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I.Takashi @ NED

商業計画プランナー、リサーチャー、ライター。
海外の街や特別なホテルの情報、最新農業事情や食の研究などをお届けします。

My Home Story:建築デザイナーが一戸建てを購入した実録記3

2021-05-09 11:59:00 | 【My House Story】

[住宅トレンドの見方、情報の取り方]

 

家を買う前にまず情報を取って、予備知識を蓄えないといけません。

いけないってことはないですけど、その方が世の中のいろいろな側面が見れて非常に楽しい。

家を買うと言うことは、こんなにも世の中の流れと関わり、自分が知らないことが多いのかが分かると思います。

少なくとも僕の場合はそうでした。

 

基本的な知見を得るために僕が異利用していたのは、沖さんのサイトです。(サイトリンク)

この方はマンション売買に関するアドバイザーとしては有名な方のようで、なかなかわかりやすく昨今の不動産事情やマンション事情について教えてくれます。

 

本も参考にしました。

既出の沖さんの本「」と、私の本ともテーマが似通ってますが「」です。

この方の内容は、私見が多い私の本の内容よりもデータに基づき、より専門的な内容です。

そして中古戸建てを買うことに偏った内容になっています。まぁそれがテーマなのでもちろんそうなるんでしょうが。

ちなみに私はこの本を参考に中古戸建ての購入をした訳ではなく、結果的にそうなっただけです。

新築戸建てもたくさん見てきましたし、マンションもたくさん見ました。

 

それから、個人的に重要と思うのは「東京R不動産」。縁あって、まだ渋谷でひっそりと開業していた時から存じてますが、いまや老舗の不動産エージェントになりつつあります。

このチーム(会社と言うよりは、目的に合わせて自由に編成される「チーム」プレーのような雰囲気の集団かと)の良いところは、その視点です。ホームページを見てもらうと分かるんですが、いわゆる普通の不動産屋とは切り口が違う。もっと感覚的に、個人のライフスタイルからの視点を重視した物件検索ができるように工夫されています。

このサイトを眺めることで、いろいろとアイデアが浮かぶと思います。そして同時に疑問が出てくる。

自分は果たして、どんな生活を望んでいるのだろう?

家に何を求めているんだろう?

新築は新しくていいけど、中古も捨てたもんじゃないではないか?

子供の頃はこんな家に憧れた。

奥さんとこんなテラスで酒を飲みたい。

広くなくても、屋上に住みたい。

自分の働き方に合う家はどんなだろうか?

などなど。

このサイトは、イメージや自己問答の源泉としてバッチリだと思います。

もちろん趣味趣向がガッチリ合えば、そのまま問い合わせんしと仲介をお願いするのも良いかもしれません。

買うつもり、借りるつもりが無くても、ただ見てるだけでも楽しい。そんな情報ソースだと思います。

 

ちなみに、インターネットで、Googleやヤフーなどを使って欲しい情報を検索しようとしても、

広告やホームページのSEO対策とかで、欲しい情報にたどり着く前に非常に萎えてしまいます。

ですので僕のお勧めは、信用できそうな人が発信する情報を深掘りしていくか、

アマゾンなどで、テーマに合う本を探して読み進めるか、どちらかだと思っています。

 

無料で得れる情報には必ず裏があります。

結局は有料に誘導されるとか、大して役に立たないとか。

ネット検索以外で自分でアンテナを張って、情報収集していきましょう!

 

I.Takashi


My Home Story:建築デザイナーが一戸建てを購入した実録記2

2021-05-08 11:57:56 | 【My House Story】

[マンションか戸建てか]

 

 

どちらが良いか、皆が必ず悩む問題。みなさん、即決できますか?

 

考える指標によってどちらが良いかの判断になると思います。

なんのために家を買うのか。

 

家を買う理由。

・家賃や毎月の出費を下げる

・近隣との騒音問題

・資産形成

・広い家、好きな間取りに住む

・内装や庭をいじりたい

・車が欲しい

・ペットを飼いたい

などなど、いろいろある。

 

家選びは、まず優先順位を持って、検討していかないとなかなか決まりません。

予算には限りがあるし、子供がいる場合は住む場所もある程度限定される。

そして、マンションにしようか、戸建てにしようか、新築か中古か、悩みます。

 

