【2021年9月18日より公式ブログへ移行しました】INSpiRAL (インスパイラル) 成城眼鏡店のブログ

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アラン ミクリ新作━最終章━

2006-11-30 18:02:14 | alain mikli / アラン ミクリ
 ついにきました最終章。もっと早く終わるかと思いきや、かなり長くなりました。シルモレポートは、まだまだ続きますが、アランミクリ編は最終回です。
 それでは、はりきってまいりましょう!今回も入荷しておりますフレームをお伝えいたします。

 今回、インスパイラルにいらしていただいた新入生です。最近アランミクリの得意とする、立体カットシリーズです。プラスチックのカラーと、まるでガンダムの肩のようなその立体的なカットは、お互いを引き立たせる絶妙なバランスとなっております。すべて¥47,250です。



 上は、ブルーグリーンをベースとした、これまたソムリエ見が必須な一本。下は、黒に裏面ピンクという、昔から私が大好きなカラーコンビネーションです。特に黒×ピンクのフレームは立体カットのラインが、色のラインとリンクして、より三次元加工がわかりやすいですね。アップ画像でーす。
 
 

 なんとなく伝わりますでしょうか、この立体感!んっ~~~マーベラス!

 つづきまして、シンプルなメタルのブロータイプです。しかーし、鼻元部分をよーくご覧ください。黄緑、水色、黒?何じゃこりゃー。そうですバイカラー(二色使い)なのです。基本シンプルで、ちょっと挿し色使ったアクセント!大人だ。
すべて¥47,250です。


 とーこーろーがー♪。ただでは終わりませんアランミクリ。裏面を見てみると、なっ、なんと鼻元の部分の色が裏全面に続いているではありませんか。掛けているときは気にならず、置いてはじめてわかるこの裏地。かけてかっこ良し!置いても美しい!さずが眼鏡をオブジェととらえるアランミクリ。ぜひ、スーツの裏地をこだわるように、眼鏡の裏にもこだわりを!



 どうですか?まるで、イモリ(うまい例えが浮かばずすみません)のごとしこのギャップ。しかーも、裏面ビビットなのがワンダフォー!

 最後は、「スタルク アイズ」です。肩の関節をモチーフにした、全方向回転式テンプルが特徴のフレームです。スタルクアイズは、アランミクリが製造しておりますが、アランミクリとは違いシンプルで、無駄のないデザインが肝です。
 その中で、今回最もグッときたものは、ツーブリッヂに若干カーブのついたプラスチックフレームです。なんとなくレトロな雰囲気と、未来的なカーブのシルエット。この相反するものの融合、きてますねーーー。すべて¥50,400です。





 どうですか?この斜めからのシルエットなんか絶品ですね。実にそそります。サングラスとしてお使いいただいても、so good!です。

 以上、大変長くなってしまいましたが、アランミクリ編終了です。お付き合いいただき、誠にありがとうございました。また新作入荷次第、随時お伝えしてまいります。
 次回はといいますと、息つく暇もございません。ラフォンinSILMO編に突入です。これまたロングになりそうです。ぜひ、お付き合いくださいませ。それでは。

アラン ミクリ新作━3━

2006-11-29 21:01:28 | alain mikli / アラン ミクリ
いよいよ、アランミクリ編(シルモ編)も終わりに近づいてます。今回からは、入荷している商品、近日入荷予定の商品をより具体的にお伝えいたします。今回も、少し長めの予定ですので、最後までお付き合いください。

 一発目は、アランミクリの中で、定番としてロングセラーになること間違いなしのフレームです。フロントメタル、ツーブリッヂ、テンプルは太目のプラスチックです。ある程度主張しながらも、使いやすいので、「普通すぎるとつまらないし、かといってやりすぎはねーーー」なんて思っている方、最適です。フロントのシンプルさと、テンプルのごつさ、このギャップがこのフレームの肝です。
 まずは、鮮やかな赤(パッション&ルージュ)とマットブラック×透明感のある茶の組み合わせの2本!

