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オチノツボ

日々起こる出来事について雑感をただだらだらたらたら述べております。

日本人はなぜシュートを打たないのか?

2008-02-16 | 日々の雑感
2月16日

 という本を読んだ。

日本人はなぜシュートを打たないのか? (アスキー新書 18)
湯浅 健二
アスキー

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 作者の湯浅健二氏はサッカージャーナリストで過去には読売クラブのコーチを勤めた経験もある方だ。テーマは当然サッカーの事なのだが、長年の経験に裏打ちされた「湯浅語」が満載な本でつい自分の生活にも当てはめて考えてしまった。

 たとえば、

 ●勝負はボールがないところで決まる・・
 ●リスクチャレンジのみが発展のリソース・・
 ●リスクにチャレンジしなければミスをすることもない・・
 ●使い使われるというメカニズム・・
 ●主体的に「仕事」を探しつづけられることの意義と価値・・
 ●主体的に考えて走ること・・
 ●意図と意志をもつことこそがスタートライン・・

 などなど。

 特に「うんうん」と頷いたのは哲学者である小林敏明さんとの対談で出てきた「無限責任=無責任」という考え方。つまり日本人は責任の所在を少しづつずらしていくこと(無限責任)によってその責任を曖昧にしてしまう(無責任)という。

 普段考えている事と内容がリンクしたので中々面白かった。


 こういう出会いがあるから本って面白い。