千代の富士・北勝海の九重部屋の横綱を中心とした時代があった
絶対的な千代の富士を中心に個性豊かな横綱、大関が覇権を争った次代
個人的にもこの時代が一番相撲を見て面白かった時代だと思います
その中で私が好きだったのだ”北天佑(故:二十山親方)である
大関在位44場所は貴乃花(先代)に次ぐ2番目の記録
またチョイ悪風な風貌で女性にも人気のあった力士でした
当時は”最巨漢・押しの小錦””人気者・朝潮””柔らかい体の旭富士”など
各力士が自分の型にはまると横綱を倒せる実力を持った
緊張感のある取り組み続く15日間でした
今の相撲はパワー中心で没個性の時代になってしまっている 淋しい
そして北天佑といえば”右前みつ”である 立会いに右で廻しを取る
自慢の怪力で”寄り切り”もしくは”吊り出し”で相手を圧倒しました
魁皇がこの形を持っていれば横綱になれたと思うくらい強さがあった
体がそれほど大きくなかったですが安定感のある大関でした
自分が印象にある相撲といえば、千秋楽、千代の富士が負けて、北勝海が勝てば
史上初の同部屋横綱優勝決定戦という場面で、大関北天佑が
千代の富士の右前みつをとり力で寄り切った時の相撲です
お互いに右前みつが得意で千代の富士のうまさに北天佑は苦戦しがち
でもそのときは千代の富士の右を封じ見事に勝った この相撲だと思う
十数年前の話なので間違ってたらすいません
とにかく名大関の早すぎる死に合掌
そして彼のような力強い大関がまた生まれることを待っています
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