古いiPod用にモバイルヘッドフォンアンプ作りましたが、聞きながら充電できるようにと単三電池2本の昇圧モジュールを移植しました。
使い古しだが開放電圧が2本で3Vほどある電池を装着して、充電スイッチをいれると昇圧モジュールの入力はすぐに1.3Vまで下がった。出力は4.3VでiPodの表示は充電状態を表している。
このとき直接電池の端子を測ってみると1.5Vを指していた。この電圧差が接触抵抗かと、電池から完全に電気を搾り取るために、電池BOXの改良にとりかかりました。
プラスチックの電池BOXから端子やバネを全てむしりとります。そのあとに0.3mm厚のリン青銅板を4mm幅に切って端子を作ります。+側は長さ18mm、−側は長さ28mmでちょうどでした。−側のバネん効き具合も程よい感じです。
リン青銅なのではんだ付けも簡単。下の写真の右側が普通の電池BOXにスナップコネクタ。真ん中が端子やバネをむしりとった状態。左が完成した電池BOX。
早速、電池をいれて、20Ωのセメント抵抗で電圧低下を測ります。
電池は測定時の消耗を考えてエネループにしました。開放電圧は2.580Vでした。
当然ですが開放の時はどちらの電池BOXも同じ電圧です。
買ってきたままの電池BOXにスナップ付端子をつけたものは2.515Vになります。電流は接触抵抗を考慮しないで20Ωで計算すると126mAになります。
改良した電池BOXは2.559Vになりました。電流は128mAです。
四端子法の測定でないので、正確ではありませんが、改良した電池BOXの接触抵抗を0と仮定すると、2.559÷0.126=20.3で0.3Ω接触抵抗が軽減されたことになります。
電流を1A流したら、電圧低下は0.3Vになります。単三電池2本の3Vの一割になります。
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