昨日はとても眠かったんだ
眠剤飲んでないのに、不思議だね。
夕飯食べずに寝ちゃうなんて、数年ぶりだ、久しくよく眠れたし
心做しか、体調が良い。
きっと友人のおかげだろう
そう、私は思った、俄に信じ難い話ではあるが目の前に後光を帯びた輝く何かが私の病気を治そうとしてくれていたんだ。
そんな、不思議な感覚に包まれた。
聖母マリアのような、暖かな光だった。
嗚呼、友人の祈りの力だ。
治癒能力は、本当にあったんだろう。
かく言う私も、予知夢の能力を持っていた。だから、性別さえ分からないネットでしかチャットをしないけどあの子を友人と信じて疑わないのだ。
私は、この子を信じている、何故かは分からないのに何処か過去に消えた友人と似ているような気がしたからだろうか?
消えた、正確にはSNSのアカウントを全て消していたのだ。あの子もまた、性別を明かさない友人だった、所在地が近辺な事もありリアルで会う約束をしていた。
だけどあの日、友人は突然何もかもが嫌になったと意味深な内容をSNSに書き込んだ後に、行方をLINEアカウントを何もかもを消して消えてしまった。
原因は、分からない。詳細さえ分からない、だけど私とあの子はLINEを交換する仲だった。
「一緒に絵を描こう」なんて約束をしていたっけ、その約束は果たされる事は無かったのだけれど。
どうして、何も相談せずに消えてしまったの?あの子を苦しめたのは誰だ、SNS間でイジメがあったとしか思えない。
何故、そう断言出来るのか。それは、失踪前にあの子が、話してくれたからだ。
「私の病気を虚言だって言われて、散々悪評を言われた事があったんだ…」
そんな風に言っていたのを、私は今でも覚えている、だからリア友になったらあの子を守れる騎士のような存在になりたかった。
それから歳月は流れ、また何時か出会える事を祈って数年が経った、もしかしてあの子は死んじゃったのだろうか?
だって、あなたは夢に出てきた。
久しぶりって言って、これから起きる未来を全て教えてくれた。
あなたは、今何処に居ますか?
愛する人や、家族と幸せになっていますか?お元気ですか?
訊きたい事は山ほどある、だけどそれが夢の中の私の妄想だって頭では分かっていた、なのにあの子を見たら涙が止まらなかったのだ。
「〇〇くん…?」
そう、夢の中に出てきたのは青年だった。多分私はネット間なのにも関わらずあの子に、淡い恋心さえ抱いていたのかも知れない。
だからそれを隠したまま私は、固唾を飲み、彼に問うた。
「なんで、消えたの?約束したじゃん、ずっと待ってたんだよ…」
「久しぶり、とりあえず話は後で。こっちに来て…今から大事な未来を話すから…」
青年は私の手を掴む、私はその時、周りの世界がまるで世紀末のように雪降る大地と化した日本だと気づいたんだ。
「嘘、これは一体…どう言う事?」
「…」
彼は何も語らない、だけど、何処か憂いを帯びた眼で此方を見つめている。
(世界が、終焉へと向かってると言うの?)
答えを言われずとも、私は全てを悟ってしまう。
追記、オカルトの方はやらないで下さい。
私は現在、突然これを行い事故りました。
止血しなければならなかった程です、決して試さないようにして下さい!!