴田越えを果たした「あの時」から追いかけ続けた選手が、昨日リングの上で亡くなった。
一瞬、体が浮き上がるような感触。それは13階という高さだからではないと思う。
思い出しながら書いている今も信じられない。
三沢の試合がもう一度見たい。