闘え!畳屋!!

新潟県三条市で八代続く畳屋「今井畳店」の余談集。サッカーとか昼寝とか。

ひのみどり

2006年03月16日 | 
 ヒノミドリとは藺草の品種のこと。お米で言えば「こしひかり」や「ササニシキ」などと同じ。
 また、ヒノミドリで織られた畳表を「ヒノミドリ」と呼ぶこともある。そして品種「ヒノミドリ」で織られた畳表は、定められた基準によって「ひのさらさ」「ひのさくら」「ひのさやか」の三つのランクに格付けされることができる。
 しかし、残念なことにこの格付け基準が消費者に立場に立った物かと言えば、議論の余地のある物だ。「ひのさらさ」であればある程度の美しさが保証されていることは間違いないのだが。

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11 コメント

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Unknown (minmi・安倍)
2006-03-17 23:58:49
桜で模様替えで春らしく良いですね。畳のランクなら、だいぶ前でしたが柏崎か上越か記憶がさだかではないのですが、高額の税金を使用して最高級の畳を入れた事になっていたのに、すごくランクが低い物が入って、問題になった茶室かなんかがありましたね。
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柏崎のラピカですね (今井畳店)
2006-03-18 00:17:07
新潟県の畳業界の者には未だ記憶に新しい出来事です。詳しくはかけませんが納入された畳は報道(日報)されたよりもレベルの高い品物の様です。少なくともその辺のハウスメーカーやマンション屋の畳に比べたら良心的な品物で、日報曰く「粗悪品」ではなかったのです。←この事件の問題点である価格差の前ではどうでも良いことですけどねぇ。

 この事件で学んだこと。マスコミって怖い、マスコミの言うことは疑ってかかれ、デス。
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ふ~ん (minm・安倍)
2006-03-18 07:38:18
知らなかった。そうだったんですか!!ほとんどの人はそれは知らないと思います。確かに新聞などは社風や記者の思想、意思が入る為"そうに違いない"との思い込みで大々的にキャンペーン的な記事も書いて、大分経ってから何処かわからないスミに小さくお詫びのコメントなど載せてますね。わざとやっているのではと思われる事も良くありますね
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Unknown (neo)
2006-03-26 23:35:03
ひのみどりに関しては、畳屋の中でも賛否両論ですよね。

きちんとした栽培をしていれば、

ひのみどり品種は良い製品だそうですが。
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>minmさん (今井畳店)
2006-03-27 20:51:35
このラピカの件に関して、日報は記事の誤りすら認めてなかった気がします。我々畳屋にはメディアによる暴力に近かったデス。
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>neoさん (今井畳店)
2006-03-27 20:53:57
確かに良い表も有りますよね。ウチもなんだかんだ言ってヒノミドリメインにやらざるを得ない状況ですし、出来るだけ最善なる品を確保するように努めてはいます。ただ、産地の「良い」という意味と消費者の求める「良い表」のズレが気になるのです。
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Unknown (neo)
2006-03-28 00:47:52
まったく我が家も同じ状況です。

先日、久しぶりに在来種の表を仕入れてみましたが、

これもなかなか良かったですよ。
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Unknown (くまちゃん)
2006-04-02 08:09:56
ご無沙汰しております。

先日、ウチのブログに来て頂いたのに返事が遅くなりました。

ところで、うちではここ2年くらい ひのみどりイグサを使用した畳表を使ってみましたが、農家によるバラツキが凄く目立つようになってきましたので、私のところでは取り扱いを 在来品種イグサに戻しつつあります。

栽培が上手な農家ほど、在来品種を栽培しているような気がするし・・・

もちろん、ひのみどりイグサ全てが悪いわけではなく上等なものは良いですけどね。
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>neoさん (今井畳店)
2006-04-02 09:21:11
在来種を確保できれば良いのですが上級品の在来となると出回りが余りにも少なすぎて選ぶ範囲が狭くなってしまうのも難点ですよね。それより何より、農家数の現象により(品種を問わず)年間通しての、流通量や質の差が激しくなって来てほんとに仕入れ辛くなってきました。ただ、十年前に比べ無着色農家が増えたことは有り難いのですけど。
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>くまちゃん (今井畳店)
2006-04-02 09:35:11
 どもども。

>栽培が上手な農家ほど、在来品種を栽培しているような気がするし・・・



どうも最近はそんなカンジに見えてしまいますよねぇ。もいちろん、HさんとかTさんとか技術の高い方もいらっしゃいますけど、全体の割合として昔のイメージとは変わりましたよね。ただ、ウチの辺りだとなかなか在来の上級品は見られないです。新潟ではヒノミドリが人気なんでしょうか。

 産地全体がヒノミドリに傾倒したせいか、ヒノミドリの流通初期の頃のイメージで見ると満足いかないものも流れてきます。優れた農家もまだ作っているんでしょうけど、あの人の在来をもう一回使いたい!と思うような農家も有りますよね。「昔のあんたは光ってたよ」ってカンジで。





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