犬飼鐡道~駅長日誌~

犬飼たかおの創作と趣味の雑記帳

雰囲気マンガ。

2012-11-05 00:04:12 | 創作・同人
冬コミまで2箇月を切りましたね。
夏と冬の間は短いです…。

仕事もぼちぼち忙しい中、
ちまちまと考えていた次作の構想を形にしていく作業中です。


たまには真面目に創作の話でも。


私が考える話のパターンは大抵、
「ちょっと後ろ向きな世界観」が前提にありつつも、
それ自体を大上段に構えて語るというよりは、
そうした背景の中に生きる人間の日常を描くというものがほとんどのように思います。
要約すれば「悲しいけれど、そこでがんばる、生きていく」みたいな。

で、実際自分が描いたものを見て毎回思うのは、
その背景の説明したさに、人物の描写がうまくない。
言ってみれば「雰囲気」だけのマンガ。

最近はそこを開き直ってみたりもしますが、
逆に、何気ない日常の一コマをさらりと描いて、
そこからその人物の抱えているモノや背景が自然に伝わってくるものを描く人に憧れます。

4コマ漫画(あるいは数ページの短編)でありながら、
描かれていないコマの外の世界に広がりを感じさせてくれる
小坂俊史さんのような作品は、私の中でその代表で、
わずかなコマとセリフだけで長編映画を鑑賞したかのような印象を残してくれます。



今回の話は、離島と都会に離れて住む姉弟の話です。
「ああ、犬飼はいつもこんなこと考えてんだな」と、
私の頭の中で思い描いた空気を、
雰囲気マンガなりに、少しばかりでもお伝えできれば。

※冬コミは準備号の予定です。すみません。

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