マンションの場合は、セキュリティがエントランスに絞られるし、ゴミ出しとかも楽。

なにより資産価値が一戸建てより価値を保ちそうだし、老後も安心という気持ちになる。

しかしながら、豪華なマンションほど維持管理費用が高いし、年々高くなる。駅近ほど固定資産税が高い。

戸建てに比べて相対的に狭いし、駐車場は別料金。上下左右も近隣と壁で密接している。

 

僕は家を一つしか持たない場合には、資産価値の観点よりも日常的な出費の観点から家の購入を検討した方がいいと個人的には思います。

そういう見方からすると、端的に言うと戸建ての方がいいと思う。

 

家を一つしか持たないということは、その土地やマイホームの売買が難しい。

そもそも日本の家の資産価値は、海外のそれと比べて非常に低い。

たとえば友人の住むイギリスなどでは、家というのは資産であり、経済が伸びる以上、価値はあがる。

街のルールとして規制が多く、新築の家自体が建てにくい、成熟した社会なので、そうなります。

翻って日本を見たときに、日本の場合は安普請の建築物を建て替えることで社会が成り立っています。

本来壊す必要のないものまで壊される日本。その是非はここで問いませんが、そうなっています。

 

土地の価値はさておき、上物である建物は、使い捨て感覚にならざるを得ないかもしれない。

でも、これからの社会・生活は自分の時間を確保することが必ず容易になってきます。

激しく働く世の中ではなくなってきているし、副業の容認を含め、多角的な社会になってきている。

だとすれば、自分で直す気概を持ち、家に向かい合っていけば良いのではないか?

人に任せる部分はあっていいけど、自分でできることはDIYするとか。楽しめばいい。

欧米では自分でないそうやったり、床を貼ったりするのは普通です。

そもそも移民が多く、移民の人々はいわゆる3Kの建設に従事することが多いから、業者の施工が粗い人に任せるよりも、

自分でやった方が綺麗、というのもあるかもしれません。

でも楽しんだもの勝ちですね。

 

ということで、僕は2020年、いろいろと悩んだ末に中古の戸建てを買いました。

僕の初めての大型出費です。

 

戸建てを買い、広めのスペースで自分のビジネスや副業、次の展開を思案する。

どうやって自分の収入を増やしていくか、生き延びていくか。

会社勤めだけでは収入は増えないし、先々(すぐかもしれないけど)の年金や健康保険の破綻も見えてきている。

真面目に考えるための、日々の出費の低減と未来への深い思考が必要。

そんなことが求められる時代ではないでしょうか。

 

今回の購入にあたり、その過程で得た知識、新しく知ったこと、多少のノウハウ?的なことを、

これから家を買う人、購入を検討している人、いろいろ考えるのが好きな人、いろんな人に参考にしてもらえれば嬉しく思います。

 

I.Takashi


My Home Story:建築デザイナーが一戸建てを購入した実録記1

2021-05-07 11:54:35 | 【My House Story】

僕はもう20年以上、建築デザインや不動産開発の仕事に従事しています。

いままでタワーマンションのデザインに関わったり、商業施設の開発に関わったり。

でも家を買ったことは今回が初めて。

 

ほとんどの日本人って、家を一度しか買いません。

それには色々な要因があると思うけれど、

日本ではサバイバルするお金の教育・学習が欠落していると思います。

結果、資産をどう作るかという視点が欠落していることが多い。

 

かくいう私も、そのような視点を持つようになったのは古くありません!

今回も40歳にして初めての自宅。

昔から資産を築いてきた人からしたら、遅いのかもしれません。

 

今回この本を書いた目的は、皆さんの資産形成のお手伝いをするためではありません。

そして不動産売買に関するノウハウを詰め込んだ虎の巻でもありません。

 

もっと単純に、いま置かれている状況において、

「どうやったら、少しでも良い家を購入できるのか」

「何を参考にしていれば、良い家をイメージすることができるんだろう」

「家を買うということは、これからどのようなことに遭遇していくんだろう」

などということについて、

圧倒的な素人の視点で、そして少しの建築の専門の視点で、

皆さんに少しでも新たな気づきときっかけを与えることができればと思い、

そのプロセスを書き記したものです。

 

資産形成は、今の家を買ってから、

落ち着いた環境に身をおいて、

がっちりと自分の時間を確保して、

将来に向かってしっかりと企んでいきたいと思っています。

 

I.Takashi