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モルト部屋呑みテイスティング

部屋呑みのためのリーズナブルなモルトウイスキーを壊れた味覚と貧相な表現でテイスティングします。

ラフロイグ 1988 61.1% Acredyke Whisky ltd.

2016-05-14 15:54:39 | モルト我流テイスティング
本当に忙しくってだいぶ更新していなかった
とは言いながらもゴールデンウィークは7連休も頂いたのだが…
なんでこうも日本人は一蓮托生が好きなんだろう
欲しい時に1,2週間の連休が取れてもいいくらいにはまだ成熟していないということ?
北米担当だから、GWって返って少し迷惑なんだよね
なら、休出すればいいのだけれど、そんなに一生懸命にもなりたくないし…

モルトは相変わらずだが、最近ハズレが多くって困ってしまう
ノート取りながら、うーんブログに上げるほどじゃないかなと思うことが多い
先週開けたやつがすごく美味しかったから久しぶりの更新だ

ラフロイグ 1988 61.1% Acredyke Whisky ltd.



香りは弱いピートを感じるオフィシャルのそれと同じ
オフィシャルと同じか、となんだか少しがっかりさせられる
アタックはハチミツのような濃厚な麦の甘さ
後半に薄っすらピートとその焦げ臭さは感じる
まーラフロイグも色々頂いたがまた全く別のパターンで驚いた
猛烈に旨味が濃く、また甘みのせいかアルコールのトゲが驚くほどない
グビグビ飲めてしまいそうでこわい

1年ほど前、見たこともないボトラーズだったが虫の知らせを感じて買ったやつ
封蝋のように見えてなんだかわかんない処理がされており開けるのに苦労した
と言うか開けるのが面倒だっただけだが…

ラフロイグ PX Cask 48%

2016-02-21 12:07:52 | モルト我流テイスティング
仕事上、どうも精神的に落ち込むことが多いここ最近、考えることはいつも実家に帰ること
つまんない手配関連ばかりで、おいらの苦手な業務
他部署や協力会社と調整したり、通り一遍の仕様書を書いたり
エンジニアの仕事じゃないだろ、これ
どう効率よく回すか考えるのもエンジニアの仕事とは上司に言われるが、そんなの事務屋でも考えられるだろうよ
ってなわけで、地元で次は何をするか思案中

ラフロイグ PX Cask 48%



年数表示はないけど、説明書きにはバーボンダル10年後、クォータカスク、でPX樽と、トリプルマチュアだから、12年くらいか
シェリーよりもピートが強い香り
でも少し混ざっていてゴム臭がする
アタックは思ったよりマッタリとしていて、それでいてピーティー
ピリッと来ないのはやはりペドロヒメネスの甘さが効いているからか…
このマッタリ感とシェリーの甘さがフィニッシュまで続く
加水されているわりに度数は高いがそれをも感じさせない
ただ、普通のラフロイグをペドロヒメネスに詰めればこんな感じだろうと想像ができてしまう範疇の中で奇抜さがなく少し残念
良くも悪くもオフィシャル

オーヘントッシャン 16年 53.5% キングスバリー

2016-01-10 12:29:00 | モルト我流テイスティング
今年も引き続きうちの業界は忙しく、案件は盛りだくさん
ちょこちょこ渡米しながら中国出張も増えそう
開発関係でドイツも一回くらいは行くことになるのかな

一昨年の今頃はよく上海北京に出張していて、うまい空気と食べ物とフレンドリーな中国人たちに辟易としていたが、現地経済が下向きになったおかげで、それ以降は行かずに済んでいた
今回は内陸になりそうでさらに別の面でとても不安

まぁー共産党がうちの業界にまたぞろ注力すると言いだしているから無視するわけにもいかないのだろう
しかしおおよそ狼少年になりつつある感は強く、経営者たちはおくびにも出さないが切り離す用意はしていることと信じている

ということで昨日は近くの酒屋へモルトを仕入れに行った
バーに座って何をオーダしようかバックバーを眺め始める瞬間と酒屋に入ってボトルを物色する瞬間が大好き
この段階ではモルトに裏切られることがないからね

今回はサマローリのラフロイグとブラッカダーのティーニニックとで、だいぶ迷ったが年末東京で飲んだオーヘントッシャンの印象が良かったので泣く泣くスルーした
結局下記と定番のGMのスキャパを購入
お金が無尽蔵に湧いて出る財布があればいいのに…

オーヘントッシャン 16年 53.5% キングスバリー



揮発するモワモワに乗って麦の甘い香り

アタックはオイリーってほどではないがクリーミーでやはり麦の甘さが際立つ
その後に、ふるーちーな甘味に変化
鼻から抜ける香りはカマンベールチーズの白カビ臭
やや度数が高く味が濃いためフィニッシュは長い
旨いが特筆するどの奇抜さはなくcpはそれほど高くない

