Imachoの旅日記

旅好きImachoの旅日記を写真とともに綴っています!

ローマ・フィレンツェ 2014.1 3(フィレンツェ2)

2014年02月18日 | イタリア
サン・マルコ美術館のすぐ近くに「アカデミア美術館」があります。
入口は有名美術館のわりにささやかな感じ




入場料は6.5ユーロでセキュリティチェックを受けて中へ
ミケランジェロのダビデ像しか見るものが無いと思っていたら・・・
私の大好きなボッティチェッリの若かりし頃の絵が2枚も


「海の聖母」
が背景となっている珍しい絵です。




「聖母子 幼い洗礼者ヨハネと2天使」
若い頃の作品らしくまだボッティチェッリらしさの
一歩手前みたいな感じがします




ダビデ像だけかと思っていたミケランジェロの彫刻が
6体もあったのには驚きました~

ルーヴル美術館で見た「瀕死の奴隷」と「抵抗する奴隷」は
未完と言ってもほぼ完成している感じでしたが、
ここのは・・・未完過ぎる・・・ビックリしました


「目覚めの奴隷」
大理石からムクムクと人の体がわき出てる感じがスゴイ・・・



「若い奴隷」
若いのに筋肉質ではなく少し小太りな感じ・・



「髭の奴隷」
髪と髭がつながってる・・



「アトラスの奴隷」
腹筋あたりから作りだすんですね。。



「聖マタイ」



「パレストリーナのピエタ」
サン・ピエトロ寺院のピエタのマリアはあんなに美しく洗練された感じなのに
なんか、田舎風なピエタな気がします・・・



奥のドーム型の屋根の下に有名なダビデ像が大きく堂々と立ってます



立っているだけなのに、筋肉や右腕の血管がリアルで格好いい~



ダビデ像だけじゃない アカデミア美術館 思いがけず良かった~


次に早足で向かったのは「サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂」



中はとても広く正面の主祭壇の上が
有名なブルネッレスキの造ったドゥーモのクーポラです。



壁には「『神曲』を持ったダンテ」の絵があります。



主祭壇まで来ると上には最後の審判の絵が描かれたクーポラが見えます。
クーポラに登ると、この絵の真横を歩くことが出来るんですが、
今日は時間も体力の無いのでここから見るだけで・・




「サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂」を後にして



ヴェッキオ宮のあるシニョーリア広場まできました。



サヴォナーラが処刑された場所には記念のメダルがはめこまれてます。



彼はサン・マルコ修道院長となり、市民に禁欲的で質素な生活を強制し
フィレンツェの芸術品や贅沢品をこのシニョーリア広場で燃やしてしまい
ルネサンスの華やかな時代が終わってしまったんです。
ボッティチェッリも、彼の影響を受け「春」や「ヴィーナス誕生」とは全く違う
暗く沈んだ絵しか描かなくなったんです・・。
でも、その後禁欲的な生活に嫌気がさした市民達に
サヴォナーラ自身がここで処刑されていまします。
サヴォナーラが居なければ、ボッティチェッリはもっともっと素敵な絵を
いっぱい描いたかもしれないなぁ~と思いながら・・・


ウフィツィ美術館です。
一応15時に予約していったんですが、ガラガラ・・
さすがに1月の平日の夕方に行く場合は予約は不要ですね。



ウフィッツィ美術館はフィレンツェルネサンス期の作品がたくさん・・・
ルネサンスの流れを初期から順に見ていくことができます。
3階の第2室からスタート
13世紀~14世紀の初期のジョット、チマブーエの作品から
15世紀前半マザッチョ、フラアンジェリコを経て・・


第8室15世紀後半 ボッティチェッリの師 フィリッポ リッピ 
 「聖母子とニ天使」
聖母の表情がとっても綺麗で素敵です




第10~14室 ボッティチェッリの部屋には
有名な「春」「ヴィーナス誕生」以外にも素敵な絵がいっぱい
「マニフィカトの聖母」




ボッティチェッリの部屋には真ん中にソファがあるので
結構長居してしまいました。
隣の第15室にはダヴィンチの「受胎告知」もありました。


撮影禁止の館内で唯一撮影OKなのが
このアルノ川とポンテヴェッキオの見える窓です。



夢中で絵を見ていると疲れたので、館内のカフェで休憩・・・
カプチーノとアップルパイで11.5ユーロ・・・ 結構高い・・



カフェの窓から見るフィレンツェの景色
フィレンツェが歴史ある街で古い街であることを実感する景色ですね。



カフェのテラスからはヴェッキオ宮が間近に見えます。



もう5時半
まだ、2階も見なくてはいけないので急いで館内へ戻らないと


さっき、夕暮れだったポンテヴェッキオがすっかり夜の景色に



2階には、ティッツィアーノ、ヴァザーリ、カラヴァッジョ・・


そしてラファエロ
「教皇レオ10世と枢機卿ジュリオ・デ・メディチと枢機卿ルイジ・デ ロッシ」



写真ではわかりにくいけど、この絵、間近で見ると細部までものすごいんです
教皇の服の布や毛皮が糸の1本1本まで見えるし、椅子の玉飾りには
部屋の窓や教皇の背中が映っているし・・
聖母子だけではないラファエロに感動します



あっというまに3時間が過ぎて6時過ぎ、
美術館を出て駅に向かう途中の道に人だかりのある店が・・・



有名なパニーニのお店のようなので
生ハムとルッコラのを購入~
夕食にしようっと




フィレンツェ2日間にすればよかったかも~と思いながら
18時48分のテルミニ行きに乗ってローマに戻りました。



明日からはローマです






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