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日本自転車競技連盟への意見

2007年04月03日 | ティールーム
財団法人日本自転車競技連盟
会長 岩楯昭一 殿

私は登録番号 //// 所属団体 21静岡 o と申します。

いつも貴連盟主催の大会に参加させていただいております。

本日貴連盟にいくつかご意見いたしたく、突然のメールをお送りすることをお許し下さい。
当方のみならず貴連盟にとっても重要なことであろうかと判断いたしましたので。

複数の事項がかありますので、以下順番に述べます。

1.4月1日(日)の第32回チャレンジサイクルロードレース大会

先日上記大会にエントリーし、当日受付にて検車を受けに行きました。その際、私は2007年の登録書ではなく、2006年の登録書を持参してしまいました。もちろん登録更新は実行済みで、大会参加費も事前に支払いを終えていますので、受諾書は手元に届いており、これは持参しておりました。
登録証は2007年3月31日まで有効でしたので、その翌日が登録証はの期限が切れていたことがすっかり意識の外にあったことは私の落ち度としてなんら弁解する余地が無いことは十分理解いたしております。
しかし受付にはその旨を述べ、本人確認のための運転免許書と受領書、及び昨年とは言え前日まで有効であった登録書を持参したにも関わらず、ルールブックに則り出走禁止、あるいはペナルティーを科すと言われました。
後者の場合、¥3000のペナルティー料を支払うこととなっておりましたので詳細につき担当の方に聞きましたが、ルールブックに金額のことについての記載はなく、またペナルティーは必ずしも科すとも書かれておらず、科することもあるとの記載であったと記憶しております。
ルールブックにそのような幅を持った記載がなされていることは、今回のような陥りがちな間違いが発生した場合に現場の裁量権に委ねるマージンとして設定してあると私は解釈しました。なのでよほどのことがない限り選手の意向を優先するのであろうと思っておりました。
しかしながら受付の方が誰か大会の上層部の方と無線で話し合い、杓子定規的に出場停止か¥3000支払いかどちらかだと一方的に通達され、私にどちらかを選べと言われました。
私としては本大会に合わせてつらいトレーニングを重ね、この日に合わせて体調を整え、あらゆるスケジュールを調整の上早朝から会場に駆けつけているわけですから、当然レースに参加したくて仕方がなかったです。しかしながら今回の貴連盟の対応にはいささか合点の行かぬことがあり、やむなく出場断念を選択いたしました。
出場断念の決断は私個人が自らの意思で行ったことなので、このこと自体をとやかく言うつもりはありません。
ただ言いたいのは、私はサイクルスポーツを愛する一社会人として私設団体である貴連盟に所属しレースにエントリーしているわけで、国家が定める法律に因るところの組織に所属しているわけではありません。
貴連盟の主旨にはサイクルスポーツを国内に広く浸透させるという大きな柱があったと思いますが、今回のような対応をみていると、組織の硬直化を感じます。もう少し融通を利かせて柔軟性のある運営はできないものでしょうか。
今回の場合も無条件に金銭を納入させるのではなく、本人確認ができたらよしとすることは可能であったはずです。規則が大事なのは十分理解しておりますが、新規登録書を持参する以外は全て正規の手続きを済ませてエントリーしている選手がたった一日で期限が切れた登録書を持参したがために出走できない状況が作られるということは、決して貴連盟、私(選手)の双方にとって有益なこととは考えられません。
もし一人が登録証を持参しないことを許したならたがが外れて他に示しがつかないとお考えなら、たとえばですが1年で2回だけ不携帯でも免除し、3回目から厳しくするなど、もう少し柔軟な方法がとれるのではないかと愚考いたします。今どきパソコン一つ受付にあれば管理は実に簡単にできるわけですから。

2. 登録証の送付について

上記の続きになりますが、登録証の送付について申し上げたいことがあります。
貴連盟に登録してから毎月静岡県自転車競技連盟事務局から白い封筒が送られてきます。内容は主に静岡県の自転車競技に関する案内や結果です。
2007年の登録書ですが、いつもの封筒と寸分違わぬ封筒に同封されて送られてきました。
1. でも明らかなように、この登録書は選手にとってきわめて重要なID カードと理解します。それほど重要なものが封筒の表面に「重要書類在中」等の表記すらない状態で送られてきたこと自体に非常な違和感を感じます。
現に私は2007年の登録証が送られてきていることに気付かぬまま4月1日のレース会場に出かけました。
一般的にカード会社や銀行等から送られてくる封書には、重要なものがある場合書留か少なくとも重要書類在中との表記があるのが常識でしょう。貴連盟でも登録証をそれほど大事だとお考えなら、そのようなものとしての扱いをすることが責務ではないでしょうか。
社会通念に照らし合わせると相当ズレを感じます。

登録証を重要なものとして選手に課すからには、貴連盟自らも襟を正していただきたい。

3. 大会における役員の態度について

いつも思うのですが、レース会場での役員の方々の選手に対する応対はなぜあのように高圧的なのでしょう。
まるで学校の先生が生徒に対するような、いや、刑事が容疑者に対し尋問するかのような印象を受けます。
このような応対は役員の方によって個人差がありますが、概してどのレースに参加しても感じます。
若い役員の方々にこのような印象を持ったことはほとんどなく、むしろ大変一生懸命ご尽力いただきこちらの方が恐縮することが多いのですが、年配の方、特に60前後と思われる役員の方々に傲慢な態度をとる方が多いと感じます。
自転車競技連盟、全日本実業団自転車競技連盟と仰々しくの賜っても、その大部分はアマチュアでしょう。プロでない以上、所詮は趣味の延長です。貴連盟の役員の方々か何といおうが、世間一般では収入に結びつかないこと
収入に結びつかないことは職業とは見なされません。もちろん私も職業とは考えておりませんし、私の周りの選手達も同様です。
そのような認識の人たちがほとんどを占める中で、年配の役員の方達のあの傲慢な態度はいささか閉口ものです。我々は決してプロではないのですから。
彼らは二つ大きなことを忘れているように思います。それは

