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月に唄えば

世界をあっちこっち歩いた記録を残していくつもりです。今はこんなところにいるんだ、と楽しんもらえたら幸いです。

プノンペンというところ

2009-07-18 20:02:44 | カンボジア
こんにちは。カンボジアの、プノンペンより、ごあいさつします。

ここは本当に騒がしい町で、バイクと、車と、人が、ひしめきあっています。
バイクタクシーとトゥクトゥクがあまりにたくさんいて、その勧誘(?)がすごいので、その数を数えてみたところ、本日の朝から夕方までで、その数なんと70。70ですよ、70。約70回も、「おまえはどこ行くんだ?」「モーターバイクのるか?」「トゥクトゥクのるか?」と話しかけられ。そんなところです。

カンボジアに来たら行こう、と心に決めていたところは、2つ。
アンコールワットと、トゥールスレン博物館。トゥールスレンは、ポルポト政権下の、監獄だったところです。そこに、本日、行ってきました。
言葉にならない、ところです。あまりに恐ろしく、悲しく。建物の門をくぐる前から、塀の横を歩いているときから、体がふるえていました。

この2か所は、それぞれ別の意味で、どう表現していいのかわからないところでした。どんなところ?ときかれても、行ってごらん、自分で感じてごらん、としか、言えません。人に伝えるためにブログを作ったことは承知で、それでも、申し訳ないけれど、本当に、どう伝えていいのか、わからないのです。

世界平和、と一言で言ってしまえるものでもないけれど、みんなが、安心して笑って暮らせる世の中であることを、心から願います。

明日はベトナムに向かいます。
カンボジアは約10日しかいなかったけれど、来てよかったと、ほんとうに思います。

ベトナムから、ブログのお引越しをしようと思います。
ただいまその準備中です。今後ともどうぞよろしくお願いします。

Make the world better

2009-07-16 10:16:43 | カンボジア
バッタンバンの、あるパン屋の店先。
なんで、こんなマッチョなお兄さんに、フランスパンとケーキを持たせてるんだろう。

この町には、非営利の組織として、町をよくするため人々の生活をよくするために活動している人がたくさんいるようです。(他の土地にもいるのでしょうが、この町でそんな活動をしている人によく会います)

昨日も書いたように、友人は貧しい家の子を引き取ったり、子供たちに勉強を教えたり。他にも、スポーツ(フットボール)を広めてみんなを笑顔に、町の活性化を図ろうとしている組織の人にも会いました。

私が出会った、そんな活動をしている人は、アメリカ、スイス、イタリアなどの欧米の人たちでした。カンボジアで暮らすとか、人との交渉とか、何かをすることは、欧米や日本の常識からかけ離れていることもしばしばあるはずで、決して簡単ではないと思います。それでも、自分の生活より、ここをよくしようとするひたむきな姿勢や取り組みに、胸を打たれます。

自分が何ができるかわからないけれど、それでもたくさんの勇気とか、笑顔とか、元気をもらい、考えることもたくさんあったので、ほんの少しでも、手助けができたら、と思っています。

旅のあいだはできないけれど、日本に帰ったら、家に眠っている子供服とか、鉛筆とかノートとか、使ってもらえそうなものを送ろうと思っています。これを読んでくださっている方々、もしよろしければ協力してくださると幸いです。きっとだいぶ先になるでしょうが、ご連絡、お待ちしています。

それでは、また。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

Battambangに来た理由

2009-07-15 20:42:47 | カンボジア
こんばんは。
昨日から、バッタンバンという町にいます。
本当は、カンボジアは、プノンペンとシェムリアップ(アンコールワットのまち)のみの予定でした。

バッタンバンに来ることを決めたのは、タイのノンカーイである人に会ったからです。
その人は23歳のイタリア人の女の子で、NGOの組織を立ち上げ、子どもを支援する活動をしています。貧しい家の子どもを引き取り、世話をして、勉強を教える、またそこは小さな村なので、学校に行けない子に勉強を教えるということをしています。

