Sr.ボスケの山野草日記

標高400mの“鈴張プチ高原”で見られる四季折々の山野草をシーズン中は毎朝撮影・紹介するつもりでしたが、・・・・

ホトケノザ(仏の座)

2006-04-30 08:32:28 | シソ科
既に盛りは過ぎているのですが未だに農道脇を彩っています(2006.4.30 6:37撮影)。
この時期、載せたい山野草は多いのですが、1日1画像に限られているので選定に迷うところです。

ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)

2006-04-29 08:17:06 | 落葉低木
林縁の竹薮に繁茂しています。朝日を浴びて輝いていました(2006.4.29 6:56撮影)。
モミジイチゴは東日本、ナガバモミジイチゴは西日本にすみ分けられているようです(山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花:離弁花1」pp.580参照)。刺が多いのですが、そのうちオレンジ色の実(集合果)がなります。
 

フウロケマン(風露華鬘)

2006-04-28 08:00:28 | ケシ科
実家の屋敷の石垣の間に生えており、前から気になっていた花です。これまでミヤマキケマンだと思っていたのですが、距がよく屈曲しているのでフウロケマンとしました。

※後日植物掲示板で問い合わせした結果、距が長くよく屈曲するほか、茎が紅褐色であることなどから、フウロケマンであることが確認されました。フウロケマンは中部地方以西、ミヤマキケマンは近畿地方以東にそれぞれ住み分けしているようです。

ゼンマイ(銭巻)

2006-04-27 07:21:43 | その他の草本
竹薮(廃田)脇に生えていました(2006.4.27 6:32撮影)。雨上がりで一気に増えたようです。
ゼンマイ科ゼンマイ属ゼンマイでシダの仲間です。山渓名前図鑑「野草の名前春」によると、若芽の円形部が銭(通貨)を巻いているように見えることから名付けられたようです。ゼンマイはワラビと同様にシダの仲間の山菜ですが、料理までに手間がかかるため、わが家の奥さんはワラビほど好みません。

※「ぜんまい」を漢字変換すると、「銭巻」ではなく、蕨(わらび)によく似た漢字の「薇」が出て来ました。何となく面白いですね。

スミレ(菫)

2006-04-26 08:02:27 | スミレ科
田んぼの畦道や土手に咲いています(2006.4.26 6:39 撮影)。葉柄に翼がある見慣れたスミレ、これがスミレ科スミレ属スミレのはずです。
曇天の露出不足状態で撮影したため、写真の出来はイマイチです。後日差し替えるつもりです。

フデリンドウ(筆竜胆)

2006-04-25 13:35:04 | リンドウ科
桜の木の下で芝の中に数輪咲いているリンドウ科リンドウ属フデリンドウを撮りました(2006.4.25 12:33 撮影)。目立たない花のため、いつも通る小道脇にもかかあらず初めて発見しました。
よく似た小型のリンドウにハルリンドウがあるようですが、図鑑を見ると茎葉の形状と色で容易に識別できそうな気がします。

ウマノアシガタ(馬の足形)

2006-04-24 07:29:38 | キンポウゲ科
休耕田に咲き始めました(2006.4.24 6:37 撮影)。
これまで「ケキツネノボタン」にしていましたが、埼玉の友人むうじんさんから「ウマノアシガタ」であるとご指摘を頂きました。再調査の結果、花に光沢があること、根生葉に長い柄があること、茎が細く弱々しいこと、キツネノボタンやケキツネノボタンの花期はやや遅いことなどが判りましたので、むうじんさんのご指摘通り「ウマノアシガタ」に訂正しました(2006.5.1)。

ヒメウズ(姫烏頭)

2006-04-23 08:07:54 | キンポウゲ科
朝露に濡れたヒメウズです。ごく小さい花で、ともすれば見落としてしまいそうな山野草です(2006.4.23 6:26 撮影)。
※山渓名前図鑑「野草の名前:春」によると、ウズとはトリカブトのことのようですが、花がトリカブトに似ているからではなく、実(袋果)がよく似ているそうで、そこから小さなトリカブト(烏頭)、すなわちヒメウズ(姫烏頭)となったようです。

コバノミツバツツジ(小葉三葉躑躅)

2006-04-22 10:50:14 | 落葉低木
田んぼ脇の林縁にコバノミツバツツジが咲き始めました(2006.4.22 8:27 撮影)。たった一本、しかも小さな木ですが、鮮やかなピンク色が緑に冴えています。

コバノミツバツツジはこの地方には多く、場所によってはヤマザクラと一緒に全山をピンク色に染めているところもあります。わが基地の裏山にもミツバツツジの切り株が多数あります。この切り株から出ている「ひこばえ」を大切に育てたいと思っています。

ツボスミレ(坪菫)

2006-04-21 07:39:16 | スミレ科
自宅敷地脇の空き地で見つけた小さな可愛い純白の花のスミレです(2006.4.21 6:25 撮影)。図鑑で調べ、一応「ツボスミレ」と判断しましたが、念のため、いつものネット植物掲示板に投稿して「ツボスミレ」であることが確認されました。
自宅敷地造成工事に伴ってこの地にやって来た繁殖力旺盛なスミレのようですね。しばらく様子を見たいと思いますが、その繁殖力は在来のスミレにとって脅威になるかも知れません。もしそうなら、困った問題です。
山渓名前図鑑「野草の名前春」によると、「花柄は長く伸び、先端に花をつける。この草姿が、高僧が持つ“如意”に似るので、」ニョイスミレ(如意菫)とも呼ばれるようです。ただし、同じ「山渓」でも山渓ハンディ図鑑1「野に咲く花」では、「・・如意は、孫の手に似た仏具のことで、葉の形が似ていることによる」と、よく判らない説明がなされているので注意が必要です。