ど~も伊舞なおみです

さくらはさいているよ

4月11日

あれから一か月。

千秋楽が終わって、
お片付け。
ほっと一息・・と思ったタイミングで
茨城で震度6弱の余震のニュース。

ほっと一息が、なかなかつけない日々。

ちょうど仙台の友人からメール。
先日の震度6強がこたえたって。
なんとか気持ちをふるいたたせ、
前に向かっていたところに、あの大きな余震。
再びぐちゃぐちゃになった部屋を見ながら、
心折れそうになったと。

・・そりゃそうだよね。

今は被災地ではない私たちでさえ
折れそうな心と戦っている。
全体に広がる不安、
大切な人を心配する気持ち、
自分の無力さにたいするいらだち、おちこみ。
それぞれが、それぞれのやれることを
必死で探して、自問自答して。

一寸先は闇。
明日も同じように過ごせるとは限らないって
わかっているつもりでも、
今ほど、何度も何度も実感させられたことは
これまでなかったんじゃないだろうか。

稽古して、本番を迎えて、
みなさんに観てもらって。
もう何度も繰り返してきたことが
決して当たり前ではないんだと、思った。
舞台袖の暗い空間で息をころしながら、
強く想った。

それでも。
明日が来ると信じて、進むしかないんだもんな。
今日もらったみんなの笑顔を力に変えて
先を思い描いて進む。
迷いながらも、歩いて行くしか、ないわな。

今年も さくらはさいているよ。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「芝居」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事