ちなみにつまみは酢牡蠣と米国で買ったティラムックのチェダーチーズ




レジェンダリー 26年 48.4% ブラッカダー

2016-01-03 12:36:13 | モルト我流テイスティング
あけましておめでとうございます
今年も美味しいモルトが 飲めますように

今年は正月は9連休+1有給
いつものように大分で一泊して北九州に帰省した

大分の晩ご飯は吉田類っぽくひとり居酒屋で関アジ、関サバ、それと今年は関ブリなるものを頂いた
関サバはいつ食ってもうまく好物だが、関ブリは初めてでちょっと微妙
脂が乗ってうまい時期なのに佐賀関の激流に鍛えられマッチョになったせいかゴリゴリしている
大分のひとはこの食感が好きなのだけど、県外のブリ好きにはどうかなぁ?
蒲江の牡蠣が食えるかと期待していたがなぜかまた仙鳳趾の牡蠣
粒が大きいのが特徴な牡蠣だが身が痩せていてイマイチ
お酒は写楽、ちえびじん、獺祭をいただき美味しかった
ちえびじんは大分のお酒でトロッと甘く、魚には絶対に合わないがデザートワイン(甘味酒?)的な感じで食後にはいいかな

たらふく魚を食っていつものバーへ
近況報告など行い、その晩も色々頂いた
このうち一本をその場でノートした

レジェンダリー 26年 48.4% ブラッカダー
バルベニーのボトラーズ版で蒸留所名が使えないのでこの名前
また、そのまま樽の中身も売れないらしく1%だけ何かバッティングしているらしい(名前失念)



ハチミツかなったと思ったのは瞬間で有機溶剤のような香りと酢イカのような酸っぱい系の香り
オフィシャルのそれにもこの傾向は微妙にあるがここまで強調されていない
アタックは酸味が強く、やや渋い
その後に麦ベースの香りが広がりここでオフィシャルのバルベニーにつながる感じがする
されども甘味はなく複雑系
フィニッシュは少しピーティさが残りここで甘味か?
常連さんに勧められ置いたらしい
キワモノの部類か、でもこれがヒットする感性のその方とは話が合いそう

帰省してからは友達と飲んだ義俠がうまかった
愛知のお酒らしいので、豊橋の小料理屋にあるか聞いてみよう
伯父からは正月用に一本義という福井の酒をいただいたが、伯父には珍しくハズレ
妹夫妻が持ってきた越の誉 もいまいち
もっぱら近所の酒屋で買った田酒を飲んでいた

飲んだくれの正月だったな



クライヌリッシュ 19年 51.7% ウイスキーエクスチェンジ

2015-12-23 13:34:57 | モルト我流テイスティング
水木金と業界規格会議に出席
国際規格なので全部英語
しかし書いてあることの意味を理解せずに棒読みされると、聞いてて何言ってんだかわかんない
何となくネイティブの気持ちが解った気がした
去年は新規格があったため議論が白熱したが今年はシャンシャンと進行して早く帰れた
八重洲のハセガワで何か買えるほど時間に余裕はなかったけど

会議の合間を見て予約していたセミナーを受講したが、シビれたね
特にAIが数学の文章問題を実際に解析して解いているところなんか鳥肌が立った
すでにセンター試験で偏差値が56あるらしく、普通の国立大学なら合格できるレベルまでに完成してる
やはり乗り遅れないようにこっちに注力すべきだと再認識した
ベンチャーとも接触できたし企画書書いてみるかなぁ~

この先20年で仕事の8割がAIに置き換わろうとしているのに、世間が何の準備もしていないことに不安を感じている、的なことをビルゲイツは言っていたが、おいらを含めまさにその通りだ
産業革命のような革命がホワイトカラーに来るのだそうだ
最初に置き換えが簡単な仕事は銀行業務らしい
霞ヶ関で10人がかりでやっている仕事も3人くらいで済むそうになる可能性も大きいらしい
ま、公務員ができるような単調な仕事の多くに、人を張り付かせる必要はなくなるんだろう
自公政権に戻って聞かれなくなった公務員改革がAI面から解決される日も近いか

クライヌリッシュ 19年 51.7% ウイスキーエクスチェンジ



フローラルで軽やかで正当なクライヌリッシュの香り
一口含むと瞬間ピリッとした後に深く複雑な麦の味が広がる
ややオイリーで、スモークチーズのような澱が舌に絡まる
複雑なままフィニッシュが驚くほど長い
良質のクライヌリッシュを濃縮した味
少し高かったけど、近ごろの同じ価格帯のシグナトリーに比べると何でこんなに違うかなー、と思ってしまう

シンク下のモルトも減ってきたからまた少し仕入れるか