マダム路子と山野路子
#世界へア技術コンテスト撮影・パリに先乗り!
32歳で次男・品川祐を産み子供たち4人。美容サロン経営、
メディアの仕事など、ますます多忙を極める日々。
そんな中で、山野のファミリ―の一員でいる環境への
違和感も日々膨れ上がる日々でもありました。
そんな時、夫がスペインで開催される世界美容コンテストの
撮影をすることが決まりました。またヨーロッパ旅行の
企画も同時進行で決まったのです。
スペインで開催される「世界ヘアコンテスト」大会の目的は
夫の(故)山野凱章が立ち上げた、視聴覚教育の(ビデオによる)
コンクルーを視覚で学ぶための撮影でした。
当時はビデオ機材そのものが、開発の途上にあり、インフラ自体が
幻のように覚束ない投資だと私は考えていたビジネス。
時期尚早ではと、不安を訴求しても受け入れられませんでした。
撮影隊とはパリで待ち合わせをすることになり、私だけ先に
パリへ行くことが決まりました。4日間のフリ―タイムでした。
この4日間は私の気持ちを忖度したごきげん伺いだったのかもしれません。
私には杞憂することも多々ある現状でしたが、スタッフや
関係各位が助けてくれたので決意。出発ロビーには、
5軒に増えていた「山野路子美容室」のサロンスタッフ、
子供たち、兄夫婦の子供たちまでが送ってくれました。
羽田空港からパリへ
私は独自経由で紹介された方を頼りに、初めてひとりきりで
ビジネス的には不安でしたが、憧れのパリへと飛び立ちました。
誰も知らないパリでの4日間!シャンゼリゼ通りを何度も往来。
カフェにすわり、ただボーっと道行く人を眺める、異邦人っていう実感。
寂しさより、癒しの時間となりました。