goo blog サービス終了のお知らせ 

モルト部屋呑みテイスティング

部屋呑みのためのリーズナブルなモルトウイスキーを壊れた味覚と貧相な表現でテイスティングします。

ストラスアイラ 1979/2007 55.7% シグナトリー

2015-12-13 11:38:14 | モルト我流テイスティング
引き続き毎週の伊勢業務が続いたが、年内はもうないか
先々週はビッグサイトでIndustry4.0とIoTの情報収集出張だった
国内メーカはこれを流行語のように使っていて内実は既存の仕組みの延長線上にしかなく思った通りの頭の固さ
外資、特にドイツ系は提唱元でもありかなり柔軟で、なので掴みどころが今ひとつ
分科会に顔を出してキャッチアップと勉強が必要だな

日帰り出張だったが金曜日だったので東京のいつものホテルで一泊した
目的は言うまでもなくモルト
有楽町のモルトバーで長熟を中心に6杯ほど頂いて大満足
BBRのオーヘントッシャンが思いのほか美味しかった
最近酒屋でいくつかのボトラーズから近い年代のオーヘントッシャンが出てきてて気になっていたので、参考になった
このレベルなら買ってもいいな
皆さんもそうであるように、おいらもモルトの名前を省略して呼ぶことが多い
リベット、バンク、キャパ(スキャパではない)、ゴイン、バランなどなど
決して通気取りなどではなく呼び慣れているからなのだが、この日はバーテンダーと隣のお客がオーヘントッシャンをオーヘンと呼んでいた
オーヘンの響きが横柄に似ていて、うーん、この呼び方はないだろうよ…

そういえば、帰国の時の機内で久しぶりに「セントオブウーマン」を見た
大好きな映画で、ガブリエル アンウォーとアルパチーノのタンゴのシーンがすっごくいいんだよね
映画の中でアルパチーノがジャックダニエルのことをジョンと呼んでいた
長い付き合いだからそう呼んでいいんだ、と
カッコいいね
おいらもマッサンって呼ぼうかな、竹鶴のことを
付き合い短いからダメかな

大好きな東京湾側の部屋で、目が覚めたら朝焼けが綺麗だった



ストラスアイラ 1979/2007 55.7% シグナトリー



アタックは刺すようなトゲトゲしさ
これが強すぎて味が感じられない
バランスが猛烈に悪い
長熟であればこの後に何か少なくとも蒸留所の特徴が来るはずだが、なーんも来ん
何じゃこりゃ?
辛いばっかりでノートしようがない
仕方なく、少し加水してみた
嗅覚がバカになってしまったせいかもしれんが、香りの広がりなし
甘くなったりする事もなく、すーーーっごく残念なやつ
ラベル貼り間違えたんじゃないと、シグナトリーに問合せてみよう

上記が開栓直後のノート
気が引けたのでブログにアップせず、2ヶ月置いて昨晩のノートが下記

バニラ系の甘い香り
アタックはやはり辛さ先行だがトゲトゲが、トゲくらいになっている
クッと飲むと辛さが前面に出てしまうが、ゆっくり舌の上で転がすと印象がかなり違う
濃厚な甘みとややナッツか
サラッとしているが、ゆっくり嚥下するとフィニッシュが長くなる
口に含んだ後の取り扱いで結構変わるやつ
それでも低CP

ボウモア 25年 48.4% BBR

2015-10-10 21:33:40 | モルト我流テイスティング
ノーベル賞受賞おめでとうございます!
理論物理の面では日本も世界を引張ている感もあり、それがまた再確認されてとても嬉しい。
学生の頃は電磁気学から一般相対論までを勉強していたので殊更誇らしく感じる。素粒子は量子力学の入り口程度しかわかんないけどね。
積分方程式を境界要素法でガシガシ解いていた時が懐かしいな
高校の頃から世界で一番大切な学問は物理と信じて疑わなかった。数学は物理学の要請から発展した学問だから、まーこれも大事だけど

反面、今年もハルキニストっていうのか、むしろオナニストだな、精神崩壊したような小説の偏愛者らが、涙して悔しがる光景も確認することができた。
お気の毒にノーベル賞はチンプンカンプンさを競う賞だと勘違いしているのだろう
ボジョレヌーボー祭りのように是非毎年の行事として定着させて欲しい
村上春樹が死去するまでの期間限定だがな

先月末からずっと伊勢出張でストレスも溜まったので開けてみた

ボウモア 25年 48.4% BBR



ピートを上品に感じる程度の香り
花の蜜のような甘い香りもして、どんな味だろうかとワクワクする
香りはいい意味で裏切られ、サラッとしていて直ぐにオイラの好きな饐えた味が辛味と一緒に来る珍しいパターン
その後にフローラルな香りが口に残り最後にピートがうっすらと影を落とす
度数は低めのカスクだが、アルコールはしっかり主張している
フィニッシュは短め
空いたグラスを嗅ぐとしょっぱい海藻のかおりがした
ゴールデンカスクのボウモアを思い出させる


リンクウッド 1987/2003 45% サマローリ

2015-09-20 12:26:53 | モルト我流テイスティング
皆様はシルバーウィークをいかがお過ごしか

かなり過ごしやすくなってきて、夏の間やろうと思い立ったことを実行に移すフェイズにはよいのではなかろうか
おいらは半日本屋で物色して良さげなRの解説書が手に入った
巷ではビッグデータやIoTなどと騒がれているが、集める仕組みなんてどーでもよくってそれをどう活かすかが大事なんだよ
公務員ではないんだから箱だけ作って満足しててはダメだろう
入れ物の名前ばかりが前面に出ていて非常に違和感を感じる
あまたある統計手法がいまだに衆目を集めないアンバランス感
機械学習を頑張って応用できるようにして2,3歩先を進んでおこう