そこで生活している子どもは4人でした。当初は、子どもを親と離すのはよくない、と考え、そんな家族を支援する活動をしていたそうです。ただ、お金を渡して仕事の支援をしても、お酒やギャンブルに遣われ、子どもを引き取ることを決めたそうです。
子どもたちは、来た当初は、全く笑わなかった、ということをききました。それが、今、目をきらきらさせて幸せそうに笑って、だっこをせがみ、遊ぶことをせがみ。花を見ては笑い、牛を見つけては私に教えてくれ、空を見ては目を細め。

彼らの生まれた家にも連れて行ってもらったのですが、私が想像もできなかったほどの貧しい生活というものが目の前にありました。(はじめ見たときはそこがまさか家だと思わなかったほどです)もちろん、これが現実の全てでもなく、こんな家族がまだまだたくさんいる、ということもわかります。悲しい現実が、想像以上にたくさんあるだろうことも、なんとなくわかります。

ただ、その現実のひとつを見ることができたこと、こんな素敵な活動をしている人に会えたこと、そして、あんな笑顔で笑う子どもたちに会えたことが、ほんとうにいい経験になったな、と思います。

その組織の目標は、バッタンバンのまちに、教育施設を作ること、だそうです。英語や、コンピュータ、スポーツ、アートなど、みんなが学ぶことができるいい教育施設を作りたい、と言っていました。
(ちなみに日本語も教えられたらいいわね、と。日本語教師募集があるかもしれません)

今日はそんな一日でした。
数日この町にいたあと、その後はプノンペンまで移動です。
それでは、また。

Siemreap, 2009

2009-07-11 18:57:32 | カンボジア
本日のおやつ。
小豆や寒天が入ったかきごおり。とてもおいしい。1000リエル(25円)。

無事、シェムリアップに着きました。ラオスから来ると、ここはとてもとても都会です。こじゃれたショッピングセンターがあることとか、ファーストフード店があることとか。都市にやってきた、という気分です。

東南アジアには何度か来たことはあっても、カンボジアは初めて訪れた国です。

カンボジア、という言葉からイメージすることは、地雷であったり内戦であったり、貧困、とか子供の物売り、とか、あまり明るいものではありませんでした。ガイドブックを読んでいても、治安は悪い、と書いてあったり。だから、カンボジアに入ること、少し怖さを感じていました。ラオスがあまりに穏やかだったので尚更。

いざ、来てみると、人は朗らかに笑っているし、子供たちははだしでかけまわっていても目をきらきらさせて遊んでいて、たくましさを感じます。まだ3日目なのですが、それがわかっただけでも、この国に来て、ほんとうによかった、と思います。

怖がっていては何もはじまりませんね。実際に体を動かしてみないと。
そんな当然のことを、ここで、改めて感じています。

夏真っ盛りですね。
今日も、読んでくださって、ありがとうございます。

Kratie, Cambodia

2009-07-09 17:10:01 | カンボジア
ついに、ついにやってきました。カンボジア。
今は、クラチェというまちにいます。肌に刺すようなほど日差しが強く、暑く、熱いところです。

カンボジアに入り、バスが少し進んだときに思ったこと。ラオスでは、車のクラクションをほとんど聞かなかった、ということです。カンボジアに入ったとたん、目の前の障害物に対して(牛の群れとか犬とか)クラクションを鳴らす音をよく聞きました。ラオスのあちこちにも、牛も犬もヤギもいるのに、同じような道を走っているのに、あの国は穏やかだったな、と改めて思いました。ほんとうに、いい意味で、私は「平和ぼけ」です。

ラオスには3週間もいて、少しのんびりしすぎたので、これからスピードをあげてがしがしと進もうと思っています。今月の20日前後には、ベトナムに入るつもりです。(できるかな、私?)

明日はシェムリアップに向かいます。アンコールワットのあるまちです。
いよいよ来た、という気持ちです。