  

  

   

どうですか?赤はポイントに、黒はクラッシックという感じに、色によっても雰囲気が変わります。

 続いては、近日入荷予定のピンクとエメラルドグリーンです。

  



 ピンクは、ある程度主張しながら明るい印象に、グリーンはフレームの発色の綺麗さで個性を出していきましょう! うーん。It's so cool! すべて¥47,250です。

 続きましては、極太テンプルを持ち、曲がったことが大嫌いと言わんばかりに直線を多用したデザインの彼です。フロント上部が直線的なフレームは、日本人では抵抗があるかたもいらっしゃいますが、逆を言えば個性となります。何を隠そう、私もその1人でありましたが、実際このフレームを購入し、好きで掛けていると不思議とバランスがとれてきて、今では主戦力の中の一本になっています。すべて¥47,250です。


 
 どうですか、この直線っぷりは!潔しです。上は赤にべっ甲柄、下は茶×緑です。両方ともに光を通して見てみると、さらなる色の深さに気づきます。それでは、前回の復習です。こんな綺麗な生地を見るときは?(アランミクリ新作1の巻でもお伝えしましたが) そう、ソムリエ見でしたね!



撮影技術がなく、うまくお伝えできませんが、茶色とエメラルドグリーンのハーモニー(マリアージュ)、これ実にファンタスティコです!このように、綺麗な透明感のある色を見るときは、前、後ろ、斜め、上、下、そして蛍光灯などの光を通してソムリエ見。ぜひ、お試しください。
 
 次回で、アランミクリ新作編は最終回です。お楽しみに! 

アラン ミクリ新作━2━

2006-11-28 21:07:47 | alain mikli / アラン ミクリ
 いよいよアランミクリ編も、大詰めを迎えてまいりました。今回も引き続き、展示会の様子、新作情報をお伝えいたします。
 
 まずは、PACT(パクト)シリーズの展示の様子です。黒×クリアという相反する色の組み合わせを、何パターンもの柄で表現するこのシリーズ。柄にもよりますが、基本的には使いやすく、ビジネスシーンなどにもおすすめです。ディスプレイも、黒×クリアの生地でできていますねー。





 続きまして、PASSION&ROUGE(パッション・ルージュ)シリーズです。赤を基調とした情熱あふれるシリーズです。もともとアランミクリの赤といえば、その鮮やかさの右に出るものはいない!と断言できるくらいの発色なのです。パクトシリーズとは真逆の「これでもかー!」といわんばかりのシリーズです。はい、目立ちたがり屋のそこのあなた!アランミクリの真髄を体感したいあなた!これっきゃない(ちょっと古めの言い回しですが)!







 そして、最後は今回シリーズ化が決定した、黒×白のシリーズです。以前のブログでもお伝えいたしましたが、眼鏡業界の一つの大きな流れとして「白」及び「黒×白」がきています。当然、私も一押しのシリーズです。かなりカッコイイと思います。かなり立体感が出るカラーリングですが、白を挿し色にワンポイントにしたり、逆に白を全面にだして主張するかは皆様しだいです。ちなみに、「ミクリパーミクリinSILMO 2」編にて証拠写真をお見せいたしましたが、私は後者です。変な顔は無視してください。(お見苦しくてすみません、反射なもので・・・、つい。)

《ミクリパーミクリinSILMO 2》http://blog.goo.ne.jp/inspiral/d/20061124





 いかがでしょうか、また新作情報として随時お知らせをいたします。
 次回は、アランミクリ新作編最終章として、2回に分けて現在入荷しておりますフレームをお伝えいたします。

アラン ミクリ新作━1━

2006-11-27 21:24:25 | alain mikli / アラン ミクリ
 アランミクリ編第三弾からは、展示会の様子と新作情報をお伝えしてまいります。
 
 まずは、さらっと日本での新作発表会の画像をいっきまーーーーす。
新色ですねー。得意の立体カットシリーズに、また新しいカラーが登場です!ほんとにきれいです。アランミクリは、デザインのみならずカラーに関しても三次元(立体的)に表現します。光を通す生地も非常に多いため、アランミクリのフレームを見るときは、正面、裏、上、下、横は必ず見ましょう。そして、あわよくば照明の光を通してみてみましょう!そう、まるでワインの色の深さを見るがごとく!
アランミクリを見るときは、眼鏡のソムリエになるべし!!!



