ど~も伊舞なおみです

まるぽち

ハウルの動く城を観に行った。
楽しかったよ!
でも今日はハウルの話はしないのだ。(観に行く人いっぱいいるだろうし)

実は、以前は映画苦手だったあたくし。
面倒でね…
子供の頃、近くにあった小さな映画館はいつも満員で、人混みの中わいわい並んでいた印象しか残っていない。
夏休みとか春休みの「まんがまつり」とかしか連れて行ってもらったことがないので、
実際普段はそんなには混んでなかったかもしれないね、今思えば。
それでさあ、映画のラスト近くになると次のお客さんが席を取りに入って来たりするのも嫌だったなあ。
イスに帽子を置いてトイレに行ったら、おばちゃんが帽子の上に座っていたこともあった。
半泣きになりながら、帽子を返してもらって、何も言えず立って映画を見たっけ(笑)
映画に行くのはパワーがいる。そんな風に思ってしまっていて
なかなか足が向かなくなっちゃっていた。
特に新作はね、混んでそうで、尚更敬遠してしまっていたのだ。

いつだったかなあ印象が変わったのは…
近所に郊外型の映画館が出来た時、物見遊山で観に行った。
多分、それがきっかけだったんじゃないかな。
まず、イスがいい。ゆったりできてどの席でも見易い。
しかも指定で落ち着いて座れるから、気分が楽。
(同じ映画を繰り返し見て一日映画館で過ごすってことはできなくなったけどね…)
とにかく、そんなきっかけでも久しぶりに行ってみれば、
やっぱり映画館ならではの迫力があるし、
ついつい用事しながらになっちゃう、おうちでのビデオ鑑賞と違って、
じっくりその空間にひたれる面白さを再認識したというわけだ。

そんなこんなで、最近は新作でも抵抗なく観に行けるようになったのよ。
(といってもなかなか時間取れないけどね・・)

ところでみなさん、
フィルムの右端に一瞬写る丸印の存在はご存知?
なんでも、フィルムチェンジの合図みたいな印らしい。
刑事コロンボだったかな。推理の中にこの印が重要になってくる作品があってね、
へ~っと思ったのよ。それまで、映画観ても気にしたことなかったから。
以来、映画に行くと、ついついマルポチを確認し、ひっそり喜ぶくせがついたんだな。
今調べたら、コロンボの78年の作品。かなり昔だよね。
それから、26年?この間、映像も音も映画館もめちゃめちゃ進化してるのに
あのマルポチは変わらず健在。う~ん、どうしてなくならないんだろうか。
だってさあ
フィルムチェンジの合図をフィルムに付けちゃうってかなり大胆でアナログな発想だとは思わないかい?
他にもっとスマートなやり方がありそうなもんだけど。

世界の宮崎の最新のアニメを見ながら、
そこに登場する昔ながらのマルポチににやり。
ひっそり喜んでいたのでありました。
(もちろん本編も面白かったってばっ)
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