話は変わるがやはりあの悪法は成立するようだ
法自体が意味するところもあるが、心配なのは民主主義国家でありながら主権者の過半の意見が通らずあらぬ方向へ政治が国を進めることができる仕組みだろう
小選挙区制や参議院の存在意義などの再考や、そもそも国会議員として資質を持たない候補者のスクリーニングの必要性など総体的に課題は大きい
民間は一流でも政治行政は三流以下なのでせめて二流といわれるくらいに頑張って欲しい
何にせよ今回のことで、選挙民が政治に対して無力感など持たなければ良いと願う

リンクウッド 1987/2003 45% サマローリ



甘くウッディーな香り
アタックはオイリーで麦の甘さが来る
直ぐさまフローラルな香りをふわっと口内に広げて昇天する
フィニッシュにかけてチョコ様のビターさがその後に澱のように舌に残る
いやー、旨いね
サマローリでありながら比較的リーズナブルな値段で高cp

リンクウッドは好物の一つで色々飲んだけど、また新たな側面が発見できてしあわせ

ホッグスヘッド 43% ブレンデッド シグナトリー

2015-09-12 12:32:44 | モルト我流テイスティング

使っても使い切れないほど税収があると思って仕事をしているとしか思えない

ザッハに払ったデザイン料や盗作エンブレム関連で使った額やこれから損害賠償請求に対する費用と賠償金などなど

恣意的に甘い見積りや選考基準の不透明さなど、ここに至る経緯が悪質だ
普通の会社であれば関係者には厳しい処分が下されるところだ
それは結果の成否によるものでなく、そこに至る過程がボロボロだからだ

おいらの持論だが、公務員は社会人ではない
社会人経験者が公務員に成り下がったケースもあるだろうが、そいつらは社会人としての素質がなかったから公務員に天下りせざるを得なかったんだろう

年度ごとに与えられる予算は一銭残さず使い果たさないといけない金銭感覚の異常さ
何かやらかしても責任を取る必要のないぬるま湯環境
社会人の常識から掛け離れるにもほどがある

公務員も世間体が悪いから社会人がやっている風のことを真似て仕事をしているんだろうが本質がわかっていないからこんなことになっちゃう

少なくとも血税を支出する際は公務員同士や議会の判断ではなく、例えば会社経営経験者などで構成させた外部有識者団体の承認を得るステップなど入れてはどうだろう
社会通念上常識的な行政が可能にならないだろうか
公務員管理職の数も減らせるし

社会人になる能力がないから簡単な仕事を与えて社会人が飼ってあげていること自覚してほしい

ホッグスヘッド 43% ブレンデッド シグナトリー



とても強いピートとヨウド香
少し麦焼酎の香りもあり
瞬間はピリッとしてやはりピートの主張が激しい
その後は以外とオイリー
焦がしたチョコの味
さらにその後は焦がした何か
焼きすぎたお餅の炭のような感じか
普通焦がしたというと婉曲に炭を表現するが、こいつはストレートに炭だな
フィニッシュは苦々しさという、その通りの結末
まーこりゃこれでありだろう

アイラばかりでヴァッティングしているわけではないはずだがとてもピーティーで少しがっかり

スキャパ 2001/2014 43% GM

2015-08-09 12:37:57 | モルト我流テイスティング
7月末に夏休みがあったのでお盆は4連休しかなく来週前半も引き続き仕事
忙しいからいいんだけどね
お盆は東京のホテルを3泊予約しているので、またモルトバー巡りだな
乃木神社にもお詣りしないといけないし
マンネリ気味でそれ以外に用事もないし、今年は更に暑そうだから2泊にしようかなぁ

昨日も仕事で、帰宅後一本開けてみた
スキャパ 2001/2014 43% GM



フローラルで清々しい香り
開けたばかりだろうが、香りってこんなに良かったかな?
香り通りのサラッとしてバーモンドではないが蜂蜜からリンゴのように変わる感じ
飲みはじめるとあまり香りは気にならなくなるけど、こいつは香るね
あっさり系だけどフィニッシュは長め
1杯目には打ってつけで、次のモルトを引き立ててくれる

前のGMのスキャパがなくなりかけてたから買ってたやつ
樽詰め年が同じで熟成期間が2年延びているが、香り以外はそんなに変わらない

しかし庶民のモルトだった頃から味の傾向は変わらず価格は3倍ほどになってしまい、もやは低CPと言わざるを得ない
でもオフィシャル16年が相変わらずまずく、スキャパはもうGMしかありえないので仕方ない

先週末、料理屋へ九州土産をもって魚を食べに行ったら、鑑評会用のお酒を頂いた
番頭さんは利き酒師でもあり、鑑評会のお酒で日本酒のトレンドを予想してるそうだ
檜の香りが少しして、少しフルーチーだった
ここでは最近、菊鷹と写楽しか飲んでなく、菊鷹に似た感じ
酒蔵の腕試しで作っている市場には絶対に出ないお酒ってこともあってか、素人のおいらには余計に美味しく感じた