 続いての画像は、バイカラー(二色使い)のシリーズですね。フレームの色と、パッド(鼻あて)部分のパーツの色が違いますねー。このバイカラーも、最近のアランミクリのマイブームのようです。しかし、色のぶつけ方は斬新で、とてもきれいです。ベースの色と、挿し色のバランスは神の領域ですね。このフレームは、現在入荷しております。



 これまた、ミクリお得意の上下別カラーシリーズ!茶×エメラルドグリーンなんていいですねー。実は、前回のお話のアシンメトリーというテーマの中のシリーズとして、この上下別カラーがクロスカラーになってでてきます。かなりレベルの高いものですが、個人的には大好きです!



 そして最後は、九十年代前半のモデルを、スプリングヒンジ搭載でアレンジし復刻したモデルです。私も、初期のグリーンを使用しております。しかし、追加のカラーが出るだびに、欲との葛藤をしております。今回の新色も、[下]エンジのべっ甲柄や、[上]グリーン×茶の何層にも重なった色など、よだれがだらだらです。なかなか言葉では伝わりにくいので、日を改めて詳しくお伝えいたします。このフレームは、現在入荷中です。



 さー、次回は今日の続きです。パクトやパッション&ルージュなどのシリーズをお伝えいたします。

アラン ミクリinSILMO━ 2━

2006-11-26 19:40:47 | alain mikli / アラン ミクリ
アランミクリ第二弾は、私が久しぶりに震えた、おそらく日本上陸は一年後であろう新作についてお伝えしてまいります。

 今回のフランス滞在中、一日だけオフをとり、以前日本に住んでいてアングロアメリカンアイウェア時代に、毎日のようにご来店いただいていた、現在はフランスにお住まいの友人(お客様)とともにサンジェルマ デプレのアランミクリブティックに訪れました。WITH友人のデボラさんショットです。



アランミクリブティックにて私は、初めて見る美しいカラー、初めて見る芸術的なフォルムに、背筋がゾクゾクする感覚を久しぶりに思い出しました。次の日に、展示会にて再度新作を見たのですが、私が感じた感覚は間違いないものだと確信しました。その新作の特徴を箇条書きにてお伝えいたします。

 《テーマ》
 今回のアランミクリの新作テーマは、八十年代に発表した、アシンメトリーでかつデコラティブ、まるでマスクのような作品を意識したものでした。そのいくつかの画像をご覧ください。

 どうですか、この芸術性は!

  

 ザ・アシンメトリー。 



 ザ・MASK。
 


何じゃこりゃー!


 
いかがでしょうか?さすがにここまでは極端ではありませんが、これらの作品をベースとした、左右非対称カットや、左右非対称なカラーリングなどの、かなり芸術性の高いものでした。ほんとに細かな部分までこだわっており、今こうして思い出しながら文章をかいているだけで、よだれが垂れるほど魅力的でした。

 《カラー》
 もう一つ感動したのは、新しいカラーです。多くの新色の中で最も一押しなのは、黒をベースとし、小さなブロック状のチップが、まるでレンガのように並んでいるのです。赤、黄色、青、緑など様々色のブロック状のチップは、透明感があり光を通す生地。さあ、みなさん目をつぶってご想像ください!そう、それはまるで、あの美しい「ステンドグラス」そのものでした。

 《その他》リムにプラスチックが巻かれた新しいチタンフレーム(日本発売未定)や、たくさんの24金メッキ×バッファローホーンのフレームなど、テンションが上がりっぱなしのフレームがたくさんありました。
 
 ほんとに今回のアランミクリは、特別そして別格で最高でした。間違いなくこれらの新作を、私は掛けるでしょう!早く皆様にお見せしたい!まるで遠く離れた恋人を想像する気分です。私の言葉では、なかなか伝えきれず、かなりもどかしいのですが、このしつこさにアランミクリ新作が、いかにすばらしいかを感じてください!また随時、新作情報が入り次第お伝えいたします。

 次回は、第三弾として日本にて発売された、アランミクリの新作をお伝えいたします。