斜め横と正面から撮った大日如来は日本の石仏の中でも最高傑作の一つとされる。
-高く秀でた眉、切れ長の伏し目に端正な顔、ほのかに紅を刷いた唇にあたたかい御心が通う-
上の古園石仏は、大日如来像を中心とする曼荼羅を構成し、臼杵磨崖仏の中心的存在。
第1龕には阿弥陀三尊像が巧みに彫り起こされ、その堂々とした軀体、中尊と両脇侍のそれぞれに異なった豊かな表情などが素晴らしい。59体が国宝。
いまは、風雨の浸食から守るために屋根で保護されている。石仏の台座の円や四角の穴が開いているのは、中に願文や経巻を納めたとされる。
此処の磨崖仏群は、ほぼまとまっており国東半島のように辛い登りもなく、ガイドもついて楽に見学できた。ガイド付は、観光客に優しいシステムと感心したのだが、一周後お店に誘導された。