・選手あってこその自転車レースであること

・選手はほぼ全員が社会人であり、それぞれが社会的地位を持ち社会のために貢献していること

ではないでしょうか。
つまり選手といえども役員達に頭ごなしにぼろくそ言われる筋合いはないということです。
競技中ならいざ知らず、受付時やスタート前に選手を威圧する必要がどこにありますか?
まるで競技させてやっている、わしに逆らったらいつでも失格にしてやると言わんばかりに感じます。
大変不快です。
選手は貴連盟にとって大事な宝ではないのですか?
嫌ならやめろ、代わりならいくらでもいるというのが貴連盟の考え方なのですか?

選手に対する応対に関し、今一度原点に立ち返って考え直してみてはいかがでしょう。
貴連盟以外の主催の自転車レースではそのような不快な思いをしたことは皆無であったことをお含み下さい。

今回チャレンジサイクルロードレースでヘルメットのシールについてかなり厳しく審査されました。そのこと自体に異議はありませんが、その時の係の人の対応に関し、一般の参加者からの評判は非常に悪いものがあります。
概して「なぜあんなにえらそうなのだ!」です。
一般参加の方々も他の団体のレースに参加している人が多いため、運営側の応対には敏感です。
貴連盟が今の態度を続ける限り、長期低落傾向に陥る危険性があります。
歴史的にみて構成員を大事にしない組織は、全て衰退の一途をたどっているからです。

以上、1年あまり貴連盟に所属させていただいた一選手として思うところを述べさせていただきました。
これを単なるクレーマーの戯れ言と見なすか進歩的改革に結びつけるかで、貴連盟の度量が問われます。
あえて実名で陳情いたしました真意を十分おくみ取りの上、今後の運営に生かしていただければと考えます。

尚、できましたら本文を末端を含めた役員の方々全員にお目通しいただければ幸いです。

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2 コメント

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私見 (Tosh)
2007-04-04 10:12:10
 スポーツにおける規則というものは、先ずは競技者に対する公平性を担保するものであることと、生命の危険から身体を守るための手段を講じることに重点がおかれるものだと思います。
 そして、その競技をさまざまな要因によって妨げられることなく、円滑な運営を遂行するためにも、競技者や運営側のスタッフなどが、規則の定めに従う必要が生じます。
 競技そのものが、競技者や運営側の、個々人の勝手な思惑や判断によって勝敗や記録にいささかの影響も与えないためには、規則に従った競技運営が必須なことは言うまでもありません。その結果、規則を犯すものは、何らかの罰則が課せられることになります。
 但し、このペナルティーは、競技の結果に直接関わるものや生命の危険に関わるものと、円滑な運営を妨げるような間接的な要因によるものなど、その影響の及ぼす範囲や力により、軽重をつけるべきだと思います。
 今回のケースにある、「登録証不携帯」といったケースでは、もちろん競技そのものの公平性を犯すものとは考えられませんし、円滑な運営を妨げるものでもないと思います。
 しかし、規則は規則ですからペナルティーを謳っている以上、それを考慮する必要もあると思います。それでもなお大事なことは、ペナルティーを課す前に、競技者への救済策を設けることを優先すべきではないかということです。
 具体的には、登録証の発行は、登録データの存在があるので、当日携帯を忘れた選手に対しては、「当日限り有効の暫定パス」を登録証に代えて発行すれば良く、その発行事務手数料として実費程度の経費を当事者に負担させるということなら、「不携帯による余分な作業を発生させたことへの自己負担」ということで納得できるのではないでしょうか。
 また、ペナルティーを果たすにしても、反則行為があった都度、ポイント(マイナスポイント)を付与し、規定ポイントに達したら何らかの実質的なペナルティーを果たせば良いのではないでしょうか。これは、サッカーのイエローカードシステムに倣うものです。

 以上、私見ではありますが、改善提案になれば幸いです。
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高野連 (o)
2007-05-05 08:57:31
特待生問題が世間をにぎわせている。
野球の裾野が広く、プロでの金の動きも桁が違うため、世間の注目度は高い。何でも野球憲章なるものの第13条に、生徒に対する金銭による便宜は図ってはならぬと書いてあるらしい。
この問題に対する高野連の対応をみていると、JCFの対応とダブって仕方がない。

1 どう見ても野球しそうにない爺ばかりで構成されている
2 何が何でも自分たちの考えを曲げないと言う頑なな態度
3 ルールは選手のためにあるという基本姿勢の欠如

私から見ていると高野連とJCFは同じ人が運営しているように見える。頭の固いわからんちんばかりが実態をよく知らず、知ろうともせず、机上の空論と原則論を振り回し、選手不在の偏った古いルールに固執し、ひたすら己の意見のみごり押しする・・・
思わず笑ってしまうくらい似ている。
現在特待生制度を取り入れているスポーツは32団体あり、正直それを否定しているのは高野連(野球)だけなのだそうだ。
高野連の会長は古いルールであっても絶対変えないし融通も利かさないと堂々と述べていた。見るからに頑固そうな爺だった。会議に出ていた他の委員達もてこでも動きそうにない頑固爺ばかりだった。若いメンバーは一人もいなかった。あれではいくら会議を重ねても建設的な意見は出てこないだろう。

いったい誰のためのルールなのか?

このままでは野球というスポーツ自体がが壊れると思う。
JCF、JBCFには持って他山の石としてもらいたい。
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