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hp.

Re:2007年宇宙の旅

2007-12-22 17:42:19 | OrangeDiary
タイトルを『2007年宇宙の旅』と銘打ったが
実際、ダフトパンクのLIVEセットALIVE07(ピラミッド大作戦)は
今夏公開されたdaftpunkの映画ELECTROMAからの流れで
『2001年宇宙の旅』を想起させるようなシャープでミニマルなデザイン。
3角形を基調とした電飾が集まって様々な形で光を発する。
そして、完全に音と光がリンク。赤、青、黄色、緑、ピンク、虹色と
たくさんの色が最小限でいて最大限の3角形で次々と現れては消えてゆく
ピラミッドの中心にいるのは二体のロボット。
ELECTROMAで死んだはずではなかったのか?
しかし、映画から出てきて僕らの前でリズムに乗ってるあのロボットは
まぎれも無くダフトパンクである。CDのジャケットで見た。あの二体のロボである。
音と光の洪水はアンドロメダ星雲のような、星が生まれるときのような
星が死んでいくときのような遠い感じを思わせる。
星の中を船長ダフトパンクと共に突き進む、僕らもクルーとなって、、
ファンキーにも程がある。もう何も考えられない。考えるだけ無駄。
その真っ白な精神状態に赤や青や黄色の光が、凶暴でいてどこかやさしい音と共に
フィルター無し状態の心ん中に入り込んで来て素直に体が反応する。
何回も「ウォーォォォォ」と雄たけびをあげては、飛び跳ねた。
青色と共に曲がピアニッシモになりフロアが静まった時にはゾクッと来て寒気さえ感じた。
演奏するのは二体のロボット。匿名もいいところ。利己的な自己主張を感じない。
誰もソコには居なかった。音と光が溢れていただけ。まさに宇宙。
そのロボットがたまに拳を振り上げ拍子を取るのが、とても滑稽でカッコ良かった。
ロックの凶暴性とテクノの疾走感を兼ね備え、ダンスミュージックの妙を知りえた
ファンキーな楽曲の構成が非常に大きなヴォリュームで流れるだけで、
ソコに居た人々を狂喜させるに十分なのだが。。
ダフトパンクはソコに「色」を用いて、その効果を無限大の彼方にまで発展させていた。
星がゆっくりと飲み込まれるようなブラックホールが現れたり
二体のロボットに後光のような星が現れたり、ファンキー過ぎて付いてけなくなくもない?
僕は今年結婚した嫁さんと一緒にdaftpunkのTシャツを着て揉みくちゃになって飛び跳ねていた
daftpunkのTシャツを着ている人の多さ(半分くらい)にも納得がいく。
だってダフトパンクだもん。
別に着てることをバカにされたってdaft(頭の悪い)pank(オツムパンク)をバカにするなんて
そいつがバカバカしくなるだけだもん。無敵だもん。
そう、無敵、ダフトパンクは無敵状態だった。状態的にも、論理的にも無敵だった。
もともと daft paunk という言葉は彼らがステレオラブというバンドの前座をやっていた時に
ロック記者にコキ下ろされたときの、ののしり言葉で、その言葉を二人がエラク気に入って
daft paunk とういエレクトロダンスミュージックのデュオを作ったのが
イマココでダフトパンクとなって顕現しているわけで
その記者のおかげであることに間違いはない。コレしか無い higher party.
ワンモアタイムで最高潮、ダフトパンクが演奏するワンモアタイム初めて初めて
Da Funk で最高潮、ダフトパンクが演奏する「Da Funk」初めて初めて初めて
ノートルダム寺院の鐘が幕張メッセに鳴り響く、ああコレがダフトパンクだったのか。。。
13年もの間、日本で単独のLIVEをやらなかったのでやっと味わえたダフトパンクの味。
コレがイマの時点での彼らの表現なんだ。
ロボットがハンドクラップを煽って、フロア全体がハンドクラップをはじめたときに
この日一番の大音量となった。ものすごく拍子が整ったハンドクラップ
皆、機械になりつつあるのだろうか?なんて一体感のあるLIVEだろう。こんなのは久しぶりだ。
曲の最後に「TOGETHER」「HUMAN」と輝く大文字をバックに
ピラミッドに人間の目が映り、ガイコツが映り。
「DIE、DIE、DIE、DIE」と言葉が鳴り響く。
光る大文字『人間みんな一緒に』大音量BGM「死ね死ね死ね死ね」 ということね とっても過激
軽やかな悪意をダフトパンクから感じた。僕もいつも思っていることなので共感した。
彼らと同じ人間であることに誇りを覚えた
光る大文字『人間みんな一緒に』大音量BGM「死ね死ね死ね死ね」がテクノ的に何度でも
この時二体のロボットはもはやロボットでもなく
ただの光になっていた。(マジデ、ALIVE07来た人ならわかるはず)

彼らはとうに人間をやめている。ロボットになり、そして今度は光となった。
曲が終わり、最後に振り返り、僕らに背を向けた時に
彼らの背中に「daftpunk」と赤く光る文字が輝いていた。
ココに来て小さな小さな自己主張にもならない自己主張。
男は背中で語る
うーん、カッコイイ、イサギヨイ。
一つの完成された世界の終局を垣間見た。
LIVE後もしばらく放心状態が続いていて、今もチョッピリ放心状態気味で
スキあらばALIVE07の宇宙が体中を満たし始めるのでとても楽しい。
たくさんの仲間達と一緒にあの表現を体感できたのもよかった。
みんな一緒にダフトパンクに殺された。知らないうちに殺された人もいるだろう。
これから先の未来を築いていくのは愚かな人間ではなく
人間ではない存在でなくてはならない
自分にサディスティック
止まらない衝動には絶対に従わない
ある部分では個よりも全体を重んじる、それこそ虫のように
考えなしのおバカな進歩ではなく、健全な循環を考える
「いったい何がしたいのか?」いつも考えている
ダフトパンク!カッコ良かったぞ!!ありがとう!!
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1 コメント

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そういや (author)
2007-12-22 20:05:05
クリパやったおかげで
完全にクリスマスは終わったと思っていた。
まだ、クリスマス終わってなかったのね
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