出版:出版社 サイズ: 15cm/250p 税込価格:819円(本体:780円) http://www.bk1.jp/product/03001544
これまで出版された白鳥さんの著作を紹介しますと・・・
◆静岡県サイクルツーリングガイド (静岡新聞社)
◇素晴らしき自転車の旅 サイクルツーリングのすすめ (平凡社)
◆スローサイクリング 自転車散歩と小さな旅のすすめ (平凡社)
◇自転車依存症 (平凡社)
これまでの著作はガイドとエッセイで、小説は今回が初めてとのことです。
是非ご一読を・・・
パラパラとページを繰ると、オイシソウな話が、おもちゃ箱の中から飛び出るように次々と表れる!
今夜から読み始めるのが楽しみだね・・・
高校時代に乗ってた自転車はシマノのターニーのメカでした。高校3年の時に、憧れのロードを購入。当時イタリアのデローザ、コルナゴ、チネリが高級バイクの代名詞。自分はデローザを真似たオレンジ色(デローザはオレンジとブルーの2色のみ)の国産車。
この10万円で買ったロードはオールデュラでしたが、当時リアメカだけはデュラエースではなくクレーンという名前だったのです。
32年も前の話ですね。
こんなこと知ってる人は、自転車オタクだけでしょうね。
>こんなこと知っている人は、自転車オタクだけでしょうね。
その通り!だから、この本を読めば、いろいろなことが蘇ってくるのサ…
●「CRANE クレーン」
●「雑木林の丘」
●「丘の上の小さな街で」
●「ウェザー」
以上、四編どれも共通したことは、これまでそれほど白鳥さんの内面まで知る機会は得なかったものの、著作や会話、メールのやり取りを通じて、「シラトリワールド」を文中に感じます。
また、同世代でありながら若干異なるとはいえ、自転車や自動車、車、機械イジリなどなど、互いに同じ指向性のなかに、大変居心地の良さを感じます。
昨晩、私が「ウェザー」の章を読んでいる脇で、女房から「それって小説?私が読んでも判るの?」と聞くので、「小説だよ、もちろん判るでしょ・・・かな?自分で読んでみたら?」と自信のなさを露呈しましたが、まあ正直なところ女房には、この男の世界の話には「?」かも知れません。
実は、CRANE・・若い頃、新幹線の窓から清水港が見える辺りで、興津埠頭に立ち並ぶクレーンを見やり、友人が「クレーンって○のことなんだよね」とつぶやいたことから、その日本語の意味を始めて知ったので、この文を読みながら、っそこのところのネタバラシがどこで出てくるのかなと思いながら読んでおりました。
因みに、T塚もCRANEについて上に書き込んでくれましたが、知る人ぞ知る、かつての名品のようですね!
「丘の上の小さな街で」に描かれている場所は、フィクションなので地名は変えているとのことですが、これは本編を読み始めれば、直ぐに白鳥さんのこれまでの行動からして飯田市だなということは判りました。
いずれにしても、小説仕立とはいえ、これまでの白鳥さんの著書集を読んでいますので、一つひとつのシーンが、それらの本の中にある風景と結びついて目に浮かんできます。